goo blog サービス終了のお知らせ 

SHII-HARMONICA

クロマチックハーモニカで、ジャズプレイヤーになる

ブルースが苦手

2013-05-06 09:11:06 | 日記
え~、実は風邪を引いてしまい、喉が痛いので練習があまり出来ません。
あと、この連休中くらいしかゆっくりブログを書く時間もないと思うので、今のうちに好き勝手に更新します。


ブルースハープをやってたくせに、クロマチックでブルースをやるのが、苦手です。

ブルースは、12小節のシンプルな構成で、ロックンロールとかも基本的にはブルースです。
ジャズのブルースでも基本的な構造は同じ12小節ですが、コードがもう少し複雑になっています。

ブルースハープを吹いていた頃は、コピーするのもブルースが多かったので、コピーして覚えたフレーズを適当に吹けば、それだけでセッション出来ました。
(誤解がないように。ブルースはそんな単純なものではありません。)

ブルースハープの構造的にもおいしいフレーズや音というものがあり、
そこを中心に繋げたり、ニュアンスをつけたりで、ハーモニカのことだけ考えてれば、上手くいきます。
(しつこいようですが、そんな単純なものではありません)


クロマチックに転向してから、しばらくはブルースハープの音感覚から離れる為に、ブルースには全然手をつけませんでしたが、
ブルーススケール的なものを勉強し、そろそろジャズブルースでも練習するかとなり、実際やってみましたが、
ものすごくカッコ悪い。

ブルースハープ時代は下手くそながらセッションに行って吹いたり、上手い人のいないところでブルースを語り、
人に教えたりしていたのに。
(…何か今と対して変わってないな。)


自分は、ブルースハープをマスターしたわけではないのに、ジャズプレイヤーや他の楽器に嫉妬し「俺はブルースしか出来ない普通のプレイヤーは嫌だ」と言い訳し、クロマチックに逃げてきた派です。
(同じ派の人いますか?)

それでも初めはブルースハープとクロマチックの両方出来るプレイヤーを目指してたのですが、だんだんクロマチックの魅力に取り付かれ、クロマチック一本でないと中途半端になり上手くなれないと思い、ブルースハープをやめ、今に至ります。


ブルースは意外と管楽器のプレイヤーが少なく、サイドとしてハーモニカが使われることが多い音楽です。
(管楽器がやるのはちょっとジャズよりなブルースが多い)

じゃあ、ブルースハープと同じフレーズを吹けば出来るんじゃないの?
と思うわけですが、キーの問題もあるし、ニュアンスが全然違う為同じようにはなりません。

まだジャズブルースの方がコードが複雑な分、コードを追っていけばそれっぽくなるので、やりやすいといえばやりやすい。

でも、ブルースっぽくない。


ブルースの魅力とは何でしょうか?

イナタイむせび泣くようなハーモニカとスライドギターの音でしょうか?

ブルースをブルースらしくしているのは、ブルーノートと言われる普通の音程よりちょっと下がった音(3度5度7度)が、特徴です。

この音のマイナーな響きをメジャーなコードの上に乗っけてあの独特な雰囲気が出ます。

またトニックもサブドミナントも7thコードになっていることも特徴の一つです。

キーCでいえば、
トニック CM7 → C7
サブドミナント FM7 → F7

この ○7 というコードが曲者で、
普通に考えてれば、ミクソリディアン

Cミクソリディアン
ドレミファソラシbド

となるわけですが、
ブルーノートは、3,5,7度が下がった音。
それが使えるスケールとして、
解釈はいろいろありますが、

メジャーブルーススケール
ド レ ミb ミ ソ ラ ド
マイナーブルーススケール
ド ミb ファ ソb ソ シb ド

ペンタに音を追加したこの二つのスケールを行き来することで、ブルースっぽい雰囲気が出ます。
と、教則本とかによく書いてあります。

確かにギターの人は二つのペンタから発展させて上手くなったタイプも多いそうです。

しかし、クロマチックを始めて理論を勉強し、硬くなった頭では、
「ミbはマイナーになるし、半音でぶつかるけど?」
「ファなんかもろアボイドじゃないの?」
となり訳が分かりません。
(アボイドは避けた方がよいとされている音)

またペンタを使うときは、「コードを無視しても良い」とか言われるとお手上げです。
じゃあ、コードって何だよと怒りたくもなります。

ブルースは理論ではなく感覚でやれとか、フレーズをとにかくコピーしろとか言われますが、
クロマチックハーモニカは参考になる前例の少ない楽器です。
必然的に他の楽器を参考にしますが、上手くいきません。

この問題について、
まだ解決策は出ていないですが、
何となく目指す方向性があります。

それは、わかりやすいブルースフレーズを取り入れつつ、クロマチックハーモニカの特徴を活かしたフレーズとミックスするというもの。

全く新しいことをやってしまうと、それはただのめちゃくちゃになりがちなので、ブルースの雰囲気を感じるフレーズの要素を上手く使いクロマチックらしいフレーズを吹く。

まだ全然上手くいってませんが、
そんなことを考えて、また下手くそなブルースと向かい合っています。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
僕も (花園ジョニ)
2013-09-29 10:15:10
同じ派ですね。
ブルースハープの方が出番おおいですが。
ブルース難しいですね。頑張ります
返信する
同じ派 (花園ジョニ)
2013-09-30 08:49:59
仲間ですね。
自分の場合は、もうブルースハープ吹けなくなっちゃいましたけど。
ブルースハープとクロマチックの両方使えるっていいですね。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。