718年、日本《孝謙・称徳天皇》と719年、中国《楊貴妃》の二人の類似点！

718年～770年、聖武天皇の第一皇女〈安倍内親王」を皇太子に・・わが国最初の女性皇太子である

そして、31歳の時聖武天皇からの譲位で第46代孝謙天皇となり、それから9年後、天武天皇の孫・大炊王に譲位

第47代淳仁天皇となる、しかしこの即位には大納言・藤原仲麻呂の計略があった、淳仁天皇を自由に操り

天下を我がものに・・この辺りで登場するのが快僧「弓削の道鏡」である

結局、藤原仲麻呂の反乱の企ても発覚して最後は殺害されてしまい、淳仁天皇も淡路へ流されてしまう

淡路廃帝と称され、天皇の亡骸は淡路陵〈あわじのみささぎ〉に葬られた

この後、重祚して孝謙上皇が第48代称徳天皇となる・・・ここからが本筋に入っていくのです

いわゆる「弓削の道鏡」と称徳天皇の関係が始まるのである

道鏡については昔から性豪としての方が有名である、実際はわからないが、称徳天皇は道鏡に溺れていく

天皇が熱狂的な仏法の信者であったことから、深みへと嵌っていき道鏡の思うがままに・・・

称徳天皇は道鏡に対して、太政大臣禅師として・・ついに最後には法王にまでしてしまう

昔から言う・・・恋は盲目か？？さてお隣の中国でも同じ時期に同じような事柄が

 

称徳天皇より一年後に生まれた、世界三大美女の一人「楊貴妃」と玄宗皇帝のおはなし

違うと言えば、まったくの逆なんです、日本では天皇が男に溺れてしまった話

しかし、中国では・・皇帝が女に溺れていくと言う話なんです

楊貴妃の　”貴妃”　位の名前であって・・正式な名前は楊玉環と云います

この楊貴妃はナント、ナント玄宗の長男の嫁だったんですが色々あって

高力士と言う宦官〈男性のシンボルを切り取っている〉が玄宗にささやきます

亡くなった玄宗の妃とよく似た女性が・・・と、一目見て夢中になる玄宗皇帝

日本では女性天皇が、エロ坊主に溺れて行き、

中国では皇帝が、エロい女性におぼれていきます

最後は同じような結末を迎えますが、違うのは・・・

称徳天皇は52歳で崩御されているのに対し、楊貴妃は37歳で殺害されてしまいます

玄宗皇帝と楊貴妃のお話は、白楽天の長詩「長恨歌」詠われています

その一節に「後宮の佳麗　三千人　三千の寵愛　一身に在り」とあるように

玄宗皇帝には三千人の女性がいたが、楊貴妃が来てからは、一人だけになった

三千人には目もくれないと言うのです・・

それでは終わりに孝謙・称徳天皇の高野陵〈たかののみささぎ〉をご覧くだされ