鈴木頌の「なんでも年表」

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マンロー 3つの哲学論文

2021-03-17 17:15:11 | マンロー

マンローは生涯に4つの哲学論文を発表している。
最初のものは横浜で出版したもので、インド滞在中に着想し、香港で仕上げられ、横浜で出版したとされる。出版時はまだ日本に定着していたわけではなく、香港に居を置きながら香港ー横浜間の定期航路の船医として何度か横浜を訪れるという期間だった。
この本はすべて散逸し、現在はその内容はわからないままになっているようだ。
2番めの本はSoul in Beingという書名で、1918年に横浜で出版されている。
3つ目は、その4年後、1922年に同じく横浜で出版された “The Riddle of Mentality and Einstein” というもので、相対性理論の説明を含んでいるそうだ。アインシュタインの訪日を機に執筆されている。ドイツ大使館の医療顧問だったマンローは、日本国内でアインシュタインと面会しており、このときに書籍を献呈している。
最後の哲学書は “Our Riddle of Existence” と題されている。この本はいったん完成したあと1932年の二風谷の失火で焼失、記憶をもとに再度執筆したものである。
全体は4章に分かれ、第二章 Purpose in and the Universe (意志と宇宙) 第三章 Dawning Life and Rising Purpose (没する生命と昇りゆく意志) 第四章 Universal Life and Purpose (宇宙的生命と意志)と題される。 
 
一応、「書誌」から抜粋したが、内容等については不明である。さらにアプローチするかどうかは思案中である。


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