吹く風ネット

ヒロミちゃんとFire TV Stick

 昨日の昼間、嫁さんと二人で嫁さんの友人であるヒロミちゃんの家に行った。ヒロミちゃんは、このブログでも紹介したことがある(カテゴリ『ヒロミちゃん』)が、ぼくが知る数少ない天然女子の一人である。

 ヒロミちゃんの家に何をしに行ったのかというと、Fire TV Stickの取り付けだ。今年の7月に一度ヒロミちゃん宅に行ったのだが、その時、
「テレビでAmazonのPrime Videoを見たいんだけど、どうしたらいい?」
 という質問を受けた。ぼくが、
「Fire TV Stickを付けたら見れるよ」
 と言うと、
「それ、どうしたら手に入ると?」
 と聞くので、
「Amazonか電気屋で買えばいいよ」
 とぼくは答えた。
「なーんだ、お金かかるんか」
「当たり前やろ」
「無料で見ること出来んのかねえ?」
「無料で見ることなんか出来んよ。機械買って、Prime会員に入らんと」
「Prime会員なら入っとるよ」
「じゃあ、機械買うだけでいいやん。確か5千円と7千円のヤツがあったと思うよ。わりと安いやろ」
「・・・」

 よくよく話を聞くと、天然女子ヒロミちゃんは、Prime 会員だったらテレビのチャンネルを調整するだけでPrime Videoが見られる、と思っていたようだ。

「ねえ、タダでどうにかならん?」
「・・・。わかった。どうにかしよう」
 実は、この間AndroidTVを買ったので、Fire TV Stickを使わなくなっていたのだ。そこで、「今度、それ持って来てやる」ということになった。

 さて、取り付けが終わりました。Wifiを設定しました。サインインも終わりました。
「これで見れるぞ」
「どうやって見ると?」
 ぼくはヒロミちゃんに、操作の仕方を一通り教えた。ところが、ヒロミちゃんはまったく理解してないのだ。そこでもう一度操作方法を説明して、
「ほら、簡単やろ?」とぼくが言うと、
「私こんなの疎いんよね」とヒロミちゃんが言った。
「困ったなあ」と、ぼくが頭を抱えていると、
「何か一つ見られるようにしてくれたらいいよ」と言う。
「何が見たいんか?」と聞くと、ちょうどメニューに出ていた『孤独のグルメ』を指さし、「これがいい」と言った。

 ということで、ぼくは『孤独のグルメ』を見られるようにした。
 それからぼくらは二時間ほどヒロミちゃんの家にいたのだが、その間ずっと『孤独のグルメ』がかかっていた。
「他のも見たらいい」と言うのだが、ヒロミちゃんは、
「他の見たら、しんたさんたちが帰った後、孤独のグルメに戻れんやん」と言う。
「戻れんって、それだと他のテレビ番組も見られんぞ」
「このままにしておくからいいよ」
「このままって、操作はそんなに難しくなかったやろ?」
「うーん・・・」
「じゃあ、旦那か娘が帰ってからやってもらえ」
「二人とも私と同じで、こういうの疎いんよね」
「じゃあ、次来た時に教えてやろう」
 ということで、ぼくたち夫婦は引きあげたのだが、あの後もヒロミちゃんの家のテレビは、ずっと『孤独のグルメ』を映していたのだろうか?まさか、次にぼくたちが来るまで、そのままということはないだろうな。ヒロミちゃんが天然であるゆえに心配である。

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