新名眼科 院長日記

気管支ぜんそく

新しい一週間の始まり。
桜も咲きはじめ、いつの間にか3月も最終週になりました。
今日の日中は20℃の予想。
昼から2件の往診の予定です。


花粉や大気汚染の問題で、眼・鼻。喉の症状が出ている人も多く見られます。

東北大学の研究グループは気管支ぜんそくの原因が「2型自然リンパ球」というリンパ球の活性化であることが明らかになったと発表しました。
気管支ぜんそくを含むアレルギー疾患の新たな治療法開発につながる可能性があるということです。

これまでアレルギー疾患の治療で注目されていたのは、アレルギー反応の制御や他の免疫細胞の活性化に関係する免疫細胞「T細胞」でした。
研究グループはこの細胞の表面に現れる「GITR」というタンパク質が、2型自然リンパ球にも存在することを発見。
GITRが2型自然リンパ球を活性化することを明らかにしました。

2型自然リンパ球は、気管支ぜんそくが起きるときに最初に活性化する免疫細胞で、これが活性化しなければアレルギー反応は起こらないということです。

GITRを持たないマウスに薬剤で気管支ぜんそくを誘発する実験を行ったところ、自然リンパ球は活性化せずマウスはぜんそくを起こしませんでした。
GITRを阻害する物質をマウスに投与した場合も、マウスはぜんそくを起こしませんでした。

この結果は、気管支ぜんそくを含むアレルギー疾患の治療法、アレルギー治療薬の開発につながる可能性があるということです。

新しい治療薬の可能性がでてきました。
実用化に期待です。
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