☆本日も晴天なり☆

映画やドラマを中心に、
広島市周辺のグルメやゴルフの独り言

最近観たDVDの感想 2012年夏

2012年08月23日 | DVD鑑賞

■ 半分の月がのぼる空

2010年
監督:深川栄洋  キャスト:池松壮亮、忽那汐里、大泉洋

良かったです♪
何はなくとも池松君が良い!

「陽はまた昇る」(テレ朝)とか、「とんび」(NHK)も印象的でしたが、
これまた素敵なお芝居を拝見しました。

忽那汐里ちゃんも良かったです!
ツンデレ感がほど良くて、魅力的な女の子でした。

監督の演出も巧さを感じます。
若い二人の距離感にドキドキしながら共感していく。
そして泣かされた・・・


ちょっとビックリするような仕掛けが施されているのですが、
池松君の芝居にそれを匂わせる雰囲気があったことにビックリ
(演技力なのか!?演出力なのか!?)

しかも大学合否発表の時の髪型とか芸が細かい(笑)


難病モノはちょっと苦手なんだよなーとか思いながら見始めましたが、
コレおすすめです!

 

■ しあわせのパン

2012年
監督:三島有紀子  キャスト:原田知世、大泉洋

 

「かもめ食堂」とか「南極料理人」好きな人にはおすすめです。

「食堂かたつむり」系ですが、私「食堂かたつむり」が好きじゃないからなー


りえさん(原田知世)は心に傷を負ってるっぽいキャラ設定ですが、
ハッキリとした描写はありません。
そんなごまんと居そうな設定にして、女性の共感を狙ったんでしょうか?

これまた大泉洋演ずる水島君が、年下ながら超優しくて
りえさんを温かく見守ってくれるという、アラフォー世代が理想とするような夫。

夏秋冬それぞれに訪れる客が、それぞれエピソードとなり
水島夫妻が営む「カフェ マーニ」で人生の転機を迎える。
春には水島夫妻にも人生の転機が訪れます。

美しい自然と、ゆったりとした時間。
そして美味しそうなパン。


まったり系なので、細かくどうこう言う作品じゃないんですよね~
映画全体の雰囲気みたいなものを楽しむ感じ。

ちょっと、ふんわり幸せ気分を味わいたい時に観たい1本です。

 


最近観たDVDの感想 2011/夏編

2011年08月19日 | DVD鑑賞

「ジーン・ワルツ」
2011年/111分
監督/大谷健太郎  出演/菅野美穂、田辺誠一、浅丘ルリ子

DVDのジャンル分けが、サスペンス/ミステリーとなっていましたが、
これはヒューマンドラマです
それならそうと言ってくれよー
無駄に期待ハズレとか思っちゃうじゃん!

申し訳ないが、内容はあまり期待していなかったので、
良くも悪くも無くといった感じしかありません、、、

結局、南朋さんはどうなったんだ??という消化不良はあります。

久しぶりに田辺さんが普通にイイ男の役を演じていたのがちょっと嬉しい
やっぱイケメンには王道イケメンをたまには演じて欲しいというのが
私の希望です。


「東京島」
2010年/129分
監督/篠崎誠  出演/木村多江、窪塚洋介、福士誠治

面白い設定、絶妙の配役、、、でも公開後はあまり話題にならなかったな、
と一抹の不安を抱きながら鑑賞。

なるほどネ。 実にもったいないというか、惜しい!というか。

”生きる”ことに一番貪欲なのは島で唯一の女・清子で
日本男児はえらく草食系、、、

良いスパイスとなるハズの中国人グループも後半は存在感無し。

この辺の、人はたくさん出てるけど、いまいちそれぞれの存在感や
役割が分かりづらい。 登場人物達にしまりがないというか、ゆるいというか。

窪塚の取り上げ方が大きかったから、後半活躍するのかと思ったら
早々に退場。
ラストのお誕生日会の空席が誰だったのかも私には分からなかったが
想像はつく。 その為の伏線も弱い。


私、福士君結構好きなんすよ。
今作でもキーパーソンな割に、最後の扱いが微妙(笑)

人が増えれば増えるほど、ストーリーが訳わからんことになってしまって
なんか残念でしたね。

ところで清子の2番目の夫は殺されたの?
スベって落ちたの?


「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」
2009年/131分
監督/大森立嗣  出演/松田翔太、高良健吾、安藤サクラ

親無し、金無し、学無しで鬱屈とした日々を過ごすケンタとジュン。
・・・なんだけど、2人とも美形過ぎて今一つ悲壮感が感じられない。

ま、それはしょうがないか


ヤンチャな男2人の掛け合いというか、付き合いを
微笑ましく観ていたのですが、
サービスエリアでカヨちゃん捨てちゃうのが妙に哀しかった

カヨちゃんはカヨちゃんでたくましいのだけどね。


ケンタの寂しさと、ジュンの寂しさと、カヨちゃんの寂しさ。
三人それぞれの寂しさがヒシヒシと感じられて、切ないです。


「川の底からこんにちは」
2010年/112分
監督/石井裕也  出演/満島ひかり、遠藤雅、岩松了

主人公のサワコの諦めというか開き直りにちょっとイラっとするのだけど、

人並み以上の能力なんて一つも無い彼女が
彼女なりに頑張る事で少し人生が前進するという物語。

だから特別な事とか、劇的な事が起こるわけではないのだけど、
父親の病気や死、恋人の裏切りとか一つずつ
”乗り越える”という表現じゃないな、、、消化する?ことで
新たな光が見えてくるといった感じかしら。

脱力系なキャラや状況の中、少しずつ変わるサワコに好感。
 

「サッド ヴァケイション」
2007年/136分
監督/青山真治  出演/浅野忠信、石田えり、宮崎あおい

「Helpless」「ユリイカ」に続く三部作みたいな感じ。
前2作の記憶がちょっとあやふやだったので、なかなか世界観が掴めず苦労しました。


浅野忠信、オダギリジョー、宮崎あおいが同じフレームに納まってるだけで
なんかちょっと感動(笑)

浅野さんのオーラってなんだろうね。スゴイね、、、


題名からして分かる通り、そんなウキウキするようなストーリーではありませんが、
ケンジというキャラの魅力にちょっととりつかれてしまっております


 


「愛のむきだし」の感想

2011年02月15日 | DVD鑑賞

「愛のむきだし」

2009年 237分
監督:園子温
出演:西島隆弘、満島ひかり、安藤サクラ、渡部篤郎


何が凄いって、、、その長さ!
237分ですよ! 3時間57分です

お家でDVD鑑賞だったので、一日じゃ見れないと思い
ちょっとずつ観ようと思っていたのに、
あまりのジェットコースター的展開に
次の日の仕事を忘れ、一晩で一気に観てしまった!

スゲーっ! 園子温!

ハンパねぇー!

どういう才能!?
どういう頭の中してるの!?

映画紹介とかに載ってるストーリーや紹介文なんて読んでも意味無し。
百聞は一見にしかず。
観るべし!

 

西島君がお芝居してるのはTVシリーズの「外交官 黒田康作」ぐらいしか
見たことなかったんだけど、イイですねネ!

満島さんは、これより前に「悪人」を先に見た(他にも色々見てるけど)ので
彼女の上手さはやっぱワクワクするっす。

渡部さんもやっぱ上手いな~って改めて思う。
しかし、35歳前後頃の私の好きだった雰囲気とは何だか最近
ちがーう! って気がしてちょっぴり残念。


4時間弱のドラマをあーだこーだ言いたくないので、
ホント観てみて。

次から次へと怒涛のように事件?が押し寄せる!
そして展開が読めないから、途中でやめられない!


おかけで次の日寝不足だよ・・・


最近観たDVDの感想 2010年12月③

2010年12月20日 | DVD鑑賞

「アウトレイジ」

2010年/130分
監督:北野武
出演:ビートたけし/三浦友和/椎名桔平/加瀬亮

現代版「仁義なき戦い」ですねぇ
北村総一朗が金子信雄に見える…。

ビートたけし演ずる大友の年齢設定がもうちょっと若いほうが
説得力あったかなぁと思う。

古い武闘派は良いように使われて捨てられるという事では、
あのくらいの年齢でも良いのかな、、、

状況が二転三転し、
会長や組長が自分の都合の良いよう指示を出す展開は
面白く拝見しました。

俳優さん達の個性を活かした配役もgood job!

それにしても、たけしさんの描く暴力は見てて痛い!
見てるだけなのに、自分の体が痛くなるような錯覚に陥る。

そこが魅力でもあり、苦手なところでもある・・・


最近観たDVDの感想2010年12月②

2010年12月13日 | DVD鑑賞

「アヒルと鴨のコインロッカー」

2007年・110分
監督:中村義洋
出演:濱田岳/瑛太/関めぐみ

意識せずに観てた映画の数々が結構
「原作:井坂幸太郎」だと言う事に気づき、
可愛らしい感じがする今作をチョイス。

でも井坂モノって結構ハードボイルドだったりするんだよね。
と思っていると、今回も騙された・・・
謎解きにも騙されましたが、
コトの真相が明るみになるにつれ辛い。
皆、辛い・・・。

見事な構成で映像としても設定の逆転を成功させてます。
秀作です。

「かもめ食堂」
2006年・102分
監督:萩上直子
出演:小林聡美/片桐はいり/もたいまさこ

知人に「めがね」を勧められたのです。
以前観た気もするが、断片的にしか覚えてないので
「めがね」を見る為復習。

まったりっすね~
特に事件が起きるとか、登場人物に深い事情があるとか
そんなことは無く、たまたま出会った人物達が
かもめ食堂でちょっと幸せを感じる作品。

一か月もお客が1人も来なかった食堂に、
ふとしたキッカケから一人、また一人と来店者が現れる、、、
常に淡々とそれを優しく受け入れるサチエさんのキャラが素敵。
観てると妙にお腹が空いてくる料理の数々も素敵☆


「めがね」
2007年・105分
監督:萩上直子
出演:小林聡美/市川実日子/光石研

更にまったりデス(笑)
収入とか生活とか考えながら見ちゃいけないんですよね。

たそがれるのに才能がいるとは知りませんでしたが、
言われてみれば確かにそうかも。

何かが起きるような映画ではないけれど、
観ている者がタエコになって南の島で休日を過ごしているような感覚になります。

こちらも観てるとお腹が空いてきます。
サクラさんが作るかき氷が食べてみたい♪

「ハチミツとクローバー」
2006年・116分
監督:高田雅博
出演:櫻井翔/蒼井優/伊勢谷友介/加瀬亮/関めぐみ


原作のマンガは大体読んでます。
あまり話題にならなかったので、もっと酷い出来なのかと思ったら、
そんな事ないです。
結構、皆の心情とかマメに描いてくれてます。

ただし、原作読んでるほうがより楽しめると思う。
映画だけ観た知人があまり納得してませんでしたから。

5人それぞれの視点があるから、
いきなりじゃ分かりにくいし、入り込めないかもネ。

私は結構好きです。


最近観たDVDの感想2010年12月①

2010年12月10日 | DVD鑑賞

「ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ」
2009年・114分
監督:根岸吉太郎
出演:松たか子/浅野忠信

大谷(浅野忠信)のような男が大っ嫌いなので
設定を聞いた時あまり興味が持てなかったのですが、
松さんの評判がよろしいので鑑賞。

素敵です☆
松さんの美しさが際立ってます!
そりゃ旦那も嫉妬しますわ。

大谷という男の行動だけを見たら
即離婚!とか思っちゃいますけど、
浅野さん演ずる大谷が妙に色気がある。
冒頭、椿屋の主人(伊武雅人)に「魔物」呼ばわりされますが、
確かにあれは人をたぶらかす「魔物」です。

悪魔が恐い顔してたら誰も魅了されないし、
道を踏み外すなんてするわけないじゃん。

きっと天使より悪魔のほうが美しくて、優しいんじゃないかと思う。
そんな母性本能をくすぐる大谷と
清貧から生まれる美しさを体現しているさっちゃん。
時代背景とセリフの上手さ、全てが相まって
ある意味、ハッピーエンド?とか思えてしまう。
愛の形は人それぞれだよね~と納得した作品でした。

惜しむらくは、愛人のキャラが微妙、、、
奥さんと正反対とか、若いとか、年上とか、
ついフラフラと会いに行ってしまう魅力があるのか?

ヒロスエに魅力を感じないので、
大谷の心中相手はホントに誰でも良かったんですかね。
お金くれるから?

 

「おとな り」
2009年・119分
監督:熊澤尚人
出演:岡田准一/麻生久美子

 他人の生活音は不快に思う事こそあれ、
心地良いだなんて思ったこともありませんでしたが、
お互いの音に落ち着きを感じてる時点で
超ー相性が良いんだなと思う。

この2人の部屋テレビが無いんだよね~
(聡の寝室にはあるのかも)
谷村美月のキャラといい、ちょっとその辺は現実感が遠のいた感じがしますが、

2人がこれからの進路に悩み、
人間関係を見直し、自分の気持ちを再発見し、
新たな道へ進み始める過程が丁寧に描かれてて好感。

岡田君、やっぱ好きや~♪

 

 

「スクラップ・ヘブン」
2006年・117分
監督:李相日
出演:加瀬亮/オダギリジョー/栗山千明

週末の深夜、テレビで鑑賞。
「悪人」「フラガール」の李監督です。
あっ!「69」もか?

主演2人は安定してるし、監督は李さんだし、
面白く拝見しました。

若者の鬱屈とした日常が解き放たれた時、
何が起こるんでしょうね~

シンゴ(加瀬亮)の行動の背景は分かりやすく描かれていたのに、
テツ(オダギリジョー)の部分はかなり観客の想像に任せる部分が多かった。

細かな説明が無い分、テツのほうがより切ない感じを受けたよ。


お家で勝手に大森南朋祭り! 7~9

2009年07月25日 | DVD鑑賞
「Perfect Blue 夢なら醒めて」



2002年  103分
監督:サトウトシキ 出演:前田綾花・大森南朋・戸田昌宏

*ネタバレあり*

作品解説に「ストーカーの利彦(大森南朋)」とあったけど、
これはストーカーじゃないよ。
ストーカーはマネージャーの嫁だろう。

“変なキャラも、ごく普通のキャラも、
大森テイストが入れば、自然と作品の中で生きてくる”
と常日頃思っておりましたが、この作品はちょっと違う

「ストーカー」という粘着質な恐怖は利彦からは感じられない。
純粋な愛なら感じる。
その点では大森さんの演技+起用はOKでしょう。

究極の愛はその人になること!?
その人になる程、執着した愛を
残念ながらこの作品からは感じる事は出来なかった。

これ、利彦の役割が主人公と同性ならもうちょっと
しっくり来たんじゃないのかなぁと思う。



「イツカ波ノ彼方ニ」



2005年  88分
監督:丹野雅仁    出演:平岡祐太・加藤ローサ・大森南朋

何がしたかったんでしょうか?この映画
主演2人の雰囲気からはかけ離れた話しの展開

予告編見て本編みたら、勝男(大森南朋)に関して
重要な部分が予告に入ってて、先の展開が分かってしまい
非常に残念な気分で前半観ました
後半はあまりのグダグダ感に更に残念な感じ

主役2人より、盲目のボクサーや、魂を売った三味線奏者の方が
キャラが立ってたゾ。
あとVシネ以外での曽根英樹は貴重な感じ


ヒロインをもっと魅力的に描いて、
兄弟との友情とも愛情ともつかぬ関係をクローズアップさせた方が
ほんわか出来て好きだな。
上記のDVDパッケージ画像のイメージで、
何でこんな血なま臭いもの見なくちゃなんないの?

ラストは「ケイゾク/映画」っぽくしたかったんでしょうか?




「カルテット」



2000年  113分
監督:久石譲 出演:袴田吉彦・桜井幸子・大森南朋・久木田薫

上記二つの感想書いてたら「カルテット」は至極まっとうな作品である
と再認識した次第です。

音楽はすごい綺麗でした。オリジナル曲も多々入り、
花火会場でトトロ演奏されちゃ、そりゃ私も振り向きます

コレと言った奇抜な演出はありませんが、
音楽と調和した美しい映像が多かった印象です。

久木田さんの演奏中のシーンは別格ですが、
他の3人も違和感なくて素敵でした。
俳優さんってスゴイな~

このへんで4人が素晴らしい演奏をして終わるのだな、、、
という期待を裏切り、素晴らしい演奏は中々始まらず、
思いのほかクライマックスが長かったです

桜井×大森のツーショットに妙な懐かしさを感じると思ったら、
コトー先生で夫婦役でしたね

お家で勝手に大森南朋祭り 4~6

2009年07月16日 | DVD鑑賞
DVDのパッケージをバッチリ飾っている3作品です


「キャッチボール屋」



2005年  105分
監督:大崎章  出演:大森南朋・キタキマユ


ゆる~い感じですが、結構私好きです
人には色々事情があるし、想いもある。
人知れずくじけそうになるけど、人知れず再生する能力もある。
それを説教臭くならず、やさしく諭してくれているような気がする。


出演者も良いです。
キタキマユさん演じるマイペースなOL。
元高校球児の寺島進←マジでボールを投げる姿がサマになってる。
元プロ野球選手の松重豊(今更ながら、手足長げっ!)
いつも帽子を被っている光石研←(カープというあたりに惹かれる)
転職を考える取り立て屋の水橋研二


訳が分からないまま、キャッチボール屋を勤め、
自分も含めた、登場人物たちの再生に係わる男・大森南朋

これまた南朋さんがさぁ良いのよ。
最初の戸惑いから、何となく状況に慣れてきて、
自分から話しかけるようになり、
キャッチボール屋として新たなサービスまでしちゃったりして。

最初は「うっ?」とか「あ!」とかしかしゃべらなくて、
しかも次の動作まで間があるの。
それが徐々に、周りとコミュニケーションを取るようになって、
沈んでいた気持ちが少しずつ変わってくる様がよく分かるの。

酔っ払ったOL(キタキマユ)と夜の公園で
話しているシーンにクスリと笑いました。
「こんなに酔っ払って大丈夫か?」て感じから
「あわよくば…」みたいな男の本音?
声のトーンとか、間の取り方とか本当巧いよね





「鍵がない」



2005年  83分
監督:山田英治  出演:つぐみ・大森南朋


山田作品を観てると何となく思うのですが、
監督的に 大森南朋=モテる男 なのかなって。
(実際モテるんですが…笑)


一人暮らしの女の子が帰宅すると鍵がない!
真っ先に思い出したのが元彼が合鍵を持っていること。
でもすんなり取りに行けない…

そんな一夜の物語ですが、
微妙に気になったのが、「今何時頃なのかな?」っていう
時間の感覚が掴みづらいところ。

夕飯食べるならこのぐらい?
カフェが閉まるならこのぐらい?
小さい女の子を寝付かせるのならこのぐらい?
最終バスがあるかないかの時間はこのぐらい?



なんか私の感覚と合わない…。
しかも良介(大森南朋)夜が明けるまで何やってたの?
夜明けから逆算すると娘を寝付かせるの遅くない?とかね。
…映画を楽しむにはどーでも良いことですけどね。


終盤は、そんなリアリティを求めて見ちゃいけないシーンが満載。
光石さんが出ているシーンはファンタジーです。
「あぁハンドルが…」なんて考えちゃダメなんです。

でも私ずーっと思っていました。
こんな遅い時間のバスじゃ、美紗子(つぐみ)帰りはどうするの?
…そんな心配もしなくて大丈夫!
その理由は是非作品を観てね。

たった一晩だけど色んな人に遭遇して、
いろんな思いを巡らせて、
主人公の美紗子は過去の自分に区切りを付けます。
人って長くて暗いトンネルの中にいるような時期が必ずあるけど、
浮上するキッカケは簡単な事だったりするんだよね。

私的に一番ドキっとしたセリフは、
良介の今彼女が1人になって「無理してるのは私か…」て所。

モテる男が憎いぜコンチクショー!←私情?





「春眠り世田谷」



2001年  80分
監督:山田英治  出演:大森南朋・今井あずさ・紀伊修平


これは、大森南朋氏の PV ですか?

ライティングとかもあまり無いし、音楽は皆無だし。
無職男の日常をリアルに綴ってるだけな印象。

大森ファンには貴重なシーンがありますので、
ファンにはおすすめです

後日、監督のインタビュー記事とか読んでたら、
本作の主人公と重なるような、、、
後半は別にして、前半は実体験なのかなと思った。

しっかり者の彼女が最後に本音が言えて
良かった良かった

やっぱ女性キャラの目線で見ちゃうなぁ。

お家で勝手に大森南朋祭り!~3~

2009年06月30日 | DVD鑑賞
「たとえ世界が終っても」




2007年  97分

監督:野口照夫
出演:芦名星、安田顕、大森南朋


【あらすじ】
余命を宣告された真奈美(芦名星)は、自殺を考えていた。
そんな彼女に自殺サイトの管理人・妙田(大森南朋)は、
長田(安田顕)という男と結婚しろと取引きを持ちかけてくる。



映画を観てて、まず思ったのが
監督さんの頭の中では 妙田 ありき、
大森南朋 ありきで作ったなってこと。

そしたらインタビューでおっしゃっていましたが、
オムニバスで考えてたストーリーの一本が独立したそうな。

もちろん全編通して出てくるキャラは妙田

納得。


丁寧なストーリーですよ。
突拍子もない設定とキャラを上手く使いながら、
妙に美しい景色が頭に広がる作品です。

キャスティングに困ったという長田(安田顕)の印象が、
最初とラストですっごい変わります。
役者さんも良いが(減量とかで普段とは別人のようなのです)
監督さんの作戦勝ちといった感じがします。

そしてとにかく巧いのが
長田の母親役の 白川和子さん

真奈美に掛ける言葉の一つ一つにグワっと心を掴まれます!
そして何故か涙が出ます。
最近、親子愛に弱いですワタシ・・・

父親役は、平泉成さんなので、長田家のシーンは
俳優さん達の力量によるものが大きいです。


妙田の中では 死=不幸 ではない のです

どこまで分かってての行動なのか謎が多い人物ですが、
大森氏がまたイイ感じで演じています!

続編を期待したいところですネ




お家で勝手に大森南朋祭り!~2~

2009年06月26日 | DVD鑑賞
「チルドレン」



2006年  104分
監督:源 孝志   原作:伊坂幸太郎
出演:坂口憲二・大森南朋・小西真奈美


【解説】
 人気作家・伊坂幸太郎の短編集「チルドレン」を映画化したヒューマンドラマ。
家庭裁判所の調査官が自身も苦悩しながら地道な努力で小さな奇跡を起こす。
坂口憲二が内向的な主人公を熱演し、彼を振り回す先輩役に大森南朋。
バラバラに見えた登場人物たちの物語が優しく結び付くラストは必見。


近所のレンタル屋さんで、このDVDのパッケージに
“あぁ大森ファンが書いたんだな”って感じの
手書きPOPが貼ってあって嬉しくなりました。


陣内(大森南朋)のキャラがすっごく良いです。
端的に言えば「おいしい」役どころですが、
大森南朋の演技あっての陣内ですから
やっぱり大森南朋は素敵という事になります


陣内の言葉を借りて

CHILD(チャイルド)は複数形になっても 'S が付かず
GHILDREN(チルドレン)って言葉が変わる。
子供は一人だと問題無いけど、複数になると別モノ」

↑な~るほどね~と妙に納得する私。


大人が格好良ければ子供はグレない

↑確かに!

これを大森氏が言うんですよ。
格好良い~


ラスト、屋上でちょっと成長した後輩の姿に
マジ顔する南朋さんの演技が良かったッス