思い付きブログ

原発と再生可能エネルギー 2

(原発をある程度再稼動しなくて大丈夫かについて、前回からの続き)


● 対策3 経済的な縮小を受け入れ、江戸時代並みの慎ましやかな生活を送る。

 電気がなければ、そもそもの活動を控えなければならなくなります。


 企業も工場を海外に移し、日本の雇用が減少します。


 所得も減り、贅沢どころか普通の暮らしもできなくなります。


 福祉などのサービスも減ると思われます。


 国内での食料生産力からして人口も減るでしょう。


 それが永遠に続くことに絶えられるでしょうか。


 日本も昔は貧しかったですが、いつかは豊かな暮らしがしたいという夢や目標があり、年々暮らしが良くなっていることを実感できたからこそ、戦後の苦しい時代も乗り越えられたのではないでしょうか。


 多くの人は、どんなに遠くであっても、わずかな光であっても、光が見えなければ、頑張り続けられるものではありません。


 その光がほぼ見えない状態を永遠に続けられるのでしょうか。


 しかも、他国はどんどん豊かになり、日本との格差が広がっていく中で。





 鎖国をしていた江戸時代のような生活をすることに耐えられたとしても、江戸時代にアメリカのペリーが黒船で開国を求めたように、外国が軍事力で開国を求めてきたら、攻撃してきたら、どうするのでしょうか。


 当然、対抗できるだけの武力は日本にはありませんから、戦って無駄死にするか、早々に降伏するかでしょう。


 同盟国が助けてくれるですって?
 そもそも、同盟を結ぶ価値のない国と同盟を結ぶ国があるとは思えません。


 鎖国に近い状態になれば、日本の科学力も技術力も世界には差を付けられ、外国が日本に学ぶべきものはほとんどなくなるでしょう。

 経済力もなくなるので、お金をあげることもできません。

 日本には天然資源もありません。


 日本が同盟国にしてあげられることがないのに、一方的に日本を守ってくれる同盟国が出てくるとは思えません。


 それは、バチカン市国のように敬意をもたれてイタリアが守っているのとは訳が違い、属国か保護国か、いずれにせよ、独立国家としての姿ではありません。



 非武装中立やそれに近い状態には、全滅させられても構わないという、文字通りの意味での、相当の覚悟がいるわけです。

 そういう考え自体を否定はしませんが、多くの日本人がその覚悟ができるとは思えません。

 永世中立国のスイスでも、軍隊を持っていますし。




 再生可能エネルギーが比較的安価になって、十分に確保できるまで、ある程度の原発の稼働は必要ではないでしょうか。





● そう言えば、「宇宙戦艦ヤマトⅢ」に、昔(確か数千年前)は宇宙の多くを征服しましたが、征服をやめて軍事力を捨て、宇宙の雲みたいなものに隠れて見つからないようにして平和を保っていたシャルバート星がありました。


 ある日、ついに敵が攻めてきましたが、無抵抗で逃げまどうばかり。

 ヤマトなどが軍事力で助けに入らなければ1人残らず全滅していたことでしょう。


 ところで、軍事力を放棄したと言いつつ、実は地下に隠しており(それは、数千年前なのに地球などよりもずっと進んだ技術でした)、どこが非武装なんだ、とツッコミを入れたくなるアニメでした(ヤマトにツッコミを入れたら負けですが、私は連戦連敗です)。


 まあ、おかげで、ヤマトは、核融合の進行が早まりすぎたために膨張して地球を飲み込みそうになった太陽を普通の状態に戻すハイドロコスモジェン砲を入手でき、地球は救われたのですが。





 どこまでを軍事力に頼り、どこを外交に頼り、どこまでを外国に頼り、どこまでをそれ以外に頼るのか。


 難しい問題です。
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