吹く風ネット

過去の日記との格闘

 このところ、ずっと過去日記を掲載しているが、これらは過去の日記を、ただコピペしているのではない。一応、いろいろと手直ししているのだ。その中には、ほとんど新しい日記になったものもある。

 例えば、先日掲載した日記『K商店社長』は、手直しするのに5日間ほどかかった。
「ああじゃない、こうじゃない」と、文章を削ったり加えたりやりながら、作業を進めていった。

 ところが、手直しを始めてから2日ほど経ち、いよいよ最終段階に差しかかった時だった。突然、「何かが違う」という気がしてきたのだ。何が違うのかはわからないが、とにかく何かが違う。

 その何かを探っていくうちに、だんだん嫌気が差してきて、「もうこの日記は捨てようか」とまで思っていた。しかし、何が違うのかを突きとめないと気がすまない。ということで、その何かを追求していった。

 それから3日目のことだった。ようやく違う何かが見えてきたのだ。
 過去の日記を掲載するときは、読みやすいように、文章を削ったりして、なるべく文字数を少なくしている。しかし、今回のように、文字数を削ると意味がわからなくなる日記の場合は、分割して上げるようにしている。

 実は、当初この日記のタイトルは『社長が死んだ』だった。だが、そのタイトルでいくと、起承転結の結までいかないと、タイトルが生きてこない。もし分割して上げたら、結のオチがわかってしまう。そうなると、書いている自分が面白くない。

 そう、「違う何か」の何かは、タイトルだったのだ。そこでタイトルをいろいろ考えた末、つげ義春さんの『ゲンセンカン主人』にヒントを得て、『K商店社長』と変えたのだった。
 これでスッキリし、ようやく「更新しました」。

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