大阪商業大学高等学校サッカー部

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スポーツ科学から見る、睡眠の重要性

2018年01月07日 21時18分33秒 | 心・技・体
テニスのロジャー・フェデラーやバスケットボールのレブロン・ジェイムズは、1日に10時間近くの睡眠を取ると言われている。特にロジャー・フェデラーは「試合前の数日、十分に睡眠を取る」ということを絶対的に重要視している。テニスやバスケットボールのように持久力を求められるスポーツにおいて、睡眠は回復における絶対的な道具となる。元チェルシーの「潰し屋」マイケル・エッシェンも、1日に14時間程度眠っていたと言われている。足を止めずにピッチ上を駆け回るガーナ代表MFの無尽蔵のスタミナを支えていたのは、人並外れた睡眠時間だった。

スタンフォード大学のバスケットボールチームにおいて行われた研究によれば、「2時間多く眠った場合、選手たちのパフォーマンスは各分野で向上する」ということが明らかになった。具体的には走るスピードが上がり、シュートの正確性が増したのである。逆に睡眠不足はケガの確立を高め、パフォーマンスを減衰させる傾向にあった。メンタル面でも、その影響は顕著だ。十分な睡眠は選手のモチベーションを保つことに繋がり、睡眠不足はストレスとなる。

大金持ちのスポーツ選手たちが派手に夜遊びをしながら戦える時代は終わり、現代のアスリートの身体は緻密なメンテナンスによって最高速を達成するF1マシンのように、綿密なスポーツ科学のケアによって支えられている。快進撃で話題になったレスター・シティFCがケガ人を少ない状態に保てたのも、スポーツ科学の専門家達の努力によるものだった。

「VICTORY 2017年12月29日掲載」

https://victorysportsnews.com/articles/5973
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