気温は暖かく、朝も7度でした。
今日も昼から3件の往診の予定です。
各方面で進んでいる再生医療。
iPS細胞を使った再生医療の研究は理化学研究所などが加齢性黄班変性症で、京都大がパーキンソン病でそれぞれ移植を実施。
大阪大の心不全治療や京大の再生不良性貧血への輸血も厚労省が計画を承認しています。
今回 厚生労働省は、慶応大学の他人のiPS細胞から神経のもとになる細胞を作り、脊髄損傷の患者に移植する計画の実施を了承しました。
iPS細胞を使った世界初の脊髄損傷の臨床研究となる見込みです。
計画では、脊髄を損傷してから2~4週間の亜急性期の重度の患者を対象に、治療の安全性と有効性を確認します。
京都大が備蓄している拒絶反応が起きにくい免疫タイプの健常者の血液から作ったiPS細胞を使い、慶大が神経のもとになる細胞を作製。
患部に移植して新たな神経細胞を形成、神経信号の途絶を修復して運動機能や感覚を回復させるということです。
脊髄損傷は国内患者は年間約5千人がおこり、全国に10万人いると言われています。
脊髄損傷では幹細胞を使った治療法を、札幌医科大などが開発し、損傷から2週間以内の急性期の患者を対象に昨年12月に承認されています。
今回の臨床研究で効果を確認できれば、将来的に慢性患者の治療法確立にもつながるとしています。
若い患者さんも多い脊髄損傷で、治療ができれば本当に助かります。
他家移植ということもあり、成功すれば多くの患者さんが救われます。
成果に期待です。
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