囲碁3段を目指す男

現在1級。日々の対戦について半ば備忘録的に書いていきたいと思ってます。

ひろさわさんとの対局 その2

2009-12-30 23:25:17 | Weblog

私が通っている囲碁教室では、生徒の実戦を後でプロが大盤を使ってチェックしてくれる。以前、置碁のチェックで、白の立場で割り打ちは余り良くないと言っていた。そんな余裕はないだろうとのこと。
ということで、C-9などと割り打ちせず、1とカカった。

大ゲイマ受けですか~。私、大ゲイマ受けは多分打ったことない。打たれたこともほとんどない...というのが新鮮の意味でございます>ひろさわさん

「上手が使うんだからきっと良い手なんだろう」作戦で3へ。でもここはD-9とかに打ち込まれたらとっても嫌な感じ。なので、多分間違い(苦笑)
4と受けたのは中央志向のひろさわさんらしい一手。部分的には5と打てて、やや一安心。
次の6は非常に有難かった。7と打てて二立三析ができ、安心度が高まった。
私も下手なので大したことは言えないが、大ゲイマジマリからなら、C-3とサガるのが良かったような気がする。その後C-8への打ち込みを見る感じで...

1で地を取りつつ右下を脅かされた。なんとか生きだけはありそうなので、とても大きい2のツケへ。こんな展開でさぁどうする。

この対局、ヘキサさんとGO!さんが見に来てくれた。対局後に色々コメントとアドバイスをいただいた。この1の当て返しにはGO!さんからいい感じというコメントをいただき、気分上々~
ただ、3はイマイチだったか。とりあえず1が利いたから打ってしまったのだが...

普通にツぐとこんな展開になるか。黒の右上が生きているからこれは嬉しくない戦い。よって、1を利かせたかった。

5は次に6の下を切って浮石にする狙いだった。よって6は適切だと思う。

7に立ったのはやりすぎたったか。8と好形にされて困った。
9と打って10を誘い11まではほぼ予想通りだったが、12は完全に外された。
私の悪い癖で小さいところをコセコセやっている間に、ますます中央が黒っぽくなった。これはたまらん。この12、いい手でした。

でも不思議だなぁ。この日は全然焦らなかった。いつもならこの辺りで打ち込むのに。なんくるなるさー(本当か?)

ひろさわさんとの対局 その1

2009-12-30 01:40:48 | Weblog
囲碁ボケ対局3連戦の最後はひろさわさんとの対局。
手合いは全く分からなかったが、私が白で3子ということに決定。
第1戦は総裁と7子、第2戦はヘキサさんと3子ということで、とてもバラエティに富んだ3連戦だった。

ということで、この対局。
えー、わたくし、置碁で白を持ったことは片手もありません...
どうやって打てばよいか全然わからなかったが、この日は精神的に非常に落ち着いていて、どうにでもなるさーという気分で打ったのが良かった。多分その前の総裁、ヘキサさんとの対局で碁慣れしていたのかも。

まずは序盤。3本飛ばれたので厳しくハサまれるかなと思ったら8の位置のハサミ。
なんとも掴みどころのない布石だが、これなら3の石はどうにでもサバけるかなと思い、ここは手抜き。
ここは隅を固める一手と思いコスミ付けにした。その後の2も新鮮。
全く分からなかったが、もし相手がここを広げようとしたら、この白石を使ってサバくなり消すなりすればいいかなと思い(って本当に出来るのか?)、更に手抜き。

3,5はよく上手に使われる手段なので、あえて使ってみた。この「上手が使うんだからきっと良い手なんだろう」作戦はこの後も多々出現する。
さすがに受けてはくれない。6の位置のハサミも新鮮。私なら高くハサむが、ここまで自分にない感覚の手を打たれて、やや戸惑う。

7の両ガカリは無理があったなぁ。だって既に両方ハサまれているんだもん(爆)
定石通り11まで進んだ後の12も新鮮。ひろさわさんの中央志向が明らかに。
部分的には13のアテコミが打てれば満足な分かれ。22まで中央がめっきり黒っぽくなった。

普段なら焦るんだけど、この日の精神状態は本当に良かった。なんくるなるさー(藍ちゃん風)

大和証券杯 レポその4

2009-12-27 22:34:21 | Weblog
ということで夜の部。8時半開演。
総裁ともhexaさんとも初対面。でもネットで散々ボケあっているので全然初対面という感じがしなかった。
後はタイゼムのナゾさんとフリー囲碁ライターのSさん。男5人で熱い囲碁談義が行われた。
Sさんの業界ネタは面白いものあり、考えさせられるものあり、囲碁歴4年程の新参者にはなかなか刺激的だった。

そして11時過ぎから2次会に。総裁のブログでは私とヘキサさんがワインをリードしたとあるが、実際にはヘキサさんと総裁についていっただけでございます。
ここでも大いに盛り上がった。で、一つ総裁から貴重なアドバイスをいただいた。

これは先日のhexaさんとの対局で、私は3の位置にケイマしたのだが、ここは1と曲がりで打つべきとのこと。酔っ払っていたので、5,7辺りはアドバイスが違ったかもしれないが、要は下の黒の厚みに押し付けるように打って上辺を豊かにすべきとのことだった。
そうかー、この方が明らかに打ちやすいなぁ。確かに強い石から動いたのはイカンかった。

そうそう、なんで3に打ったのか思い出した。これはpgさんとの記念対局で総裁から教わった手を思い出したのだった。
しかしながら、あれは、白のカケツギがない状態、かつ黒がどちらかというと凌がなければならない場面で、2の下の位置へのツケを見つつ頭を出す手段だった。使う場所が全然違う(泣)

改めて頭の整理が出来た(と思う)。総裁ありがとうございました。


ということで、宴会もたけなわ。気がつくともう深夜1時過ぎ。あ、終電が...
総裁とナゾさんと私の3人でお店を出る。しこたま飲んで方向感覚がなくなった私たち。総裁はおそらく歩いて数分の距離をタクシーで戻り、ナゾさんと私は東京駅を見つけると一目散。でも、終電は品川どまり。あぁ。

何はともあれとても面白かった。
機会があったら是非またよろしくお願いします~>総裁、hexaさん、ナゾさん、Sさん

大和証券杯 レポその3

2009-12-26 00:50:27 | Weblog
さてさて対局が終わり、井山先生と河野先生が登場。
井山先生は思ったより背が低かった。細身だし、なんかまだ普通に高校生みたいな感じ。対局直後でメチャ疲れていた。
疲れていたといえば河野先生も同じ。優勝インタビューもうまく言葉にならない感じだった。そういえば井山先生の名人奪取後のインタビューも似たような感じだったなぁ。脳内の酸素とか栄養分を使い切ってしまうのかな。

これに先立ち、総裁の優勝インタビューもあった。
総裁、メチャ緊張している感じ。来年の大和証券杯オープンへの参加も決定。一回戦はあの張栩先生。これは見逃せないな。早くも来年が楽しみだ~。

ということで会場を後にし、夜の部へ...(更につづく)

大和証券杯 レポその2

2009-12-25 23:27:50 | Weblog
そういえば、棋譜って著作権ってあるんだろうか...
総裁の対局は終盤の深い消しからのシノギに魂がこもっていた。私のようなレベルだと簡単に死にそうだが、趙治勲先生曰く、色々利きがあって凌げているらしい。
生中継ではあの辺りが一番白熱したのではないだろうか。

さてさて、次は井山先生対河野先生の対局。
結果は皆さんご存知の通りで、熱戦だったので面白かったのは事実だが、白の井山先生は裂かれ形だったし、黒の河野先生はアキ三角だったし、余り参考にはならなかったなぁ...
勝者は解説の趙治勲先生だったのではないか。メチャ面白かった。
あんなにバンバンディスプレイを叩いて大丈夫なんだろうかと心配になるほど、熱の入った解説兼演技(?)。2時間のステージは抱腹絶倒の嵐。またお金を払ってでも見たい。(つづく)

大和証券杯 レポその1

2009-12-22 08:04:28 | Weblog
土曜日に大和証券ネット囲碁の大盤解説会に行った。
午前中は子供と公園で駆け回っていたので、総裁の対局結果を知らずに行った。
結果は... いぇーい!!!
これで夜は祝勝会決定。良かった良かった。
対局内容は序盤から総裁が優勢に。非常に分かりやすい展開になり、そのまま逃げ切り勝ちという感じだった。総裁、おめでとうございます!
そして次はプロの決勝。生ユータ先生を見た!(続く)

今日の小ネタ その4

2009-12-16 00:21:08 | Weblog
今日のブログは女流棋士特集だ。
美絵子先生最高とか歩先生に惚れそうとか色々書いてきたが、今一押しは奥田あや先生。
眼力(メヂカラ)には引き寄せられてしまう。

そんな奥田先生の週刊碁のコーナーが次週で終わりとか。とっても残念だ~!

実は週刊碁で一番の目当てがあれだった。奥田先生のファンということだけでなく、プロの考え方が
とても丁寧に書かれているので、勉強になった。人柄の良さが出ているのも大きなポイント。
少し前に絶賛したカトアツ先生のコーナーと同じくらい楽しみにしてた。

あのコーナー、結構隠れた人気があったと思うよ。他の人のブログでも取り上げられてたし。
でも今週のコーナーを見ると、もしかしたらあんまり質問が来なかったのかなぁ。
それならジャンジャン質問すれば良かった。しまった~。

えー、しばらく一人奥田あや祭り展開中です。

今日の小ネタ その3

2009-12-15 23:50:15 | Weblog
<その1>

昨日スマスマに万波奈穂先生が出たらしいね。しまった、見逃した。
ナオチャン先生、NHK杯のアシスタントも板についてきた。
そんなNHK杯、先週はイーミン先生の登場。解説はミゾッチ先生。
郷さんもブログで書かれていたが、「一時期話題になった」には笑ってしまった。

序盤右上で最近流行しているらしい定石が出現。こんな定石しらん。
ミゾッチ先生の丁寧な解説でよく分かった。
が、視聴者目線とプロの狭間でパニクったナオチャン先生が一言。
「この定石、結城先生は研究されて来たんでしょうか」
ミゾッチ先生、プチ切れ。「当然知ってるはずです」とかなんとか。

思えば今期最初のミゾッチ先生の解説で、中盤地合勝負となって形勢判断が難しいところに
新人アシスタントのナオチャンがズバッと一言。
「ずばり地合はどちらが良いのでしょうか」
ミゾッチ先生、プチ切れ。「それが簡単に分かったら楽なのですが」とかなんとか。

この二人、相性最悪かも。

<その2>

そんなナオチャン先生とカナ先生の姉妹が書いた「万波姉妹のぐんぐん強くなる囲碁Q&A」はかなり面白い。
二人は性格も棋風も全然違うんだねぇ。

級位者の子供向けとのことだが、結構タメになる。二間開きは下から追っても得しないとか。
一番興味深かったのはシチョウについてで、プロもギザギザ追ってるとは知らなかった。
眼がギザギザ動くカナ先生も見てみたい。