Facebookが今年中に上場するというニュースで大騒ぎになりました。世界で8億人以上が参加、友達つながりは1000億人にも。まさに世界最大のSNSと言ってもいいでしょう。立ち上げたのはマーク・ザッカーバーグという若者で23才の時というからびっくりです。現在は27才、推定資産は1兆円を超え、6億円の家を買ったそうです。新しいアメリカンドリームの誕生ですね。
さて、このFacebookは今までのSNSと何が違うのでしょう。一番大きな特徴はプライバシーの公開ですね。いままでインターネット上では匿名が多く特に日本ではいまでも匿名による投稿が多くあります。これにより言いたい放題で無責任な書き込みがあふれていました。それをFacebookは原則実名にしました。「匿名」を「実名」にすることでSNSの使い方が180度変わりました。出身校、出身地、勤務先から友達を探しつながっていく、これはいままでのSNSにはないことでした。日本でも最初は抵抗のあった「実名」もみんながつながってくるとごく自然なものに変りました。むしろ実名であることが安心感につながり、Twitterや他の投稿もFacebook効果で実名が増えました。実名によってつながる。これこそザッカーバーグさんの目指したものでした。
ところでFacebookの収入はというとほとんどが広告収入です。テキスト+画像の一般的な広告からLike広告、投票広告、無料サンプルが得られるサンプル付き広告、イベント広告、ビデオ広告、などなどFacebookウオールの右画面にはずらりと広告が並んでいます。企業だけではなく個人でも気楽に広告が出せるようになったのです。たとえばパーティの参加呼びかけ、演奏会のお知らせ、イベント告知が数千円で出来ます。いわゆるパーソナル広告が可能になったのです。実名が原則なので年齢や地域も指定できます。つまり、来て欲しい、買って欲しい、知って欲しいターゲットに絞って表示できます。予算も自分で決められます。そのうち地域を絞って「迷子になったペットを探してください」とか年齢を決めて「結婚相手募集」などが登場するかもしれませんね。
パーシナル広告は以前からアメリカでは当たり前にありました。自分の年収を書いて「恋人募集」などの広告がニューヨークタイムズ紙にいっぱい掲載されていました。新聞の場合は広く多くの人に広告するので費用がかさみます。その点Facebookなら予算に合わせてターゲットを絞ってピンポイントで表示することができますからこちらの方が有効かもしれません。いずれにしても実名のFacebookがさらに浸透すれば、それに合わせてパーシナル広告はさらに増えるでしょう。企業広告も対象を絞ってピンポイントに狙えます。2011年、Facebookの広告収入はヤフーを抜いてインターネット広告でトップになりました。いまは企業広告が上回っていますが、やがてパーソナル広告が企業広告を上回るかもしれません。
またFacebookそのものがパーソナル広告ではないか・・そんな気配が見えてきました。会社の人事担当者がFacebookで人材をチェックというニュースも現れました。Facebookそのものが新しい広告掲示板なのかもしれません。世界でこれだけ人気になるとはマーク・ザッカーバーグさん自身もびっくりでしょうけど、「われわれは金を稼ぐ手段としてサービスを作っているのではなく、よりよいサービスを作るために金を稼いでいる。」となれば上場により得た資金でまた新たなサービスを展開するのでしょう。すごい若者が現れたものですね。
2012/02/23
さて、このFacebookは今までのSNSと何が違うのでしょう。一番大きな特徴はプライバシーの公開ですね。いままでインターネット上では匿名が多く特に日本ではいまでも匿名による投稿が多くあります。これにより言いたい放題で無責任な書き込みがあふれていました。それをFacebookは原則実名にしました。「匿名」を「実名」にすることでSNSの使い方が180度変わりました。出身校、出身地、勤務先から友達を探しつながっていく、これはいままでのSNSにはないことでした。日本でも最初は抵抗のあった「実名」もみんながつながってくるとごく自然なものに変りました。むしろ実名であることが安心感につながり、Twitterや他の投稿もFacebook効果で実名が増えました。実名によってつながる。これこそザッカーバーグさんの目指したものでした。
ところでFacebookの収入はというとほとんどが広告収入です。テキスト+画像の一般的な広告からLike広告、投票広告、無料サンプルが得られるサンプル付き広告、イベント広告、ビデオ広告、などなどFacebookウオールの右画面にはずらりと広告が並んでいます。企業だけではなく個人でも気楽に広告が出せるようになったのです。たとえばパーティの参加呼びかけ、演奏会のお知らせ、イベント告知が数千円で出来ます。いわゆるパーソナル広告が可能になったのです。実名が原則なので年齢や地域も指定できます。つまり、来て欲しい、買って欲しい、知って欲しいターゲットに絞って表示できます。予算も自分で決められます。そのうち地域を絞って「迷子になったペットを探してください」とか年齢を決めて「結婚相手募集」などが登場するかもしれませんね。
パーシナル広告は以前からアメリカでは当たり前にありました。自分の年収を書いて「恋人募集」などの広告がニューヨークタイムズ紙にいっぱい掲載されていました。新聞の場合は広く多くの人に広告するので費用がかさみます。その点Facebookなら予算に合わせてターゲットを絞ってピンポイントで表示することができますからこちらの方が有効かもしれません。いずれにしても実名のFacebookがさらに浸透すれば、それに合わせてパーシナル広告はさらに増えるでしょう。企業広告も対象を絞ってピンポイントに狙えます。2011年、Facebookの広告収入はヤフーを抜いてインターネット広告でトップになりました。いまは企業広告が上回っていますが、やがてパーソナル広告が企業広告を上回るかもしれません。
またFacebookそのものがパーソナル広告ではないか・・そんな気配が見えてきました。会社の人事担当者がFacebookで人材をチェックというニュースも現れました。Facebookそのものが新しい広告掲示板なのかもしれません。世界でこれだけ人気になるとはマーク・ザッカーバーグさん自身もびっくりでしょうけど、「われわれは金を稼ぐ手段としてサービスを作っているのではなく、よりよいサービスを作るために金を稼いでいる。」となれば上場により得た資金でまた新たなサービスを展開するのでしょう。すごい若者が現れたものですね。
2012/02/23