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高大連携情報誌「大学受験ニュース」
〈ハーバード大・東大・早大・慶大・学生街・図書館・サークル〉
調べもの新聞 (高校生新聞) 中村惇夫 牧野文治 宮正孝
【しょうがくせいにも わかる 漢文(かんぶん)】
-----------------
待ちぼうけ
北原 白秋: 山田 耕筰: 童謡
待ちぼうけ 待ちぼうけ
ある日 せっせこ 野良かせぎ
そこへ兎が飛んで出て
ころり ころげた
木のねっこ
待ちぼうけ 待ちぼうけ
しめた これから寝て待とうか
待てば獲ものは駆けて来る
兎ぶつかれ
木のねっこ
待ちぼうけ 待ちぼうけ
昨日鍬とり 畑仕事
今日は頬づえ 日向ぼこ
うまい伐り株
木のねっこ
待ちぼうけ 待ちぼうけ
今日は今日はで待ちぼうけ
明日は明日で森のそと
兎待ち待ち
木のねっこ
待ちぼうけ 待ちぼうけ
もとは涼しい黍畑
今は荒野の箒草
寒い北風
木のねっこ
----------------------
(ま)ちぼうけ
北原 白秋(きたはら はくしゅう): 山田 耕筰(やまだ こうさく): 童謡(どうよう)
(ま)ちぼうけ (ま)ちぼうけ
ある(ひ) せっせこ (のら)かせぎ
そこへ(うさぎ)が(と)んで(で)て
ころり ころげた
(き)のねっこ
待ちぼうけ 待ちぼうけ
しめた これから寝て待とうか
待てば獲ものは駆けて来る
兎ぶつかれ
木のねっこ
待ちぼうけ 待ちぼうけ
昨日(きのう)鍬(かま)とり 畑仕事(はたしごと)
今日(きょう)は頬(ほほ)づえ 日向(ひなた)ぼこ
うまい伐(か)り株(かぶ)
木(き)のねっこ
待ちぼうけ 待ちぼうけ
今日は今日はで待ちぼうけ
明日は明日で森のそと
兎待ち待ち
木のねっこ
待ちぼうけ 待ちぼうけ
もとは涼しい黍畑
今は荒野の箒草
寒い北風
木のねっこ
白秋がこの詞の想を得たのは韓非子「五蠹(ごこ)」に載っている「守株(しゅしゅ) 」という逸話である。
以下に《原文》と《読み下し文》をご覧ください。
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【守株 】
宋人有耕田者
田中有株
兔走触株 折頸而死
因釈其耒而守株 冀復得兔
兔不可復得 而身為宋国笑
今欲以先王之政 治当世之民 皆守株之類也
【読み下し文】
宋人に田を耕す者有り。
田中に株有り。
兎走りて株に触れ、頚を折りて死す。
因りて其の耡を釈てて株を守り、復た兔を得んと翼(ねが)う。
兔は復た得べからずして、身は宋国の笑いと為れり。
今、先王之政(まつりごと)を以って、当世之民を治めんと欲っするは、
皆之株(くいぜ)を守るの類(たぐい)也 。
高大連携情報誌「大学受験ニュース」
〈ハーバード大・東大・早大・慶大・学生街・図書館・サークル〉
調べもの新聞 (高校生新聞) 中村惇夫 牧野文治 宮正孝
【しょうがくせいにも わかる 漢文(かんぶん)】
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待ちぼうけ
北原 白秋: 山田 耕筰: 童謡
待ちぼうけ 待ちぼうけ
ある日 せっせこ 野良かせぎ
そこへ兎が飛んで出て
ころり ころげた
木のねっこ
待ちぼうけ 待ちぼうけ
しめた これから寝て待とうか
待てば獲ものは駆けて来る
兎ぶつかれ
木のねっこ
待ちぼうけ 待ちぼうけ
昨日鍬とり 畑仕事
今日は頬づえ 日向ぼこ
うまい伐り株
木のねっこ
待ちぼうけ 待ちぼうけ
今日は今日はで待ちぼうけ
明日は明日で森のそと
兎待ち待ち
木のねっこ
待ちぼうけ 待ちぼうけ
もとは涼しい黍畑
今は荒野の箒草
寒い北風
木のねっこ
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(ま)ちぼうけ
北原 白秋(きたはら はくしゅう): 山田 耕筰(やまだ こうさく): 童謡(どうよう)
(ま)ちぼうけ (ま)ちぼうけ
ある(ひ) せっせこ (のら)かせぎ
そこへ(うさぎ)が(と)んで(で)て
ころり ころげた
(き)のねっこ
待ちぼうけ 待ちぼうけ
しめた これから寝て待とうか
待てば獲ものは駆けて来る
兎ぶつかれ
木のねっこ
待ちぼうけ 待ちぼうけ
昨日(きのう)鍬(かま)とり 畑仕事(はたしごと)
今日(きょう)は頬(ほほ)づえ 日向(ひなた)ぼこ
うまい伐(か)り株(かぶ)
木(き)のねっこ
待ちぼうけ 待ちぼうけ
今日は今日はで待ちぼうけ
明日は明日で森のそと
兎待ち待ち
木のねっこ
待ちぼうけ 待ちぼうけ
もとは涼しい黍畑
今は荒野の箒草
寒い北風
木のねっこ
白秋がこの詞の想を得たのは韓非子「五蠹(ごこ)」に載っている「守株(しゅしゅ) 」という逸話である。
以下に《原文》と《読み下し文》をご覧ください。
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【守株 】
宋人有耕田者
田中有株
兔走触株 折頸而死
因釈其耒而守株 冀復得兔
兔不可復得 而身為宋国笑
今欲以先王之政 治当世之民 皆守株之類也
【読み下し文】
宋人に田を耕す者有り。
田中に株有り。
兎走りて株に触れ、頚を折りて死す。
因りて其の耡を釈てて株を守り、復た兔を得んと翼(ねが)う。
兔は復た得べからずして、身は宋国の笑いと為れり。
今、先王之政(まつりごと)を以って、当世之民を治めんと欲っするは、
皆之株(くいぜ)を守るの類(たぐい)也 。