ボクは雑草です

シフトクリエイティブ社長のブログです。

報道の自由度ランキング

2017-04-30 03:39:27 | 報道/ニュース
NGO「国境なき記者団」が毎年発表している報道の自由度ランキング2017年版が26日発表されました。180か国のうち日本は昨年と同じ72位でした。2年連続過去最低です。イタリアが77位から52位に順位を上げたため先進国では最下位となりました。おとなり韓国は70位で最下位は常連のエリトリアを抑えて北朝鮮となりました。
日本はもともと自由度については優等生でした。統計のある2002年からだいたい20位~30位をキープ、2009年は17位、翌10年には11位までランクアップしました。その翌年も22位でした。この自由度の高い時代は民主党政権でした。再び自民党に戻って自由度は急激に下がります。13年53位、14年59位、15年61位、16年は一気に72位に、そして今年も変わらず72位です。
う~ん・・確かに民主党の時代は新聞・テレビが今より自由に政権批判をしていました。つぎつぎと大臣の失言が報道され、国民も平気で批判していました。きわめつきは原発対応でした。「ただちに健康への影響はない」を繰り返すばかりで本当のことが国民に知らされません。ウソばかり言っている、と政権への信頼は失墜しました。政治家のあたふたぶりから政治の舞台裏が見えてしまったのです。野田総理の支持率も18%まで落ちました。でも民主党政権に変わった時が報道の自由度ランキングは一番高かったのです。
次に政権交代した自民党がやったことは新聞社や放送局への圧力でした。「電波をとめる」と言ってみたり「あの新聞社はつぶさにゃいかん」と言ってみたり。気に入らないキャスターやコメンテーターを降板させたり、報道は一斉に萎縮(いしゅく)しました。自由にものが言えない気持ち悪い空気が日本中にただよっています。結果、自由度ランキングは下がりました。特に「国境なき記者団」が問題視したのは特定秘密保護法です。政権に都合の悪いことは隠してしまうのではないか、と国連人権委員会は調査を要求していますが自民党は拒み続けています。これがランキングをさらに下げました。
しかし、内閣支持率は50%前後です。つまり自由に報道すると悪いところがいっぱい報道されて支持率が下がりますが自由がないと支持率は維持されるのです。ロシアのプーチンさんは支持率80%と言われますが報道の自由度ランキングでは150位前後です。ほとんど自由度はありません。中国もほぼ同じです。国民にとってどちらがいいか、国民が決めることです。
ニューズウィーク誌は下がる続ける日本の自由度ランキングについて、日本人の「空気を読む」と「自主規制」が関係しているとも言っています。たとえば未成年者による殺人がセンセーショナルに報道される一方で少年の重大犯罪は減少しています。つまり空気を読んで報道すると一方に偏(かたよ)った報道になってしまうのです。高齢者による事故が増加という報道も同じです。運転する人の人口の割合からすると圧倒的に若者の増加率が高いのです。報道の自由度があるかないかは報道する側にゆだねられているとも言えますね。一律報道はやめてほしいものです。

2017/04/30


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北朝鮮の脅威(二)

2017-04-22 18:14:09 | 報道/ニュース
北朝鮮問題を協議している国連安保理は再び核開発をやめるように決議しました。これで何回目でしょうか何度決議してもやめませんよ。それもそのはず北朝鮮は核開発をやめると言った瞬間、体制が崩壊するからです。対話では無理と圧力をかけ始めたアメリカ。朝鮮半島に空母などを集め軍事的威圧を始めました。しかしいくら目の前で軍事演習をしても、空母を揃えても北朝鮮はやめませんよ。北朝鮮に先制攻撃をしたら北は降参すると言う専門家もいますが、ここまで来ると簡単ではありません。すでに北の国境近くにロシア軍が集結し始めています。軍事的脅威が増すだけで解決にはなりませんね。
北朝鮮との戦争が起こったら圧倒的な軍事力の差でアメリカが勝つことは誰が考えても分かります。同時にアメリカ軍にもそれなりの犠牲がでることも想像できます。そして韓国はもちろん隣国の日本や中国、ロシアも巻き込まれることになります。そんな状態を誰かおさめられる人はいますか?アメリカの傀儡(かいらい)政権を作って北朝鮮が民主主義などと言って昔の日本のようにアメリカに従う姿は想像できませんね。南と北がひとつになるのが一番いいのですがロシアや中国が介入すればアメリカの思うようにはなりません。アメリカはイラクに介入してグチャグチャにしてしまったトラウマがあります。いつものようにちょっと軍事行動を起こしてさっと引いてしまうでしょう。そのあとはグチャグチャの北朝鮮が残るのです。今より悲惨になりますよ。
将軍様を殺して体制を変える、というアメリカの思惑は的外れですね。将軍様を殺しても北の状態は変わりませんし、中国や韓国や日本に難民が押し寄せて大混乱します。戦争特需で日本が儲かる構図はもうありません、むしろ経済は大幅に落ち込みます。つまり誰もトクをしないのです。
では放っておけばいいかとなりますが、放っておけば核兵器がアメリカに向けられる現実が近くなりました。アメリカにとっては脅威です。経済制裁をしても効きません。抜け道がいくらでもあるからです。160カ国以上が北朝鮮と国交があり東南アジアでは友好国もある北朝鮮です。放っておけばミサイル開発は進みます。
そこで考えました。こういう将軍様にはとことん脅しをかけるしかないのです。過去にも脅しにビビッて核開発をストップするまねをしたことがあります。その時は脅しと金をちらつかせました。脅しと金が効きそうですよ。せっせとやりましょう。
いま世界は保護主義や全体主義が台頭してきました。経済の中心が新興国に移り先進国は失業者が増え不況に苦しんでいます。中東やアフリカの内戦から難民や移民が増え自国を守るというスローガンに誰もが惹かれていきます。しかし保護主義ばかりの国になってしまうと世界の経済は停滞します。自分のまわりしか見えなくなります。
そんなときに北朝鮮をたたいても安心できる状態にはなりません。各国のリーダーが保護主義に走るだけです。戦争後の北朝鮮を設計できるリーダーが現れないと北朝鮮をたたくのはトクではない。自滅を待つのが最良の策ですが、そこまで待てるかが問題ですね。
先日、外国の報道陣を集めて、出来立てのビル群を披露しているニュース映像で将軍様の顔がアップになっていました。車を降りて段上にあがった将軍様は目がおびえていました。将軍様は小心者でした。ジャン

2017/04/22

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北朝鮮の脅威(一)

2017-04-22 04:34:27 | 報道/ニュース
ちょっとうんざりと言うか、いい加減にしてほしい。毎日毎日、核だとかミサイルだとか。北朝鮮にうんざりではなく、テレビですよ。なんじゃこれは、と思っていたらいよいよ政府広報のHPにミサイル避難方法だって。まるで臨戦態勢のように国民をあおっています。自衛隊はフル活動です。こんなことやっているのは日本だけ。当事国の韓国もアメリカもいつもと同じです。これじゃあマンガのような北朝鮮のテレビと同じですよ。
国民に不安と恐怖をあおり重要な問題から目をそらせ論点をぼかしていくのは安倍政権になってからぞっと続いています。国会で3分の2以上を持っている与党はやりたい放題、法案は出せばすべて通る状態がこうしたマンガのような異様な報道になりました。
確かに北朝鮮の脅威はあります。今やミサイルと核兵器しか武器がないのですから。戦闘機は遅い、戦車はガタガタ、いくら兵士の士気が高いと言っても、武器がなければ打つ手がありません。サイバー攻撃だけでは勝てません。せっせと核兵器やミサイル開発を進めてイキがっているしか生きる道はないのですから。でもそんなことは6年以上前からやっています。いま始まったことではありません。しかも北朝鮮が戦っている相手は日本ではありません。日本にアメリカの基地があると言っても韓国にはもっと北にとっては身近な脅威になる基地があります。その韓国ですら大統領選挙でいっぱいなのに日本が突然騒ぎ始めたのはなんなのか。
答えはトランプさんにありました。就任から100日のいわゆるハネムーン期間に公約がひとつも実行できていません。“メキシコとの国境に壁を作る”は議会で否決、“イスラム教徒の入国禁止”は連邦裁判所からはねられ、“オバマケアやめる“は法案すら出せません。打つ手がなくなったトランプさんは子どもが駄々をこねるように突然シリアを攻撃しました。生物化学兵器を使ったと言ってアサド政権の空軍基地に巡航ミサイルを59発。続いてアフガニスタンのISの拠点に大型爆弾を落としました。大統領にはこんな権限があるんだと見せつけたかったのです。その流れに乗って北朝鮮に矛先を向けました。
もともと北朝鮮は米韓合同軍事演習に過敏に反応してきました。目の前でがんがん軍事行動をやられては見ているだけにはいきません。ミサイル発射してみたり、軍事演習は宣戦布告とみなすと言ってみたりしてきました。つまりいままでと同じ北朝鮮なのに変わったのはアメリカの大統領なのです。そのトランプさんに憲法を変えたい安倍さんが飛びついた構図なのです。
それにしてもトランプさんもまだ大統領になったばかり。空母カールビンソンが15日にも朝鮮半島に来ると言ったら実はオーストラリアへ向かっていたとか。急いで朝鮮半島に向かっていると言っても25日になってしまいました。軍の動きが分かっていません。安倍さんはと言うとここぞとばかり大騒ぎ。北朝鮮は生物化学兵器を持っている、と言ってみたり、韓国には5万人の日本人がいると言ってみたり、いまさら言われなくても分かっていることばかり。恐怖をあおるのは悪い政治家です。
確かにオバマさんの8年間に北朝鮮は核とミサイル開発が進みました。そして金正男の暗殺です。対話と圧力だけでは解決しない北朝鮮は心配ですが、少なくとも日本には韓国以上の危険はありません。韓国以上に騒ぐ必要はありません。
大統領の権限を行使したいだけのトランプさんと目立ちたいだけの安倍さん、このふたりには困ったもんです。まるで戦時下のように騒ぎ立てるテレビも困ったもんです。しかし本当に困ったもんはそのテレビをうのみにして過剰に反応する国民ではないでしょうか。
韓国の人が言いました。「台風の中心は風もなく静かです。周りが騒ぎます。韓国では今もフクシマ(放射能)の話題でいっぱいですが、日本ではあまり騒ぎません。北朝鮮の問題も同じです。中心より周りが騒いでいます。」・・なるほどね。

2017/04/22
※いよいよマンガのような報道が電車を止めました。29日早朝5時30分ごろ北朝鮮はミサイルを発射。その報道を受けて6時6分首都圏の地下鉄・新幹線などが一斉に止まりました。ミサイルは7分で日本に到達します。40分も経って止めていたって意味はない。ミサイルは失敗。過剰報道によるパニックでした。こんなことがいつまで続くのか・・
2017/04/29

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チェルノブイリからフクシマへ「アルクシェービッチの旅路」

2017-04-10 04:48:11 | 報道/ニュース
ベラルーシのジャーナリストでチェルノブイリを取材してきたアルクシェービッチさん(62才)が初めてフクシマを訪ねた番組「アルクシェービッチの旅路」を見ました。東日本大震災から6年目の3月11日に再放送されたものです。
アルクシェービッチさんは原発事故後を丹念に取材し「チェルノブイリの祈り」にまとめました。それが評価され2015年ノーベル文学賞を受賞しました。
チェルノブイリはウクライナにありますがベラルーシとの国境に近く半径30キロの立ち入り禁止区域のおよそ半分はベラルーシにかかっています。事故は1986年に発生、30年経ったいまも人の立ち入りはできず厳重管理されています。原発全体を鋼鉄入りの石棺で覆っていますがその石棺も老朽化によりもうひとまわり大きな石棺で覆う構想が進められています。
チェルノブイリとフクシマは原因の違いはあっても最悪のレベル7は歴史上このふたつしかありません。広島・長崎での原爆はありましたが、放射能による人体への影響は詳しく分かっていません。そのためチェルノブリが人類史上初めて放射能汚染による影響が分かる事故であり、チェルノブイリを見れば30年後のフクシマが分かる、とアルクチェービッチさんは言います。
福島第一原発から2キロの道路を通ります。持っていた測定器は車の中で鳴りっぱなし、4.2マイクロシーベルトを表示しました。国際基準の20倍です。
飯館村を訪ねました。酪農をしていた長谷川健一さん(63才)は「国が設置したモニタリングポストの数値は自分たちが持っている測定器の半分しか出ない。除染と言ったって家の周りと道路だけ、周囲の森は何もしていない。森林の方がはるかに面積は広いのです。少しぐらいならいいだろうと子どもたちは森のキノコを食べています。国は安全なことばかり言うけどキケンなことは報道しない。」アルクシェービッチさんです「チェルノブイリでは事故から10年後に病気が出始めました。少量の放射能でも体に蓄積されていきます。」
長谷川さんは地区長もしていて村長とは親しい友達でしたが原発事故の対応で意見が分かれました。牛乳は出荷停止、牛は殺処分のため牛舎を取り壊し今は避難住宅で暮らしながら自宅の畑でそばを栽培しています。26ベクレルの放射線が検出されますが国の基準値は100ベクレルなので出荷できます。「国の基準値以下でも北海道のそばは0です。0ベクレルと26ベクレルのそばが並べられていたらどちらを買いますか?これは風評被害ではなく実害です。」
飯館村のとなり南相馬では保障が受けられず牛舎増築の借金を残し自殺した人もいました。自分の生命保険で借金を返してほしいと遺書を残し、自殺した現場には「原発さえなければ」の文字が残っていました。土地の人は「自殺した人はたくさんいるけど家族や親せきは恥ずかしいから隠している」とも言っていました。
アルクシェービッチさんは言います。「日本は資本主義の国で自由だと思っていましたが、この国には抵抗の文化がありません。そしてふるさと意識が強いことにびっくりしました。ベラルーシでは多くの人がヨーロッパやアメリカへ渡りました。」
チェルノブイリを視察した長谷川さんは「チェルノブイリでもしばらくして住民は戻りましたが、それは高齢の人たちだけでした。それから30年経ってその間に亡くなった人や子どものところへ行った人などで結局住民はいなくなり廃村になっています。私は避難所と往復してここで暮らしますが私の子どもや孫は戻りません。飯館村もいつかそうなります。」
フクシマを見たアルクシェービッチさんは東京外国語大学で講演をしました。「私たちは過去を見ているのではなく、未来を見ているのです。事故の前の状態に戻ろうとか戻そうとするのではなく、この状態からフクシマの文化を作らなくてはなりません。政治家にとって復興は医学的、経済的な数字にすぎません。しかし被災した人にとっては“生命”そのものなのです。被災を免れた人は“これは自分の身にも起こり得たこと”と実感できない。自分がこうだったらどうするか、それを考えるのが一番ですね。」
おりしも、政府は4月1日飯館村、浪江町、川俣町、富岡町などの避難指示を解除しました。それは避難先での住宅の無償提供の打ち切りです。テレビでは受け入れ準備が出来たことや故郷に帰れる住民の喜びの声を伝えていました。ところが実際に帰る人は高齢者を中心に人口の10%から30%です。70%の人たちは帰りません。36億円かけた立派な小学校やショッピングセンターが出来ていました。でもその小学校に何人の子どもが通うのでしょうか。児童のいないガラガラの小学校ではフクシマの文化は生まれません。過去に戻そうとするのではなくこれからのフクシマを考える。線量は正しく伝える。安全ばかりの報道ではなくキケンの報道をする。すぐにでも出来ることばかりです。莫大な復興予算を使って、30年後そして誰もいなくなった、ではあまりにも淋し過ぎます。(つづきはいつか)

2017/04/09

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奇跡の逆転優勝!英雄になった稀勢の里

2017-04-01 02:08:22 | 報道/ニュース
(この原稿はスポーツ報知が見出しで"モンゴルへ帰れとヤジが飛ぶ"と報じた事がヘイトスピーチではないか、と問題提起された事を受け非表示としましたが、本原稿については内容が異なり反モンゴルを意図したものではないので公開としました。)

久しぶりに大相撲が沸きましたね。新横綱になった稀勢の里の優勝です。12日目まで全勝で13日目に横綱日春富士から土俵際で強烈な投げを受け左肩と腕を強打、立ち上がれないほどのダメージでした。休場かと思った翌14日目も出場、横綱鶴竜戦はまったく力が出せずあっさり寄り切られました。それでも出場した千秋楽(26日)は土俵入りの柏手(かしわで)も打てない痛々しい状態でした。
そして決戦です。13勝1負の大関照ノ富士との対戦はほぼ絶望的。2敗の稀勢の里が優勝するには本割と優勝決定戦の2番続けて勝たなくてはなりません。誰もが出場するだけで拍手を送ろうと見守っていました。そして本割、なんと稀勢の里は下半身と右腕だけで回り込んではたき込み。優勝決定戦も右腕だけの小手投げで勝ちました。あり得ない逆転優勝です。これにはファンのみならず相撲関係者も“すごい”の一言。そして、館内割れんばかりの大拍手に包まれました。
「力以上のものが出た。あきらめないで最後まで頑張って良かった。」奇跡を起こした稀勢の里は優勝インタビューで涙をぬぐいながら言いました。解説の舞の海さんは「日頃努力していればいい結果が出る」「国民的英雄の誕生」と言いました。文句なしですね。
最近の大相撲はモンゴルばかりで興味をなくしていました。横綱3人ともモンゴル、大関モンゴル、一体どこの大相撲なんだと反抗していました。モンゴルファンには申し訳ないけど、これは異常です。発端は大相撲に入りたい人が減ったことでした。そこで外国人を探してくるのですが、やはり大相撲は日本の伝統、歌舞伎と同じ文化なのです。ほかのスポーツとは違います。柔道や空手のように国際大会もありません。オリンピックの種目にもなりません。横綱の意味も分かっていない朝青龍の態度の悪さ、すぐに文句を言う白鵬、やはりモンゴルは要らない、と思っていました、モンゴルにはモンゴル相撲があります。そこでチャンピオンになっていればいいじゃないか、出稼ぎ感覚で大相撲を荒してほしくない、モンゴル巡業なんかやめたらいいのに、と思っていました。
案の定19年ぶりの日本人横綱の誕生とか、10年ぶりの日本人力士の優勝とか、モンゴル勢対日本勢とか言っています。これでは日本の文化が泣きますね。
もともと相撲は大関が最高位でした。その中でもっとも品格や作法に優れている人が横綱になったのです。言わば神の領域なのです。そのため負け越しても休場しても番付が下がることがありません。以前曙が横綱になった時、ハワイのお母さんに電話して「ぼくは神様になった。」と言いました。曙は横綱の意味が分かっていたのです。立ち合いの変化でまともに勝負しない横綱・大関に“モンゴルへ帰れ!”とヤジを飛ばされているようでは興ざめですから。もう外国人は大関までとし横綱にしない方がいいのではと思っていました。
そんなうっぷんを晴らしてくれたのが稀勢の里でした。チャラチャラしない、力士がファンに近づき過ぎとSNSなんかやらない、勝っても付き人とグータッチしない。まっすぐ相撲道でした。新入幕から12年、モンゴル勢が注目される中、ひたすら土俵に上がり続けてきました。そして新横綱での優勝です。霧が晴れましたね。
「負けて悔しがるな。勝って喜ぶな。」これが亡くなった師匠隆の里の稽古場での言葉でした。30才。まだまだやれますよ。稀勢の里につづく日本人が現れますように。

2017/03/30

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PKO撤退と森友学園

2017-03-13 04:54:53 | 報道/ニュース
3月10日のNHK午後7時のニュースです。その一、南スーダンに派遣されている自衛隊PKO部隊を5月末までに撤退すると政府が発表。その二、韓国のパク・クネ大統領が憲法裁判所により史上はじめて罷免される。その三、大阪の森友学園が4月に開校を予定していた小学校の認可申請を取り下げ、鴨池理事長は辞任すると発表。という順序でした。パク・クネさんは韓国の話ですから日本からどうこう言えませんがPKOの撤退と森友学園の認可取り下げは突然の発表のため、国民はちょっと驚きました(と言うことにしておきましょう)
南スーダンからの撤退は自衛隊の人にも何も聞かされてない突然の発表でした。今は青森から350名の自衛隊員が参加していますが4月からは北海道の自衛隊員が交代で派遣される予定でした。しかも今回から安保関連法案によりあらたな任務が付与されています。北海道の自衛隊員は出発の準備をしていました。突然の変更により現在南スーダンにいる自衛隊員が撤収作業のため2か月延長するそうです。重機をどうするのか施設はどうするのかこれから決めるとのこと、まさに急に決まったドタバタ撤収でした。なんで?
国連によると南スーダンは反政府勢力が乱立し昨年からすでに内戦状態。現在100万人のこどもが栄養失調、30万人が餓死寸前と言われ、NGOヒューマン・ライツ・ウオッチは世界に緊急援助を求めています。そんな中での日本の突然の撤退発表。ヒューマン・ライツ・ウオッチは“日本の撤退は世界に南スーダンへの関心を弱める”と懸念を示しました。5年間も南スーダンにいて状況が分からなかったのでしょうか、それとも別の理由があるのか。まるで夜逃げのような突然の撤退。なんとも腑に落ちませんね。
政府は国会でPKO派遣の参加5原則は満たされている、ジュバは比較的安定していると何度も答弁しているため、情勢の悪化が原因とは言えず役目を終えたためと発表しました。PKOの趣旨からして急に役目が終わることでもないし、この説明も腑に落ちませんね。今夜外務大臣が撤収する代わりにおよそ7億円の資金援助をする、と発表しましたが、それも国連から言われてあわてて決めたことです。撤退は歓迎ですがなんでこんなに急いだのでしょう。
これまで南スーダンでの自衛隊の状況はまったく報道されませんでした。道路整備している隊員のビデオがたまに出るぐらいでそのビデオもいつも同じものです。どのメディアも取材に行っていません。国を守る自衛隊員は国民のヒーローでなくてはなりません。自衛隊員が人前で堂々と活動報告ができるようにしてほしいものです。
もうひとつの腑に落ちないニュースは森友学園、この理事長は前日テレビカメラの前で叫んでいました。「申請を受けてくれたから進めてきたんです。なんとしても小学校を開校させて欲しい。」「トカゲのしっぽ切りだ!」元気いっぱいでした。そして次の日、一転して「申請を取り下げます。」1日で何があったの?どうして急に変わったの?これも腑に落ちませんね。
安倍記念小学校なる名目で寄付金を集め、安倍夫人が名誉校長(のちに辞任しましたが)となれば、私はいっさい関係がありませんでは通りませんね。しかも名前を勝手に使われた(これは犯罪です)のではなく了承のうえだったことは安倍総理が国会で答弁しています。やっぱり・・とみんな思っていますよ。
PKOにしても森友学園にしても国民に知らされていない闇のところで物事が動いていることにちょっと不気味さを感じました。特定秘密保護法から始まって国連の人権委員会からなんども注意されている今の政府、ちょっとやり過ぎていませんか?腑に落ちないニュースはもう要りませんよ。

2012/03/12

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南スーダンのPKO

2017-02-09 05:16:17 | 報道/ニュース
南スーダンに派遣されている自衛隊員の日報が出てきました。当初は破棄されているとしていたものです。その中で昨年7月、首都ジュバの状況について「戦闘」と書かれていたことが国会で問題となり、きょう8日、少々頼りない防衛大臣が答えていました。「法的な意味の戦闘ではない。武力衝突だ」・・ん?どうしてこんな意味不明なやりとりになるの?
今、日本の自衛隊員は海外へ行っています。それは国連平和維持活動PKOに参加しているものです。湾岸戦争が起こった時、アメリカと同盟関係にある日本は多国籍軍に参加しませんでした。憲法9条があるからです。そのかわりお金をたくさん出しました。ところが日本はもっと積極的に参加せよと世界が言った(ことになっている)ので国連の平和維持活動なら参加できるとしました。その時PKO参加5原則を国会で決めました。1、紛争当事者間の停戦合意2、紛争当事者の日本の参加同意3、中立的立場の厳守4、以上が満たされなくなったとき撤退できる5、武器使用は必要最小限というものです。ところがその後1994年アフリカ・ルワンダで大事件が発生します。それはフツ族とツチ族の戦いで圧倒的に数の多いフツ族がツチ族を国中で襲いました。そのとき国連平和維持軍PKFがいたのですが、PKFは平和維持が目的で武力行使の権限は与えられていませんでした。そのため隊員たちは一斉に国外へ退避。置いて行かれたツチ族80万人を見殺しにしました。(この様子はのちに「ホテル・ルワンダ」という映画にもなりました)この大虐殺がきっかけで国連はPKOを大きく見直し、1999年、当時のアナン事務総長が住民保護のため武力を積極的に行使するとしたのです。
東ティモールでPKOに参加、1200名の隊員を率いた伊勢崎賢治さんによれば「PKOに参加すれば国連軍の一員になり各国の国内法は通用しない」つまり、PKOの組織の中では日本の自衛隊員ではなく国連軍の一員になる、ということです。そのためPKO5原則はほとんど意味のないものになります。そんな中、昨年、政府は安保関連法により“共同防護”“駆けつけ警護”なる新らたな任務を自衛隊に付与しました。これはたとえば反政府軍の民兵が住民を追って駐屯地に迫った場合、自衛隊は応戦出来る、また隣のPKOが襲われた時、武力で助けに行けると言うものです。伊勢崎さんは言います。「いまのPKOに参加することは武力行使が前提です。住民保護のために先制攻撃まで含みます。日本の憲法ではできません。また南スーダンではPKO5原則がすべて当てはまりません。内戦状態です」
現在、南スーダンのPKOに参加しているのはケニア、ガーナ、エチオピア、ルワンダなどの周辺国やインド、ネパール、バングラデシュ、カンボジアなどの発展途上国、そして韓国、中国、日本などです。先進国は部隊を出していません。発展途上国が多いのは部隊を出すと国連から支援金(給料)が出るからです。たとえば、インドはパキスタンとの紛争を経験し軍隊を増やしていますが、いまは戦闘がありません、そのため人員が余っています。給料を払うための出稼ぎに軍隊を送っているのです。
こうしてみると、日本の自衛隊が遠いアフリカ・南スーダンまで行ってPKOに参加する意味があるのか、伊勢崎さんの言葉です。「いま先進国はほとんどPKOに部隊を派遣していません。それより民間の警察や非武装の監視団、司令部要員などです。またお金を出すことでも貢献できます。」う~ん・・なら、最初の湾岸戦争の時でいいじゃん。そうすれば少々頼りない防衛大臣もあんなに変な答弁しなくて済むと思うよ。無理やり憲法解釈を変えようとするからぐちゃぐちゃになっちゃうのです。憲法の事はちょっと置いといて、まず"戦闘"状態の南スーダンから撤退しましょう。自衛隊の人や家族も安心すると思うよ。日報を隠したり、黒塗りしたり、戦闘ではないと言ってみたり、そんな自衛隊を見たくはありませんね。

2017/02/08
※PKOについて調べてみたら、国会でいかに無意味なやりとりをして無駄な時間を使っているかだけが分かりました。給料返せい。

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アラビアのロレンス

2017-02-03 19:13:38 | 報道/ニュース
ロレンスことThomas Edward Lawrenceは歴史が好きで大学時代は中世のお城や遺跡をまわっていました。卒業後は考古学の仕事に就き、中東へたびたび渡りアラビア語にも堪能になっていました。そんな時1914年、第一次世界大戦が始まります。ドイツ・オーストリア・オスマン帝国の同盟軍とイギリス・フランス・ロシアなどの連合国との戦いでした。当時オスマン帝国は今のサウジアラビアからシリア・イラク・ヨルダン・イスラエル・パレスチナのほぼ全域を支配していました。
26才のロレンスも召集されイギリス陸軍に勤務、その後語学を認められカイロへ転属、任務は軍用地図の作成やイギリスと中東の連絡係でした。その後、外務省のアラブ局へ転属となり大尉に昇進します。ロレンス28才でした。
そして1917年、イギリスはアラビア半島を占領しているオスマン帝国と戦います。しかし地理的に遠く、砂漠での戦いは大きな犠牲を伴います。そこでアラブの部族に反乱を起こさせアラビア半島をオスマン帝国から奪還する作戦を立て、その任務をロレンスに託しました。アラブの人たちは部族ごとのまとまりで国という考えがありません。ロレンスは大きな部族の三男ファイサル一世と接触、一緒に戦おうと申し出ます。映画「アラビアのロレンス」はこの部分を取り上げた長編スペクタクル映画でした。
反乱軍のリーダーとなったロレンスは要衝都市アカバの奪還に向かいます。アカバはアカバ湾から紅海へ通じる港の重要拠点です。海側に向かって大砲が並びイギリス艦隊も近づけません。ロレンス率いる反乱軍はラクダを乗りこなし砂漠を大きく迂回、行く先々でアラブ部族を結集、当初50人ほどだった反乱軍は1000人以上になっていました。そして陸側からアカバを急襲。不意を突かれたオスマン軍はあっと言う間に陥落。この功績によりロレンスは少佐になります。
連合国の勝利が近づき、ロレンスはアラブの独立を政府に約束させようとします。ところが政府の答えはイギリス軍とアラブ反乱軍を競わせ、ダマスカスを先に陥落させた方が支配するとしました。
翌1918年ロレンスはアラブの部族とともにダマスカスへ進軍します。そしてダマスカス陥落に成功。ロレンスの活躍は新聞で連日取り上げられ中佐に昇進、29才でイギリスの英雄になりました。これでロレンスが約束したアラブの独立という夢は実現するはずでした。しかし・・
大戦中にアラブ一帯で石油が発見され、砂漠地帯がお金の湧き出る黄金の地に変ぼうしていたのです。イギリスとフランスは秘密協定(サイクス=ピコ協定)を結び、戦後のアラブを分割統治。シリア一帯をフランスのもの、イラク一帯をイギリスのものとします、またパレスチナには十字軍国家であるエルサレム王国(いまのイスラエル)を作りました。
ロレンスはがく然とします。この戦いはいったい何だったのか、アラブの独立のためではなかったのか。アラブの人たちはこの戦いに勝てば独立できると信じて戦った。しかし裏切られました。「老人たちが再び現れ我々の勝利を奪い去っていった。」失望したロレンスはなんとかアラブの独立を形に残したいとイラクの初代大統領にファイサル一世を実現させますが、それは形だけのものでした。アラブの信頼に応えられなかったロレンスには居場所がありません。功績を認められ勲章を与えられることになりますが、「辞退することをお許しください。」と国王の前で申し出ます。“無冠の英雄“となったロレンスは1921年除隊後、姿を消します。
翌年ロレンスの名前が再び新聞に載りました。偽名を使って二等兵として空軍で勤務していたのです。偽名が発覚しクビになると今度は改名して陸軍に入隊、1925年空軍へ。ロレンスは軍隊で戦うことが生きている証となっていました。10年間軍隊にいたあと除隊。そしてその2か月後、1935年5月13日、オートバイを猛スピードで走らせ事故により亡くなります。46才でした。
戦争がなければ、ロレンスは考古学の研究で中東を行ったり来たりしていたでしょう。アラブの独立が果たされていればこんな短い人生ではなかったかもしれません。戦争と石油がロレンスの人生を変えました。
“アラビアのロレンス“から100年、シリア・イラクはいまも戦火の中、住む家どころか生きる場所すらありません。パレスチナとイスラエルも紛争中。天国のロレンスはこの惨状をどう見ているのでしょうか。

2017/02/03

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やってのけた平野美宇16才~全日本卓球選手権~

2017-01-24 23:08:55 | 報道/ニュース
暗いムードを吹き飛ばす爽快な内容を探していたら、ありました。日曜日22日に行われた全日本卓球選手権の平野美宇さん。史上最年少16才9か月で全日本女子チャンピオンになりました。しかも決勝戦の相手は4年間全日本で負けていない女王石川佳純選手(23才)でした。
いやあ、びっくり、驚きというより、“すごい!“の一言です。それは見たことのない高速ラリーでした。しかも強烈な回転サーブをそのままスマッシュで打ち返す、こんなことが出来るんですか!え?今のはなんだ?とまばたきすらできない圧巻の試合でした。
ボクはビデオに録画して外出、結果を知ると緊張感が薄れるのであえて結果を見ないでビデオを見始めたのですが、着替えるのも忘れるほどくぎづけになりました。ビデオですから一時停止すればいいのですが、そんな気持ちになれません。トイレにも行けません。目が離せないのです。ラリーが速いなんてもんじゃない、あっと言う間に試合が進みます。あまりのすごさにさすがの石川選手も苦笑い、石川選手が試合中笑うなんて見たことがありません。「なにが起こったのか分からないうちに終わりました。」試合後の石川選手もお手上げでした。
もともと卓球は誰にでも出来るスポーツで遊びとしても人気はあるのですが、全日本とか世界選手権の試合となれば内容が違います。ピンとポンなんて言っている場合ではありません。ものすごい回転のかかったサーブ、一般の人では当てることすらできません。それを打ち返すと今度は強烈なスマッシュが返ってきます。打って返してまた打って、そのラリーが速い速い、めちゃくちゃ速いのです。解説の宮崎さんは超高速ラリーと言っていましたが、ここまで来ると人間技とは思えませんね。ボールを見て打っていては間に合いません。相手が打った瞬間にもう打ち返している、まさに神業です。
平野美宇ちゃんは16才。先日のリオではサポート役で試合には出られませんでした。福原愛選手、石川佳純選手、同じ16才の伊藤美誠選手が団体で銅メダルを取る姿を間近で見てその悔しさをバネに絶対全日本で優勝すると心に決めました。そしてやってのけたのです。それもギリギリの勝利ではなく圧勝でした。「美宇ちゃんは150%の力が出ているのではないか、自分は100%出せないと・・」石川佳純選手は焦りました。そこで勝負はついていました。
それにしてもすごい16才が現れたものです。しかもかわいい。しぐさは子どもっぽいのに気迫は大人以上です。伊藤美誠選手、早田ひな選手とともに16才トリオと呼ばれ東京体育館には史上最高6100人の観衆が集まりました。そして今回の決勝戦でますます卓球人気が上がりそうです。
「最年少記録をつくるためには絶対ここで勝たないと。」そして勝った。有言実行、いやあすごい!なんと言うことだ、とんでもないことをやってのけた。「これで日本代表に選ばれると思うから、次は中国の選手に勝ちたい。」平野美宇選手に大きな大きな拍手を送ります。

2017/01/24
※速報です!2017年4月15日、中国で行われているアジア卓球選手権で平野美宇選手は中国の選手に勝ちました!世界ランク1位の丁寧選手2位の朱雨玲選手を破り21年ぶりのシングル日本人優勝です。大金星です。ハリケーン級の衝撃と伝えられています。17才になった平野美宇選手、やりましたね!
2017/04/17

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トランプおじさんに学ぶ民主主義

2017-01-24 23:07:14 | 報道/ニュース
今年になってブログが進みません。理由はトランプおじさんです。毎日トランプがこう言った、ああ言ったとニュースになりそれで世界が右往左往。おかげで日本の事も中東の事もめっきりニュースが少なくなりました。何かを書こうと思ってもトランプが浮かんでしまいます。こんなおっさんに振り回されている世界も株価もいい加減にして欲しい、と思いますね。
このトランプさんでは世界は良くなりません。経済も良くなりません。はっきりしています。しかし、しかし、これはアメリカの話、アメリカの国民が選挙で選んだのです。選挙制度が問題という意見もありますが、制度の中で選ばれた大統領であれば何を言っても犬の遠吠えになってしまいます。1月20日の就任式のあと、世界中で抗議のデモが起こりました。トランプ大統領に反対のデモです。そんなに反対される人物を分かっていてあえて選んだのです。文句を言ってもすべてがあとの祭りでしょう。
それではこの人の何が問題なのか?どうしてそんな人が大統領になったのか?という疑問の答えを出す前に、"民主主義"を考えてみました。イギリスのEU離脱はどう考えてもイギリスにとっても世界の経済にとってもマイナスです。しかし、そんなことよりイギリスに移民や出稼ぎが押し寄せ毎日の生活に困っているという気持ちが優先しました。イギリスだけではなくヨーロッパはいま移民や難民があふれて困っています。原因はアフガン、イラク、シリアの紛争でそれはアメリカが起こした事です。その時のアメリカの大統領は誰だったのか、それはブッシュさんであり、オバマさんでした。ブッシュは戦争を起こした人、オバマは手を引いてしまった人です。このふたりの大統領が中東のみならず世界中を紛争だらけにしてしまいました。つまりアメリカは選挙のたびに紛争を起こす人、紛争を収めることが出来ない人を大統領に選んできたのです。でもこれが民主主義です。
振り返って日本を見てみましょう。今からおよそ10年前、民主党政権ができました。圧勝でした。その前の何十年も自民党政権が続いていました。連立政権の時もほとんど自民党が政権の中枢でした。そのためなれ合いや癒着が生まれ汚職はするわ天下りはするわとあまりにもひどい状況が続き、もう自民党はイヤだと政権交代しました。国会は民主党一色になり、まるですずめの学校の教室さながらでした。そんな素人国会はあっという間に分裂、公約も守れず東日本大震災による原発対応の悪さに国民はいっせいに引きました。結果、上げないと国会で宣誓した消費税上げにまい進し解散総選挙で惨敗しました。ひどいと言われた自民党政権よりもっとひどくなってしまったのです。その反動で今度はやりたい放題の自民党に戻りました。これも民主主義です。
大統領選のあとオバマさんはローリングストーン誌のインタビューでこう言いました。「これが民主主義だ、これが選挙というものだ。投票に意味がないということではない、人間の心は移り気である、ということだ。」
先日NHKで“ザ・リアル・ボイス/ダイナーズ”という番組があり、アメリカの大衆食堂でトランプ大統領に望むことを聞いていました。期待した内容ではありませんでしたが、印象に残った一言があります。それはテキサスでのインタビューです。聞かれた中年男性のふたりは顔を見合わせ、そんな遠くの国からやってきて何を聞いているんだという表情で質問には答えず、“お前の国はどうなんだ?”とだけ言い反笑いで無視しました。その時ボクはこの質問はたとえば東ヨーロッパの小さな国の国営テレビが日本に来て、文部科学省の天下りあっせん問題や電通社員の自殺問題をどう思うか、と聞かれているのと同じなんだ、と思いました。余計なお世話だ、自分の国の事でも考えていろ、と意味です。
民主主義は絵に描いた理想でもなく、霧のようにもやもやしたものでもなく、誰かが勝手にやっているものではありません。私たちが選挙のたびに手にする投票用紙です。書くのは自分です。民主主義は誰もが手にする現物なのです。一枚の投票用紙がすべてを決めていくのです。

2017/01/24

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2016年を振り返る

2016-12-29 04:22:19 | 報道/ニュース
年末になると10大ニュースなどとまとめますが今年は10では収まりきれないほどニュースがいっぱい。ヨーロッパではテロが頻発、イギリスのEU離脱、極右・極左の台頭、アジアではドゥテルテ大統領、パク・クネさん弾劾、そしてなんと言ってもアメリカのトランプさん、大変です。あきらかに世界はグローバル化から内向きに向かっている、あとはいつ表面化するかという時間の問題となりました。
では内向きになるとどうなるか、第二次世界大戦の前に戻ります。まずアメリカが不景気になりました。そのためヨーロッパの景気も悪くなりました。特にドイツは第一次世界大戦での敗戦で巨額の賠償金を払わされていました。日々の生活に困っていました。明治以降富国強兵で進んできた日本の軍部覇権主義に世界から待ったがかかりました。困った日本はドイツと右翼独裁のイタリアと同盟を結びます。この3国に共通しているのはお金がなかったことです。ドイツはヒトラーという民族主義者が圧倒的に支持を集めます。いまの言葉で“ドイツファースト“です。「ドイツを豊かにしよう、民族の誇りを取り戻そう」とぶちまければ国民は共感、熱狂しました。そして世界戦争が始まりました。4年間の戦争で死者5000万人とも言われる未曾有の戦争でした。日本も兵士230万人、民間人80万人と言われていますがこれ以上でしょう、もう数え切れません。こんなバカなことはもうやめようと、資源を共有したり貿易を自由化したりとグローバル化してきたはずなのに、75年経って再び自分の国ファーストに向かっています。
自分の国ファーストは摩擦を生みます。弱い国はより弱く、強い国はより強くなってしまうからです。弱肉強食です。そうすると資源やお金のない国は軍事力を高めます。武器の力で守ろうとします。昔の日本のように、今の北朝鮮や中国、ロシアのように。
ヨーロッパではイギリスがEU離脱を決めました。エマニュエル・トッドさんによればEU崩壊へ向かっています。ドイツとフランスだけでは日本の九州ほどの小さな国々をまとめることはできないからです。ヨーロッパの貧富の差はますます激しくなります。世界中あっちもこっちも不満だらけになります。すると保護主義や愛国主義そして民族主義が台頭します。第二次世界大戦前に戻るのです。
人類はアホですね。宇宙までロケットで行けるようにしたのに、インターネットで地球のあらゆる情報が見られるようにしたのに、それらの進歩が戦争に使われるだけになってしまうとは。
シリアの惨状は見ていられません。アサドさんを残したってシリアがアサド政権でまとまるはずがないのに。世界中が他人のことなどかまっていられなくなりました。これが内向きになるとこうなるという現実です。現実が目の前にあるというのに、まだアメリカファーストだなんて、お前の国がこうしたんだろうと言いたい風景だっす。
政治家はぐちゃぐちゃにするのは得意ですが、あと片付けができません。そんな幼児のような政治家のパフォーマンスに振り回されるのはやめましょう。放送局がチェック機能をなくした日本は国民が政治をチェックするしかありません。政治家が何をしたくてこう言っているのかやっているのかよく考えましょう。
それでは皆さん、良いお年を。

2016/12/28

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ボブ・ディランの時代

2016-12-17 17:06:48 | 報道/ニュース
1960年代は第二次世界大戦から15年過ぎた時代でした。もう戦争はいやだと世界中が思っていたにもかかわらず西側VS東側・資本主義VS共産主義のにらみ合いは頂点に達していました。あっちもこっちも衝突だらけ、ヨーロッパではソヴィエトの圧政に小国が苦しんでいました。西側は経済的には発展しましたが人種差別や共産主義との戦いが表面化しました。そして戦争をくぐってきた大人たちと戦後生まれの若者とのジェネレーションギャップは決定的となります。規則の中で生きる大人と自由に生きたい若者、ギターを持っているだけでアカ(共産主義者)と決めつける社会に若者は当惑したのです。
アメリカでは公民権運動が最高潮に達し、大人たちは“アカ狩り”に熱中します。朝鮮戦争の勃発が共産主義への恐怖を生み、ベトナムにアメリカが介入します。ところが戦場にかりだされたのはほとんどが若者で“アカ狩り”に熱中していた大人たちは銃弾の飛んでこないところで行け行けと叫ぶばかり。これが大人たちの言う“規則”だったのです。若者は立ち上がります。自由と反戦の歌が沸きあがりました。そしてプロテスタントソングの頂点としてボブ・ディランが君臨します。
ボブ・ディランはもともとプロテスタントとか反戦とかはどうでもよかったのですがベトナム戦争の泥沼化により世界中に反戦フォークが生まれ、ボブ・ディランはいつの間にか彼らの源流になっていました。フォークシンガーの見本でした。ボブ・ディランを知らないやつは遅れていると若者たちはいっせいにギターをもって♪風にふかれて♪を歌いました。“どれだけ爆弾が落とされたら戦争は終わるんだろう”という問いかけが若者の心をつかんだのです。
ベトナム戦争が終わると、反戦の歌は消え、歌っていた若者たちは知らないうちに大人の規則に吸収されていきます。そして今、テロとの戦いとイスラム教徒の排斥が起きています。共産主義者がイスラム教徒に変わっただけで構図は全く同じです。そして反戦を叫んでいた当時の若者がいま規則を押し付ける大人になっています。
アメリカの反戦ブームは日本にも波及、若者を虜(とりこ)にしました。フォークソングが全盛になります。アメリカの反戦はベトナム戦争への反戦でしたが日本はベトナム戦争には参戦していません。そのため日本で反戦と言うと第二次世界大戦への反戦、軍国主義への反戦になりました。共産主義と戦ったアメリカの戦争とアメリカと戦った日本の戦争、戦争反対は共有されますが戦争の違いを知って歌っていた人はほとんどいませんでした。
ボブ・ディランの時代はお金や地位より主義・主張のある人が尊敬されました。お金があるとかないとか、地位が高いとか低いとか、学歴がいいとか悪いとか、そんなことはどうでもよかったのです。それより保守か革新か、右翼か左翼か。体制派かアウトローか、それが重要でした。何も考えていない人は軽蔑され、お金で人の心を釣ろうとする政治家や成金どもは社会のクズでした。
ボブ・ディランの時代から学ぶことがありますね。

2016/12/17
※ボブ・ディラン1963年の歌「戦争の親玉」Masters of Warを記録しておきます。意訳です。
戦争の主よ、出てこい!
大砲を作り、爆弾を作っているお前たちだ。
壁に隠れ、机の下にもぐっているお前たちだ。
俺にはお前たちの正体が分かるのさ。
銃弾が飛んできたとき、俺に銃を渡し、くるりと回って逃げる。
戦争は勝つと信じ込ませておいてさ。
お前たちの目と頭の中を見れば分かるのさ。
お前たちは自分で引き金を引かず人に発砲させ、ただ見ているだけだろう。
そして死者が増えると官邸に隠れる。
その間にも若者が血を流し泥に埋められているんだ。
お前たちは世界中に恐怖をまき散らした。
こどもを育てる恐怖、これから生まれる俺のこどもへの恐怖。
お前たちは静脈に流れている血にさえ価値はない。
イエスさまもお前たちのやっていることは許さないだろう。
ひとつ聞きたいことがある。
そんなにお金はいいものか?それで許しが買えるものか?
いつか気づくだろう。
お前たちが死んだとき、ため込んだお金でその魂は買い戻せないことを。
お前たちには死んでほしい、それはもうすぐやってくる。
そうしたら俺は棺桶の後をついて、埋められるのを見つめてやる。
埋められたらその墓の上に立ち、お前たちが本当に死んだか確かめてやる。
Masters of War

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ボブ・ディランにノーベル文学賞!

2016-12-11 15:53:29 | 報道/ニュース
ボブ・ディランは好きな人と嫌いな人がいます。世界的大スターですが、嫌いな人もいます。好きな人は天才だ、カリスマだと言って多くのミュージシャンが彼の詩を絶賛しています。そしてディランに影響されて似たような曲を作っているシンガーソングライターも多くいます。日本の当時のシンガーソングライターはほとんど影響を受けていました。今も真似ている人がいるほどです。彼はフォークソングってこれなんだと見本を見せたのです。嫌いな人は、勝手にやっている、難解なだけ、と相手にしません。それでもディランの歌は気にしています。世界中が気になる存在、それがボブ・ディランなのです。
75才の今も精力的にツアーをしています。なんと言ってもここがすごい。今も現役のシンガーソングライター、この活躍がノーベル文学賞になりました。
とは言ってもノーベル文学賞にシンガーソングライターが選ばれるなんて今までの発想では考えられませんでした。そのため世界中が驚いた以上になんで?とか、なんなんだ!とか、批判が起こっています。イギリスでは大論争になりました。しかし選考する人がいて選考される賞にはつきものです。一番驚いたのは本人でしょう。1週間雲隠れしました。連絡も取れなくしました。考えていたのか、当惑していたのか、誰も分かりませんが、いずれにしても逃げ回っていた。賞をもらって飛び上がって喜ぶのが見ていても気持ちはいいのですが、それは彼のスタイルではありませんでした。日本でも芥川賞もらって悪態ついていた作家(?)がいましたが、いい印象ではありませんでした。それよりボブ・ディランはすでにあらゆる賞を取っています。そこにまたノーベル賞と言われたって賞がひとつ増えるだけです。だからなんなんだ、ぐらいに思ったのかもしれませんね。いま、スウェーデンでは表彰式が行われていますがもちろんディランは欠席です。ここまで論争が起こるとさすがに出ていけませんね。
だいたいノーベル賞は難しい専門分野が多く、物理学賞とか生理学賞とか言われても一般の人には分かりにくいのです。今年は日本からも東京工業大学の大隅良典さん(71才)が医学生理学賞をもらいました。学者としては最高の名誉です。本人だけでなく同じ研究をしている若者にも朗報です。みんなで喜びました。大騒ぎが半年は続きます。賞と言うのはこれがいいのですが。文学賞と平和賞に関しては毎年?(疑問符)がつきます。
アメリカのゴアさんも、オバマさんも、日本の佐藤栄作さんももらっています。平和賞はいわば話題賞になっています。文学賞についても同じで分かりやすいためファンが切望します。気に入っている作家がノーベル賞を取ったらやっぱり自分の目は正しかったと安心するからです。でもこれが生理学とか言われてもファンが沸くと言う形にはなりません。難しい研究をして賞がもらえて良かったと思うけど、それがなんなのかよく分からないからです。
ボブ・ディランのノーベル文学賞でノーベル賞の見方が変わりました。つまり、文学は歌詞も含まれるのです。小説だけでなく和歌も短歌もある程度織り込まれますが、そこにシンガーソングライターの歌詞が加わりました。これからノーベル賞をめざすシンガーソングライターがいっぱい現れるでしょう。さあ次のノーベル賞をめざして歌詞を書きましょう。と威勢よく言ってはみてもディランを超える詩は当分現れないでしょう。100年は現れないかも。その前に地球は戦争で滅んでいるかもしれません。その時またディランの♪風にふかれて♪が世界中で歌われている。やっぱりディランは永遠なのだ。

※ちなみにボクはボブ・ディランの暗いところは好きになれませんが、同じ詩を続けるのではなく変わりつづけていくという彼の人生哲学は学んでいます。記者が聞きました「あなたは自分をどんな人だと思っていますか?」ディランは答えます。「いま君が見ているのがボブ・ディランだよ。」これで行こッ

2016/12/11

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NHKの国際放送

2016-11-19 16:33:41 | 報道/ニュース
いままであまり気にしていませんでしたが、NHKは国際放送をやっています。NHKワールドというチャンネルです。外国へ行って日本の放送を見たいと思ったことがある人も多いと思いますが、たいていのホテルでは日本のNHKが見られます。以前はアンテナで見ていたようですが今はほとんどインターネットです。NHKが見られなくしてある国もあります。するとNHKの国際放送を見ようとします。そこでがっかりするのがニュースは英語に吹きかえられ、そのほかの番組もすべて英語です。これはなんじゃ誰のためのNHKじゃ、“なえた“と怒ってSNSで発信している人がいてこのブログになりました。
NHKの国際放送の歴史は意外と古くすでに戦前からありました。ラジオ日本という短波放送です。このときの目的は外国にいる日本人に日本語でニュースを伝え日本の歌などを流して日本を思い出してもらおうと言うものでした。外国に住む多くの日本人が望郷の気持ちを癒(いや)していました。ハワイ、アメリカ、そしてブラジル、アジアでは朝鮮半島、満州、台湾、東南アジア、グアムなど南方の島に住む多くの日本人です。ラジオ日本は遠く離れた故郷に接する貴重なツールでした。
戦後になり、ラジオからテレビ、アナログからデジタルと目まぐるしく放送手段が変わって今はNHKワールドで英語放送、多くは見られないけどプレミアムで日本語放送をしています。ラジオでも放送しています。その一部は通常のNHKでも放送されています。「Japanology」や「地球ラジオ」などです。
実はボクはこのブログのために調べて初めて知りました。テレビのNHKワールドがすべて英語だったんです。いつの間にか。そして視聴者の対象は日本に住んでいない外国人で日本を知ってもらうことを目的としている。う~ん・・あらためてこの放送の意味があるのか。SNSでの発信者によると訳のわからない英語だそうです。日本語を勉強している中国の人が“変な英語で話している、これなら日本語にしてもらった方がいい。“と発信者の日本人に言ったことが発端でした。
日本ではさかんに国際化などと言っていますが、どうやらまだ国際化していないようです。本当に国際化と言うなら日本の放送は日本語のままでいいし、日本語の分からない人を対象と言うなら英語の字幕スーパーを付ければいいことです。その方が日本らしさは伝わります。日本語を勉強している人は日本びいきですからこの方が日本のPRにもなります。無理して英語にするから“変な英語”になっちゃうのです。国際化というのは英語を話すことだけではありません、頭の中にある国境をなくすことなのですから。
戦後71年、ブラジルやハワイに移住した日本人はすでに二世、三世になっています。ほとんど日本語が分かりません。望郷の気持ちで日本語を聞く人は少なくなりました。いまはアメリカ西海岸などで地元FM局として日本語放送局があるぐらいです。そのためNHKの国際放送が英語になるのは流れかもしれませんが、日本人に不評、外国人にも不評ではもう一度考えた方がいい、NHKの自己満足と言われないように。
ちなみに外国で見る場合、NHKの国際放送は受信料がかかりません。放送費用は日本での受信料の一部と国からの補助金(税金)でまかなわれているそうですよ。利権の遺産と思われても仕方がありませんね。

2016/11/19
※思い出しました。日本は外国に向かって英語放送しているのに外国人が日本へ来るとほとんど英語が通じない、こんな国は”変”とその日本人は言っていました。

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大統領になっちゃったトランプさん

2016-11-09 21:14:31 | 報道/ニュース
ぎゃあ、今年一番のびっくりというより今世紀最大の番狂わせと言ってもいいでしょう。赤ら顔のトランプさんが大統領選挙に勝っちゃったのです。信じられません。夢であってくれ、誰か間違いだったと言ってくれい。
30年もやっているABCニュースの記者でさえ顔色が変わりました。開票が始まった当初は世論調査によりクリントンさん優勢と伝えていたからです。そしてクリントンさんの票が伸び悩むと選挙速報スタジオの空気が一変、記者たちの顔はひきつりやがて言葉を失いました。その後我に返った記者は「もう終わりだ。」女性記者は「EU離脱の50倍のショック」チーフは「世界が崩壊しつつある」ベテラン記者は「カナダへ移住する」など記者とは思えない言葉がスタジオに飛び交いました。それほど誰もが予想できない結果が近づいてきたのです。そしてニューヨーク時間の8日深夜9日早朝、日本時間9日夕方トランプさんの当確が出ました。まさに悪夢のような長い1日でした。
この結果に一番驚いているのは本人ではないでしょうか。8日早朝ニューヨークの投票所で投票するトランプさんは記者から「誰に投票したのか?」と聞かれて作り笑いで「タフな戦いだった」と答えるのがやっとでした。テレビから見るその顔は疲れ切っていつもの演説中の自信はなくすでに負けを覚悟している表情でした。この時スタジオではトランプさんは「選挙に不正があった」と言って負けを認めない可能性があるなどと話していました。
世論調査のプロでさえクリントンさんの勝利と予想、ある世論調査ではクリントンさんが340人以上の選挙人を獲得(270人で過半数)大差で勝利などと報じていました。見事に外れました。それも大外れです。起こるはずのないことが起こったのです。
アメリカ大統領選のニュースは世界中に生中継されていました。トランプ優勢のニュースが流れるとまず日本の株価が大暴落、その衝撃はヨーロッパに伝わり世界中が大混乱。ところがトランプ歓迎の国もありました。中国とロシアです。考え方に歓迎ではなくアメリカが混迷することでアメリカ一極が和らいで自国の存在が示せるとみているからです。
各国の政治家の反応は一様に「何をしようとしているのか分からずひとまず様子を見たい」とコメントしました。当たり前です。この人は何も考えていないからです。「不法移民や難民は入れない。アメリカファースト」などと言っていますが、この人の頭には自分の事しかありません、自分の利益を考えているだけです。アメリカファーストを考えたら中国産のトイレットペーパーをトランプブランドでは売らないからです。
それにしてもとんでもない選挙でした。Grab the Pussy とかsuch a nasty woman とか堂々と述べる品位のかけらもない老人にアメリカ国民はいったい何を期待しているのか、ただ現状の政治がもう嫌だというフラストレーションだけでわあっと流れた今回の選挙。政治にどっぷりつかっているクリントンさんでは止めることができませんでした。
今回の結果はひと時のトランプショックではすみません。これからずっとアメリカ国民だけでなく世界中がトランプムーブメントに合わせなくてはなりません。何も考えていない、なんの知識もない大統領にみんなが合わせる、こちらの方がよほどフラストレーションがたまります。でもアメリカ国民はそんなことにはおかまいなし。もはや尊敬する国ではなさそうですよ・・今日はここまでにしといてやろう。ジャン

2016/11/09

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