「話数単位で選ぶ、2016年TVアニメ10選」です。
「新米小僧の見習日記」(→ブログの参加サイト一覧へのリンク)の新米小僧さんがとりまとめているもので、2015年は知らなかったので、集計後、1月になってから書いて載せましたが、今年は間に合ったのでしょうか?
TVアニメについて、私は、深夜アニメはほとんど見ていますが、それ以外はほとんど見ていないので、その範囲での10選です。
全体としては2015年の方が良かった気はしますが、2016年も上々でした。
映画は2016年の方が大豊作でしたから、アニメ全体として見れば2016年の方が良かったかな。
我ながらベタな話を多めに選んだなとは思いますが、疲れているのかもしれません(笑)。
→リンク「「話数単位で選ぶ、2015年TVアニメ10選」を、遅ればせながら選んでみた」
○ルール
・2016年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。
【冬】
○「僕だけがいない街」
3話「痣」
8話「螺旋」のごく普通の朝食、悟の母親のごく普通の対応などに感涙する加代(cv悠木碧)も良かったですが、3話。
加代が母親から虐待されているシーンを経てからの、悟との会話での、「バカなの?」「バカなの!?」「バカなの!!」の3連発の破壊力はそれ以上にすさまじかったです。
絶望の中に希望を見つけた加代、ということでもあります。
○「おじさんとマシュマロ」
5話「飲み会とマシュマロ」
女子会なのに日下(若林が好きだけど伝わっていない、同僚の中年男性。)がいないと、酔って同僚女性にからむ若林というベタな話ですが、演じているのが喜多村英梨さんだと思うと、実らない恋愛というのは一層の味わいが出ます(笑)。
○「ハイキュー!!セカンドシーズン」(2015年秋から2016年冬放送)
24話「極限スイッチ」
バレーボールに興味はありませんが、この話数だけではありませんが、特に京谷賢太郎(cv武内駿輔)のスパイクのときにラフで迫力ある絵をうまく交えて緊迫感を増し、手に汗握る試合はいいですね。
烏野高校が青葉城西高校に勝つのは出来過ぎなのですが、そういうのは置いといて、手に汗握ればいいんです。
○「想いのかけら」(25分版)
数分に分かれたものは2015年放送でしたが、25分版は2016年の放送だったので入れます。
東日本大震災の地震と津波、港町はまだ復興は半ばで、町を出ていく人も多いけれど、死んだ妻であり母でありを想いながらも、それでも日々と日常を生きていく父娘の想いの何気なさが心にしみます。
【春】
○「Re:ゼロから始める異世界生活」
8話「泣いて泣き喚いて泣き止んだから」
各話の終わり方が、期待と不安をないまぜにしたものばかりだったことも含め、どの話も良かったです。
どれを選ぶか迷いましたが、膝枕の8話。ラムとレムの悪態も楽しいですが、アレコレあって、耐え切れなくて無理をしてハイな態度をとるスバル、それを見透かして、優しく膝枕で慰めるエミリア、嗚咽するスバル。
エミリアたんマジ天使(EMT)、エミリアたんマジヒロイン。
あと、終わり方に希望が多かったのですけどね、この頃は・・・まだ・・・
【夏】
○「ベルセルク」
11話「イデアの影」
大剣で戦うガッツ、信仰厚い異端審問官のモズグス。神が何なのか、神の名のもとになら何をしても許されるのか。答えは明示していませんが、そういう問いかけ、迫力ある絵(ラフな絵など。)と戦い。
単なる迫力ある戦いだけなら他の回でいいのですが、これまでのテーマの総括的であるだけでなく、深く問いかけています。
【秋】
○「響け!ユーフォニアム2」
11話「はつこいトランペット」
2015年に続いて、ユーフォの票は割れるのでしょうね。いい話ばかり、いえ、どれもいい話。
1期は久美子の「普通っぽさ」(少なくとも普通っぽく見える。)がとてもよかったのに、2期は久美子が「特別っぽく」なってしまっている感じが引っ掛かりますが、それでも11話は特によかったです。
(12話で、会場での各校恒例の指揮者への声かけで、「先生、好きです」と叫び、告白したと焦る麗奈、みんな告白だと思っていないと言って笑いをこらえる久美子は、とても普通で安心しましたが。)
姉から親に通帳が送られてきたことで親の意に反して大学を辞める姉の本気を示し、あすかが母を説得して戻ってきて部員の前で挨拶して本気を示したり、麗奈も滝先生への本気を示す回。
麗奈が1期の名シーンを生んだ大吉山に登ると言い出し、久美子と話し、2人の関係も修復。
麗奈が久美子とともに、滝先生の奥さんの墓参りに行ったり。全国大会での金賞をお願いしただけなんてことは、ないでしょうしね。
○「3月のライオン」
3話「晴信」「夜空のむこう」
子供の時からの将棋のライバル、二階堂晴信との、真夏の暑い日の対戦の思い出。暑くて苦しそうだから、早く終わらせてクーラーのある部屋にいけるようにしようと思って、早く指していたら、もう負けは見えているのに諦めないので、勝ちたいんだ、ということに気づき、自分の甘さを噛みしめる桐山零。
それはプロになってからの対戦でも同じで、実力差が開いていることを知る二階堂でしたが、自分の甘さを噛みしめ、気を引き締めるためには零にとって必要なライバルです。
お盆の送り火、川本ひなたが1人で買い物に行くことになり、川本あかりから言われて零がついていくことに。あとをつける形になって、どこに行くのかと思ったら運河沿いだか海辺だかで、お母さん、と号泣のひなた。どこかで泣かないと、ため込んでしまいますからね。
泣き初めに音を出さず、ワンテンポ置いてから鳴き声を聞かせる演出は珍しくもないと思いますが、いいですね。
○ 「おくさまが生徒会長!+!」
5話
規制なしのAT-X版で見たので地上波の人とは感想が異なるかもしれません。ベタすぎて面白かったです。エッチィなんていうのではなく、笑うしかないくらい。
熱が出てもだえる生徒会長の若菜羽衣、同居している和泉隼斗がおかゆを食べさせようとレンゲを口に持っていくと口で男のアレをアレしているように食べ、しかも白いおかゆを胸や股間にこぼし、ついには和泉が座薬を入れることになり。座薬プレイまでするのか・・・
○「ガーリッシュナンバー」
1話「やさぐれ千歳と腐った業界」
事実かどうかは知りませんが、たぶん大げさに描いているだけでしょうけれど、題名どおりの話。
アニメ業界はおかしい、イベント対応が必須になっている声優は大変だ/声優ってなんだろう、なんで売れそうにないアニメを作っているのだろう、とかの悪口や、プロデューサー等の安易さが多々。コミカルにやっているので、楽しいです。
努力しない主役の烏丸千歳よりも、人気声優の苑生百花や柴崎万葉の方が目立っているというのは、そういう描き方をしているからでもあるのでしょうけれど、それだけでもないような気も。
それにしても、年々、制作が間に合わなくて総集編が増えたり、声の特徴や良さや演技の上手さよりも、トークや本人のキャラや外見の比重が高くなってきている気がしますが、それでアニメ業界は大丈夫なのでしょうか?。
【shin】
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