永山優子ブログ

つれづれなるままに

香害という公害(その1)  ~人工香料が引き起こす健康被害~

2021-11-25 23:23:38 | 香害

以前は、静電気を抑えるなどの洗いあがりを効果にあげる商品がほとんどだった「柔軟剤」。しかし、近頃は洗濯洗剤や柔軟剤を中心に、「抗菌」「消臭」「〇日間、ずっと香りが続く」「動くたびに香りが弾ける」…。そんな効果を前面に出す商品が大半となっています。

 

 香りの正体は、人工香料という化学物質。

化粧品や洗剤、柔軟剤に使用される人工香料は化学的に合成された化学物質です。

お洗濯の度に、化学物質が衣類に付着し、長時間空気中に漂っている状態、それが「いい香り」の実態なんですね。

近年、化学物質によって健康を害する化学物質過敏症という健康被害が増えていますが、柔軟剤等に含まれる人工香料(化学物質)が原因で化学物質過敏症を発症するケースも多いといいます。

化学物質過敏症は一度発症すると完治が難しく、発症すると極微量の化学物質でも体調不良を引き起こすようになることが知られています。それは、これまでの生活が一変してしまうことを意味します。

 

 症状の苦しさに加え、日常を奪われるということ。

周りの人の衣類からの強い香りで、頭痛や吐き気がして仕事が続けられなくなった人・・・、学校で教材のインクのにおいで体調不良を起こし、学校に通えない児童生徒・・・。

健康被害だけにとどまらず、生活の基盤や学びの機会を奪われてしまう、そんな深刻な事態が起こっています。

★文部科学省では「化学物質過敏症の児童生徒に影響の少ない教科書」配布委託事業を行っています。 

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/1356273.htm

 

今いちど、考えてみよう。

アロマを楽しむこと、香りに包まれる幸せ、それも大切にしたいこと。

けれど、どこかで誰かが苦しい思いをしているのだとしたら、ちょっと立ち止まって、 考える必要があるのではないでしょうか、「その香りが本当に必要か」。

シャボン玉石けんより引用

 

関連イベントお知らせ

香害ってなに? 増え続ける香料の中で生きるとは:お話と上映会
やまねこハウスが開催
2021年11月28日(日)14時~16時  れあいセンター視聴覚室 対象:どなたでも(香る衣服や香料は身に着けずおこし下さい)定員あり 料金 500円(資料代として) 問合せ:奥村090・1134・5691・ yamanekohouse2021@gmail.com


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  ながやま優子議会通信 Vol.... | トップ | 島本町12月議会が始まります! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。