NPO法人市民後見センターいちょう

NPO法人市民後見センターいちょうの活動状況

平成26年度 地域ささえあい助成金 報告書

2014年12月22日 | 定例会議
2.活動内容

 超高齢社会で認知症高齢者460万人を抱える我が国では、認知症はもはや他人事ではない。

 市民に、認知症の医療と介護、八王子市の認知症高齢者施策、成年後見制度について知り考えて
もらうために、永生病院理事長安藤高朗氏、日本認知症グループホーム協会副会長宮長定男氏によ
る講演と、両氏と高齢者いきいき課長石黒みどり氏、当NPO理事長による「市民後見人の活用」
を論点としたパネルディスカッションを実施した(コーディネーターは当NPO顧問)。

 介護専門職や民生委員などの福祉関係者を含む多くの市民の参加を得、また認知症高齢者に関
するまとまった情報提供ができ、市民の成年後見制度利用や市民後見人への関心を高めることが出来
た。                                   

3.ありがとうメッセージ

 講演会を開催し、永生会病院理事長の安藤高朗氏に「認知症~医療と介護の連携」、日本認知症グ
ループホーム協会副会長の宮長定男氏に「認知症グルーホームの現場から」と題した分かりやすく熱
い講演をいただき、市役所高齢者いきいき課長石黒みどり氏から八王子市の認知症高齢者施策をご紹
介いただいた後で、上記3氏らにより「市民後見人の活用」をテーマにパネルディスカッションをし
ました。

「成年後見制度について初めて知った」「専門的な話も聞けて本当にいい刺激をもらった」などの
声が寄せられ、認知症高齢者の医療と介護、成年後見制度利用について、色々なジャンルの多くの方
に関心を持っていただけました。心から感謝申し上げます。           

4.課題・反省

 参加者は当NPO会員(スタッフ)・講演者・パネラーを除き60名あり盛会となったが、さらに多くの参
加者を得たかったと思う。日にちの選定や広報活動の仕方を熟考し今後に活かしたい。

 成年後見人の役割の核は財産管理と身上監護であり、訴訟や不動産登記ではない。地域の市民として同
じ目線から細やかな身上監護をしていけるので、市民が後見人になることが適切であると考える。

 NPOで市民後見活動をすると組織内の複数人でチェックしながら成年後見に取り組むので財産横領の危険性が専門職や親族後見人より小さいことを知ってもらうことや、損害賠償保険(万が一後見人による横領が生じても利用者は金銭を損失しない)に入ることで安心感を持ってもらうこと等で、市民後見人の活用が進み、認知症高齢者などの知的障害者がより安心して過ごせることを目指し、今後の活動を考えたい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。