吹く風ネット

自分というもの

【いくつですか?】
「しんたさん、いくつなんですか?」
 そういうことを聞かれた時、むかしは「チャゲアスや大竹しのぶと同い年」と言っていた。
 最近はもっぱら「岸田さんと同い年」と言っている。あまり良い印象はないようだ。

【年齢を気にしない】
 今まで年齢を気にしたことがない。年齢というものを、自分という活動の経過時間だと思ってきたからだ。
 生まれてから、ぼくはずっと自分をしている。その意識の中で、66年が過ぎただけのことだ。その時その時、その場その場に、いつも自分がいる。この先も、ぼくはずっと自分をしていくだけだ。
 言い換えれば、年齢というのは、ぼくにとって、ただの飾りにすぎないのだ。あくまでも主体は自分、飾りに振り回されるのは、まっぴらである。

【変わらない自分】
 10代の頃、20歳になったら、自分の中で何かが変わると思っていた。また、20歳になった日に、何かが変わったと思っていた。だけど、何も変わらなかった。
 19歳最後の時間に、ぼくはトイレの中にいた。20歳最初の時間も、ぼくはトイレの中にいた。20歳の変化をトイレの中で期待していたのだが、20歳の時間になったからといって、トイレの中の状況は何一つ変わらなかった。ただそこには、日常が綿々と続いているだけuで、そこには何も変わらない自分がいたわけだ。

 それは、40歳になっても、60歳になっても同じことだった。やっていることはいつも同じ。目に触れるものを見、耳に触れることを聞き、肌に触れるものを感じ、心に触れることを思っているだけだ。

【ポパイ】
 昔から、ポパイの『おれは、おれで、だからおれなのさ』というセリフが好きだ。天上天下唯我独尊的な姿勢が実にいい。この人も、おそらく年齢を気にしてはいないだろう。だから、ああいう爺臭い顔をしていても、オリーブを愛していけるのだと思う。

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