
先日、白子公民館活動のひとつである「わが街再発見」の講座で、東江島町にある江島神社(江島若宮八幡神社)に出向き現地学習を行いました。江島神社には、三重県指定民族資料文化財絵馬が71面保存されています。当日は、3班に分かれ、絵馬について赤工作久良氏、徳川家康の顚末について尾崎利良氏を講師に迎え、話を伺いました。また、伊賀超えをして逃げ延び、白子の浜にたどり着いた徳川家康を岡崎まで案内をした時に、水先案内人の小川孫三が舟を出した場所も見学しました。舟で出る時に、家康は持っていた一寸八分の観音像を江島神社に献納していったそうです。(現在は、この観音像は家康の菩提寺である岡崎の大樹寺に返納されています)このような歴史があり、白子の港は徳川家になってから随分優遇されたようですし、白子は紀州藩の管轄地であり徳川御三家の一つ紀州藩に守られて大いに発展し、多くの廻船問屋があつまり賑わったそうです。まだ、絵馬をご覧になったことがない方は、一度、江島神社を訪ねてみてください。当日、絵馬の話をしていただきました赤工作久良氏は、語り部として活躍されておりますので、ご希望の方は、白子駅の観光案内所へ語り部を希望されますと連絡してくださるそうです。