吹く風ネット

天神さまの細道

1、
 学生時代からずっと、毎年1月か2月のどちらかに太宰府天満宮に行っていた。
 目的は梅と酒で、ほころび始めた梅の花を愛でながら、茶屋で一杯やるのだ。ぼくにとって、これが年一度の贅沢で、そのために車ではなく電車で行く。途中、博多の街をブラブラするのも贅沢の一つだ。
 しかしコロナ禍で2年間、この贅沢を味わっていない。今年こそ行きたいと思っているのだが。

2、
今日の太宰府は外国語だらけ
外国語だらけが参道を歩いて
店の前でいちいち写真を撮る
外国語だらけが車道も歩いて
車が来ても避けようとしない
道真公は外国語が集まるほど
世界史では有名な人なのかな
日本史では白紙だったけどね

 上の詩は5年前の2月に書いたものだ。その日、参道で飛び交う言葉は外国語(主に中国語)ばかりで、なかなか日本語が聞こえてこなかった。
『どうしてこんなに中国語が多いのだろう?』
 という疑問が、”遣唐使幻想”という記事になった。

 ようやく日本語に触れたのは、昼食をとった時だった。
「いらっしゃいませ」
「月見うどんと親子丼下さい」
 お店の人も、ぼくが日本人だったので、ホッとした様子だった。

3、
 お酒が目的で太宰府に行く時は電車を使うのだが、参拝が目的の時は車で行くこともある。その時は、高速道路を利用しない。心霊スポットで有名な犬鳴峠を経由して、トロトロと一般道を走って行く。この緊張感とのんびり感がたまらなくいい。
 しかしこれをやると、往復4時間もかかってしまい、家に帰り着いた時はグッタリとなっている。

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