白鬼~さん 雷落とすぞ~風吹くぞ~

勝手気ままな雲が好き、見かけは軽く生き方重く~
武士も鉄馬 ハ~レ~に乗る、高原の山間を走ります~。

古流の日本の伝統武術に伝わる世界観、剣道、居合道、試斬道、抜刀術、劍術の稽古で試し斬りに使う真剣も柄は革巻き、

2017年01月20日 | 武道
>柄の革巻きも 表革より裏革のほうが滑らず手になじむ、下の白いところはサメ巻きエイの革です、強度をえるために短冊ではなく総サメ巻き、
目抜き金具は指にかからない位置に移動、中央に配置、流派の使い方の関係で柄は肥後、目釘は衝撃を吸収しやすい位置(三つぶせ半)に一本、刀身反りあさく鎬のしっかりある実戦刀です。
今はなき実戦経験のある諸先輩より言い伝えられている事を伝統として重んじています。

1:侍、武士道の試し切りは一度で良い、4段切りをしていたら 【君は人を なますぎり にして楽しむ趣味があるのか】、試斬りは本来人に見せるものではないと戸山流範士9段旧陸軍戸山学校卒陸軍参謀本部G中佐から注意されました。
   時代は見世物 大道芸、芸能の方に流れていくだろうが侍武士道の心あるものは忘れないでほしいと、重い言葉をいただきました。
   一刀流とは心に思い残すことなく一刀一撃にて終わらせる、【一刀流残心の教えから抜粋】

2:武士道の者は大道芸人や『がまの油売り』じゃあるまいし,鎬のない 身幅の厚い 菜切り包丁とばかにされる、女、子供でも簡単に切れる巻き藁斬り専用のカミソリ刃の試斬専用刀やスプリング刀は使用するなと先輩から言われましたが、
   本来自分の選ぶ武器は個性、何でもありのはずですが、何でもありの時代から一つの形に収まり歴史と伝統ができた関係上型破りは伝統を崩す、姿から崩れていくことになる、自分は伝統武術をやるのか強いだけのみちをいくのか?的な。
それとあまりにも性能のいいシザン専用刀は刀が切ってくれてしまい腕を磨くという道から知らずのうちにはなれている、という事に気随ているかな。
   ま~色々やって元に戻るていうのもあるでしょうから、一概には言えませんが、その人の品性によると思う。
  最近では古刀の研究がだいぶ進み、玉鋼の折り返し鍛錬ではない構造が明らかになってきたようで、貼り合わせとか、挟んでねじってあるとか、芯金が入っていない構造なので刃が欠けて研ぎなおして薄くなってもいつまでも斬れるとか、
   古刀は輸入鉄でできてるとか古刀の実戦刀は現代の鑑賞刀にない機能を持って美を醸し出しているそうです、いわゆるこれが本当なら本質が違う。
   最近では巻き藁を酵素で長時間煮て繊維を壊し、柔らかくして斬る裏技がある、鎬のある刀を使っているように見せても切場だけ鎬を落し脱けをよくする裏技とか、固いものを斬るから手の内が決まる。

  みっともない、知っている人だけが見える、武士道の品格の品とは?、みっともないと言う感性を持つことと指導された。

3:赤【朱色】さやは夏鞘、季節のもの、浴衣に合わせる物、黒紋付きの時は使用するべからず、歌舞伎者~。伝統は姿から崩れる。
  

4:武士道の武術に踊りや大道芸、河原乞と言われる芸道を持ち込むな。

5:武の道に格式あり、強い順に並び順も上と決まっている、(大筒、鉄砲、弓、やり)間合いの遠い順に格式は上、身分制度のなくなった現代でも並ぶ順序も暗黙の了解として決まっている。

  上級武士、下級武士、農民、工、商 身分制度、
  江戸時代、町道場でも上級武士と下級武士はべつの道場だったそうです、一緒に稽古出来なかったそうです。龍馬も本道場には入門できなかった。

6:真剣のこいくちも本来抜け出さないようにしっかりと閉まるように調整を怠らないようにしなさいと、
   鍔に親指をかけるのも滑り出しを防止するのではなく万が一を防ぐため、いみわかるかな~と言われた。かける親指も真上はいけない。江戸時代すれ違いざまに柄を引いて親指を切る遊びがはやったとか??ホント、
    親指か斬れて血が出ると、ワ~イ武士の不覚悟~と馬鹿にされたとかされないとか?やな遊び、

7:鞘も、反りが合わない、もとの鞘に収まると云う言葉がある以上、歩くとガタガタ鞘が鳴るような当て鞘はみっともない、恥ずかしい、ひねって鞘に刃を押しつけながら納刀すれば音が消えるなどと言いたくはありません、
   真剣を知らないと言われます。

8: 刀を立てかけるとき切っ先を下にしてはいけない、刀を地面に突き立てる行為は不吉であると教わった、立てかけるときは柄がしらを下に切っ先を上に立て掛けています。


9:刀の下緒の色 白は殿様の色(柄巻き)、下げおは階級を表す物である白は宗家、師範、黒は有段者 色柄物は?個人の趣味オシャレ。

  ~など~など~厳しい先輩に恵まれ感謝、感謝。