8月27日(土)くもり。
シネマート六本木にて。
映画館を貸しきっての朗読イベント。
酒井さんはACT3とACT4に出演。
自分が参加したのはACT4の回です。
会場には会場前に到着。
思ったより人が少なかったのでびっくり。
前二列が指定席その後ろから自由席ということでした。
演目がいくつかあり、それぞれ数人で台本を朗読するというもの。
ちょいちょいスクリーンに映像が映し出されたりします。
演じたのは『いつかの夏祭り』。
語り手、酒井香奈子・大塚智則。
登場人物はナツミ(酒井さん)とジュンペイ(大塚さん)。
舞台は念に一度の夏祭り会場。
ジュンペイが12年ぶりに地元に帰ってきてふらっと夏祭りへ。
そこでふと声を掛けてくる女性。
まさか自分が声を掛けられてるとは思わなかったが顔を覗き込まれ自分だと認識する。
ナツミ？
・・・回想シーンが始まる。
夏祭りは12年ぶり、ナツミと会うのは15年ぶり。
二人は中学三年生のときから3年間、付き合っていた。
付き合い始めるきっかけが、この夏祭りだった。
夏祭りではテョコバナナを買ったり金魚すくいなどをしたり。
人気のないところでキスもしたり。
でもクラスメートに見つかって2学期にひやかされたり。
本当に淡い思い出。
そんな二人にも高校卒業と同時に決別の時が。
何かどうしようもない事が起こって、会えなくなることがあっても。
二十歳と三十歳の夏祭りの時にはここでお互いの現状を報告しあおうね。
というナツミからの約束。
そんな約束はとうに忘れ果てていたジュンペイ・・・。
今日がたまたま、その三十歳の夏祭りの日だったのだ。
覚えていたわけじゃ・・・ないみたいだね。
とつぶやく、ナツミ。
金魚の〝さとう〟がこの間死んじゃったの。最後の一匹だったのになぁ。
二人は懐かしむように屋台を巡る。
チョコバナナ禁止、
金魚すくい禁止、
キス禁止、
したいから、、禁止。
大人になった二人はお互いにその距離感で会話を続ける。
いま好きなひとはいるの？
ううん、いないよ。とジュンペイ。
ナツミちゃんは？
私、今度結婚するの。
今日はその報告に来たの。
ナツミは二十歳の時も、
それだけではなく毎年この夏祭りに来ていたらしい。
僕は・・・・・・。
あの時と同じようにセミが鳴いていたけれど、
あの時とは違い、ナツミは一人で帰っていった。。。
と、なんとも切ない〝夏祭りの思い出〟でした。
だいぶ説明不足だと思いますので表現力足りない部分はご容赦ください。
m^__^m
ファンひいき抜きで、酒井さん良い仕事してました。
台詞もおそらくノーミスだったし、
背伸びしてるナツミ、大人っぽいナツミを上手く表現できてたと思います。
会場のシーンとした感じも、夏祭りの夜道のしずけさようで引き込まれました。
短い朗読ではありましたが、こういう酒井さんはさすがだなと思いました。
掛け合いの相手が違うとお話もだいぶ印象が変わるとの事なので、ACT3も比べてみたかったですね。
でも会場に行かないと聴けない生もののイベントっていうのもなかなかオツなものですね☆
