goo blog サービス終了のお知らせ 

空ノ間ブログ

SORAnoMA Blog 主にヴィパッサナー瞑想について

1 - 12 Dec 2015 Dhama Anuradha

2015-12-29 | Vipassana meditation
一生の内にスリランカに行く予定は全くなかったのに、出席予定だったウエディングレセプションが前倒しになり、なぜか三ヶ月オーバーの滞在に。前半は慣れない気候に二度の発熱、すべての食事が辛くて辛くて食べられず「なぜ私は、ここにいるんだろう・・・?」「早く帰りたい」と思いつつ、12月1日から日本とオセアニア以外の瞑想センターに初めて行ってきました。英語はあまり通じませんでしたが、出会った人は本当に心からあたたかく迎え入れてくれ、普段は遭遇しない動物もいっぱい。毎日、何種類ものあまり辛くない野菜のカレー(瞑想用)を食べたおかげでようやくスリランカの辛さに適応。元気にモリモリ食べてフルタイムでサーブしてきました。

さすが第三世界、台所でも寝室でも、もちろんバスルームも、いたるところに沢山の細菌、バクテリアを肌で感じるほど瞑想センターは、とても柔らかく有機的で生命感に溢れていました。センター敷地内で遭遇した生き物。孔雀、リス、イタチ(のようなもの)、犬(ストリートドック)、カニ、陸 亀、ねずみ(蚊帳の中に出没)、蛍。普段はあって当たり前と思っていて、なかったもの。大型冷蔵庫(台所に)ロボコップ、サーバー用洗濯機、トイレットペーパー、ホットシャワー(シャワーのノズルもなし)。

この国の仏教徒は寺院に行く際、全身白でかためるのですが、そんな伝統がセンターにも適用されており、僧侶以外、全員が瞑想ホール内では白着用必須。サーバーも、すでに白くない限りキッチンから瞑想ホールに行く前には着替えが必要。また人々の僧侶への尊敬の念は篤く、多くの人が跪いて彼、彼女らの足に接吻するのを何度も目撃しました。生徒の食事は僧侶が食べ終えてからスタート。ある日、お坊さんがキッチンを訪れたのですが、彼の去り際には、その場に居合わせたすべての人が彼の足元にひれ伏して、私は一人どうしたものかと、ドギマギしながら遠巻きにお辞儀。ゴエンカ氏のセンターでは「これは宗教ではない、宗教的儀式は無意味だ」と繰り返し言われますが、すでに国特有の仏教習慣が浸透した国では、その伝統の上で瞑想コースが運営されている感じでした。外国人も瞑想ホールでは白を着なくてはならない理由は、その方が気が散らないと説明されましたが、まあ、それは本当にそうのように思います。

100人近い食事を用意するにもかかわらず、小さめの家庭用冷蔵庫しかないこのセンターではほぼ全ての食事は食べられる直前に調理されます。朝から何種類ものカレーを出すのですが、前の晩の仕込みはなし! 初日に「明日の朝は、何時に来たら良いですか?」と聞いたら、「3時半に起きて、4時に来て」「・・・・!?」。そして他のサーバーはメッターセッションの後、9時半頃から夕食を食べていたようなのですが、睡眠時間はどのぐらいなんでしょう・・・。「すみません、ちょっと無理です」と断って、朝は5時半から6時ぐらいに行かせてもらっていました。するとカレーはすでにクック済み。そんな優秀とは言えないサーバーだっただ私にもコース終了後、別れ際には、ジッと目の奥を見て「ありがとう」と伝えてくれる。言葉じゃないレベルではっきりと伝わってくる。米粉を作るのに、臼でついたり、100人分の野菜をひたすら切ったり、不便なことがあっても、人と人の繋がり、優しさは、とってもとっても深いセンターでした。

新年3日からは、キャンディで30日間コースを座ります。すでにもう普段とは違う感じで始まるのを待っている感じ。絶対途中で何度か、あまりに変化のない毎日に辛くなると思うので、今からせめて良い匂いのボディークリームとハーブティーのティーバックを数種類購入。寝る前とか、何か良い匂いがするとリフレッシュします。頑張ってきます!

ブルーマウンテンズのテンポラリーセンター Karuna

2015-09-06 | Vipassana meditation
8月上旬より、シドニーのテンポラリーセンターDhanmma Karunaへ座りとサーブに行って来ました。
現在オーストラリア最大のセンター Bhumi では30日と45日コースが行われているので、出入りは厳禁。
Karunaのメインの宿泊棟は、なんと廃車になったクラシックな寝台車。瞑想ホールとダイニングのメイン暖房は薪ストーブで、パチパチと火の粉が弾ける音と熱された鉄が発するカラカラした金属音と共に瞑想。

覚悟してたけど寒かった。コース始まって直ぐの数日は毎度のごとくサーバーは手探り状況に忙しく、そして普通の都会生活を送っている現代人らしく皆さん火付けの達人ではない。雪が舞い降りてくるのは奇麗だったが、私はストーブの火の粉ほうがありがたかった。

寒さに慣れたら瞑想は結構良かった。最近、英語の勉強のためにkindleで音読しているTHICH NHAT HANH の "Old path of white clouds" 「読みやすいよ」と瞑想友達に紹介してもらい、未だに読み続けているのだけど、読むと瞑想モチベーションぐんと上がる。でもサーブ中の方が、強烈なサンカーラが上がってきて、久しぶりにじっと座っているのも辛いほど痛かった。30日コースのサーブをした友達も、すごい深かったとメールをくれ、私ももっとサーブを増やそうと心に決める。

今まで、どのセンターに行っても懐中電灯未使用なまま終わることが多かったのだが、このセンターでは、大活躍。行く予定の方は是非ご持参をお勧めします! 
サーブ中は、瞑想ホールの天井裏に住み着いたポッサムの立てる音に、何度か目を開けて天井を見上げてしまった。キッチンでは冬なのにネズミが出て、オーストラリアの自然を感じた滞在でした。

PS 今、1年半強ぶりに東京に戻っています。一緒にサーブしたドイツ人に「帰国したら銭湯に行く!」と伝えるとドイツと日本のBath文化の話に。今まで日本のお風呂文化はかなりオープンだと信じていたのだけど、ドイツのサウナでは成人した娘と父、息子と母、家族全員で裸の付き合いだそう。思春期のときだけ恥ずかしかったら一緒には行かなかったそう。日本完敗。

サティパッターナ、パートタイムサーブ

2015-05-20 | Vipassana meditation


5泊ほどで、サティのお手伝いに行ってきました。
センター最寄り駅のホームに立つと、今までに踏んだことのない感触。少し前の駅から一面白いことは電車の窓から見ていましたが、こんなに大きな雹に遭遇したのははじめて。様子の変わった光景に惑わされ、通い慣れた道で迷子に。センター到着まで1時間ほど雹の上を彷徨う。一瞬、もう帰りたい!とか思ったけど、もちろん無事にセンターに到着。

このサティでは、5人のATが生徒として座っており、さらに2、3人がセルフコース中でした。メインホールで座るなり、いきなり20日コース並みの深さに引きづり込まれる。まあでもこれは他力なので、キッチンで走ったり、休憩時間、誰もいない時を見計らいにサーバーコテージで湯船に浸かったり(現在自宅はシャワーのみで、お風呂が恋しい!!)してるうちに、ほどなくいつもの自分のセンターでの瞑想レベル+αぐらいに落ち着く。それども強烈なコースでした。これ座ればよかったかも、と思いつつ、今日から普通の10日間を座ってきます。

3 - 24 Mar 2015, Dhanmma Rasim

2015-04-03 | Vipassana meditation
大好きなパモナのセンターで、念願の20日間コースを座ってきました。もっと早く座れれば良かったと思うほど、素敵な素敵な時間でした。真剣な古い生徒しか居ないってすごいですね。センター、AT、サーバー、他の生徒さんに助けられ、今までで一番深く座ることができました。20日間は、もちろん長かったのですが、辛いとは感じませんでした。ただ13日目と17日目に、ちょっと疲れて自室で何時間か休みました。ATもサーバーも生徒を信用して基本的になにも言いません。グループセットも夕方のもの以外、セルで座るのもOK。通常の10日間コースでもゴエンカ氏が講話で、いつも言われる通り「自力本願」自分でやるしかない。講話の方は日本語訳で聞きましたが、それでも平均45分ほど。短くでも濃厚で、これは初回のコースで聞いたら間違えなく私は引く!と、確信するようなディープな内容でした。

シドニーに戻ると、いつもデイリーセットの途中でイビキをかいたり、著中で横になってしまっていた、あまり優秀な瞑想者でなかったパートナーが、なぜか私より瞑想に真剣になっていました。とても幸せなことです。次は30日間か・・・、是非とも可能な限り早く座りたいです。

写真は女性側ダイニングルーム、現在(増築)改装中。



21 Dec-31 Dec Dhanmma Bhumi

2015-01-01 | Vipassana meditation


今回は、はじめてのコースマネージャー(サブ)でフルタイムのサーブ。オーストラリアのセンターは大きいので普段からマネージャーは二人で運営されることが多いですが、さらにクリスマスコースは毎年満員のビックコース。メインマネージャさんが、すっごい優しい人で、ATも大好きなポーラで、コース中に数人のサーバーが誕生日を迎え、クリスマス+誕生日祝いのいつもより豪華なメニューあり。なおまけにATトレーニング中のサブティチャーも後半からはインタヴューに答えるなど、盛りだくさんでした。



瞑想ホール内では、ささやき声でコミュニケーションしないといけないので、英語は少し不安だったのですがなんとかなりました。いまだに複雑なことを早口で言われたり、冗談や皮肉めいたストレートじゃない表現は??? それでも去年ここ同じセンターで出会った人と再会したら、すごい喋れるようになったと驚いてもらい、もっと英語の習得頑張ろうとモチベーションも上がる。

キッチンでは別の楽しさがあるけれど、Mettaをパワーアップさせるには、マネージャーの方がいいな。10日間あっという間でした。これから3月までわりと頻繁にセンターに行く予定です。次は座り。

26-Nov to 7-Dec 2014  Danmma Bhumi 10-day   

2014-12-09 | Vipassana meditation
9回目の10日間コースを座ってきました。3日前に引っ越しをし、以前とはかなり違う新しい生活になりそうという思いに浸る間もなく瞑想センターのこれまた非日常的なルーティンに乗り切れない前半の数日を過ごすことに。

前回のSatipatthana Suttaから慣れがたまに悪い方に影響します。前回の10日間は2月だったので、十分なブレイクがあったと自分では思っていたのに8月後ごろSatiを座ったこともあり、思ったより早すぎるtakeだったよう(なんだか日本語表現、苦手になってきている笑)。
コース日程の中で次ぎになにをするかもうほとんど覚えていること。このテクニックをはじめた際、実生活があまり楽しくなかった、悲しかったり、難しさを覚えていた。それが解消されるほどに、違うゴールを設定してモチベーションも新しくしていかなくてはいけないと、あらためて感じたコースでした。つぎはクリスマスコースをフルタイムでサーブします。きっとサーブの方が今はいいと思う。

コース中は、去年の初夏、正確には少し早い時期に猛暑と山火事でメッターデーに避難したのが信じられないような涼しさでした。長袖を2枚しか持参しなかったことを後悔。夏を控えた日本の雨期のように連日の雨。昼間は晴れるのに、夕方になるとゴロゴロという不穏な音が聞こえ始め、毎日のように屋根にスコール級の雨粒が打ち付けているのと稲妻が光っているのを感じました。でも雨の中で瞑想するのは好きです。

先々月かな、来年3月に20日コースを取る許可を得ました。今、実生活に目まぐるしいほど変化していること。すこしこの瞑想に悪い意味で慣れてしまったこと、更新すべきことが山盛りだ。

fringe

2014-11-17 | Dreams
I got my hair cut in a dream last nit. I was just surprised when I saw something which reflected me, because I haven't got my hair cut so short for a long time. The style was a bob and the hair, just like after washing and then being dried naturally, was more beautifully curly than now. She had a short fringe and was blinking amazingly. I felt that she would change, than it could be good and fresh.

2-days course

2014-10-06 | Diary 2013~
オーストラリアはこの月曜日は祭日で、もともと3日間コースを申し込んだはずが、2日間コースに変更になり、未体験のタイムテーブルでサーブ。コース終了間際にコースマネージャーが早退で、引き継ぎ後の短い間でしたが、はじめてコースマネージャーも体験しました。なんの問題もなくスムーズに終了しましたが、瞑想ホール内でのATの日本語だって聞こえるのか不安になるようなボリュームでの指示には、多少ハラハラ。ああ、人間って言葉以外のツールでこんなにコミュニケーションしている、とあらためて納得。

どうも今週末、メイン棟の主電源ブレーカー交換のため、2日間にコースが短縮されたらしく、コース終了後はセンターほぼ全体が停電。トイレも使えない状態だったので普段は男性生徒の宿泊棟jブロック(ペンションみたい)二階に宿泊して、もう一日サーブ。

なんどか自分一人しかいない空間でサーブしました。誰も見ていない、誰もなにも言わない。そんなとき一生懸命に作業できたら、それは本当に純粋にできているんだと思う。素敵な滞在でした。

Weekend serving at Blackheath

2014-09-30 | Diary 2013~


Blackheathの瞑想センター、ダンマブミでは最近45日間コースが終了。パートタイムのサーブも受け入れてもらえるようになったので、週末サーブに行ってきました。センターに行くとホッとします。
はじめてブミを訪れたのが、ちょうど去年の今頃で、シドニーとは違う静かな雰囲気に深呼吸しながら、あれから一年色々あったなと、しみじみしながら去年より遅咲きの桜を鑑賞。

9-20 July Dhanmma Rasim  as servicer

2014-07-24 | Vipassana meditation
10日間コースサーブ、いまだ瞑想テンション低めでスタート。他にはサーブ初めてなヤル気満々なサーバーが沢山いて、朝4時半からを含む全てのホールデューティーもすべてボランティアでカバー。リラックスしてこぼれた仕事を拾いながら皆に続く。なんだか急に古びた生徒になった気分で、それでも楽しくサーブできた。

メッターデーになってようやく、このままダラリと終わっていけないと瞑想へのポテンシャルが戻る。長く変化がなく飽きてきて来ていた感覚も覚悟と気合いを入れてみたら風穴があいたような感じ。キッチンにもどり、しばらくして急に悲しくなってトイレで声をあげて泣いた。本当のところ退屈している暇なんかかないほど、まだまだ、沢山ネガティビティが詰まっている。
感情に巻き込まれては駄目。泣けてきたら、塩分を含んだ涙が頬をつたうビターな感覚を観察すれば、すぐに身体感覚に戻れるよ。ATのアドバイスはいつだって、「冷静でいなさい。冷静に観察しなさい」。