最近の政治情勢を眺めて感じることなど

タイトルそのまま「最近の政治情勢を眺めて感じること」など書き連ねています。右寄り中道。

【オイッ】静岡県知事・川勝平太、問題発言の自覚なくただ「リニア妨害が一区切り」と充実感いっぱいで辞職か

2024-04-11 17:30:31 | 時事ネタ

▼突如として静岡県川勝平太知事が辞職を表明

4月1日、静岡県川勝知事が「県庁職員は○○の職と違って知性の高いひとたち」などと職業差別にもとれる発言をして、炎上しました。

静岡・川勝知事、県庁職員は「知性の高い方たち」…採用職員に訓示「野菜売ったり牛の世話したりモノを作ったりとかと違う」


 批判を受けて開かれた会見で川勝知事は取材陣に対し頑なに「メディアの切り抜き」と主張し続け、最後にはほぼブチ切れ気味に「辞職します!」と宣言。ちなみに各メディアは知事の問題発言の前後を含む音声をもとに全文掲載しており、問題個所のみを意図的に切り抜いた形跡は見当たりません。

 翌2日。川勝知事は一度は報道陣からの取材要請を断るも、幹部職員から「何らかの対応をした方がよい」との助言もあり、囲み取材の場が設定された。

しかし、川勝知事は「職業差別は皆無。職業に貴賤はないというのが基本的な考え方。問題発言があったかのごとき状況になって本当に驚いている」と主張した上で「職種が違うということを言っただけ」と釈明。

さらに、全体の流れを見れば不適切な発言には当たらないとの認識を示し、「一部を取れば職業差別に落とし込むという風なことが出来る発言であったかもしれない。ジャーナリズム、あるいはメディアの質の低下を感じ、誠に残念なこと。切り取られた」と報道陣に批判の目を向けた。

ところが、最後の最後に突如として「どうしたらいいかと思っていて、よく考えたが準備もあるので6月議会をもってこの職を辞そうと思っている」と辞意を表明。

ただ、理由については何も語ることのないまま自室へと戻ってしまった。
《引用》川勝劇場終焉へ…「一番大きかったのはリニア」も残る疑問 狙いはボーナス? 果たされぬ説明責任【静岡発】|FNNプライムオンライン


▼突然の辞職発言に沸くネット民!しかし… 失言による引責辞任かと思いきや知事いわく「辞任の理由はリニア(ニッコリ)」⇒国民の怒りが一気に増幅



後日、知事が辞職宣言の理由を語りましたが、それがまた火に油を注いだ勢いで猛炎上中ですw
知事曰く「2027年の開業の断念」で「リニア問題が一区切り」して「私の手を離れた」とのこと 。

 職を決意した理由として、みずからの発言とリニア中央新幹線の問題に開業延期という区切りがついたことの2つだと説明し、「不十分なことばづかいによって人の心に傷をつけた。大きく反省すべきことだ。これが繰り返されており、ひとつの大きな辞任の理由だ」と述べました。

また、リニア中央新幹線については「2027年の開業の断念は重要な、爆弾的なニュースでこれで思いのまま後は任せられる。これが大きな理由だ」と述べました。

JR東海が2027年の開業を断念する方針を示したリニア中央新幹線について「JR東海は事業計画にずっと固執されてきたが、事業計画を根本的に書き直したものが3月29日に出た。これで私の手をもう離れた。この段階でリニアの問題が一区切りというか、立ち止まって考えざるを得ない状況に立ち至り、従来と全く違う次元に来た」と述べました。
《引用》>静岡 川勝知事が会見 辞職決意の理由“みずからの発言とリニア開業延期で区切り” | NHK | 静岡県


確かについ最近JR東海は「静岡工区の遅れ」のため、2027年開業予定を大幅に後ろ倒しすることを発表しました。



もし 川勝知事の言う「リニア問題の一区切り」がこのことだとすれば、自分の思惑が成功した今こそスッキリ辞職できると言っているようなものです。
川勝知事の目的は「リニア潰し」だったと自白したも同然の発言に国民の怒りは目下のところ増幅中…。




リニアの遅れで達成感を吐露した川勝知事に対し、お隣の愛知県大村知事も怒りを隠しきれずw

「腹が立っている」

当初は「準備があるから」と6月辞職を表明していた川勝知事ですが、前倒しの4月10日に辞表を提出、失職は30日後のはこびとなりました。

 職業差別とも受け取れる発言で批判された静岡県の川勝平太知事(75)は8日、辞職願を10日にも県議会議長に提出する意向を固め、議会側に伝えた

30日後に自動失職するため、知事選の日程は最速で5月9日告示、26日投開票で行われる可能性がある。

 川勝知事は当初、県議会6月定例会の冒頭で辞職する意向を示したが、県議会の一部会派から早期の辞職を求められ、前倒しすることを決めた。
《引用》静岡県の川勝知事、10日にも辞職願提出…県議会から早期辞職求められ前倒し : 読売新聞


▼これまでも様々な問題発言で炎上を繰り返してきた川勝知事
2009年の就任以来、川勝知事はさまざまな問題発言を繰り返してきました。下にあげたのはほんの一例にすぎません。

とくに2021年の「コシヒカリしかない」発言に対しては相当な数の批判の声があがり、とうとう知事自身が「次に問題発言で辞職」と約束してくれました。
とはいえ、その後も失言癖は治らないどころかパワーアップする一方で、知事がその約束を果たす素振りは皆無。その勢いに比例するようにネット民の川勝知事批判も過熱していきます。



▼今回、自身の辞職の心境を問われ「散り際の大切さ」を説く歌を引用した川勝知事⇒おまゆう
これまでどんなに迷惑をかけてもその座を固くなに守ってきた(皮肉)川勝知事がいよいよ辞職!それに対し知事が考えていることは?まさかの「散り際の大切さ」。

散る(辞職の)決断、遅くないです?

ちなみに辞表提出後の川勝知事の会見からは今回の失言に対する反省よりも「やるべきこと(リニア妨害)をした」という清々しさの方が勝っている様子が伺えます。


引き際の歌 職業差別ともとられかねない発言で物議をかもした静岡県の川勝知事が10日、辞職願を提出しました。何度も笑顔をみせた川勝知事。会見では、着工を認めず開業が延期となったリニア中央新幹線が、辞任の理由と強調しました。
  ◇ 知事を務めて15年。川勝平太氏、75歳。節目の日です。午前9時ごろ、静岡県庁では…
――知事、おはようございます。今の心境をお願い致します。
静岡県 川勝平太知事(75) 「あ…心境?」
ここで一首。
川勝平太知事 「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」
花は散る時を知っているからこそ、美しい。人も、そうでありたい―。戦国時代、明智光秀の娘、細川ガラシャが死を前に残した“散り際の大切さを説いた歌”です。
《引用》静岡・川勝知事が辞表提出 笑顔で“散り際の辞世の句”も…  辞任理由は「リニア問題」強調|日テレニュース


知事の座を退くべき瞬間はこれまで何度もあったはずの川勝知事。
散り際が大事というなら、今回の辞職の決意はむしろ遅すぎたのだと、ただただ恥じてほしいと思います。  


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