本気度の度合い

今回の芝居は音楽で自分達が築いてきたことにしたら
始まりの章で言えば5年前の「博品館」の時くらいだと思います

音楽で積み重ねてきた実績はそこから「日比野野音」「国際フォーラム」
「NHKホール」「オペラシティ」と積み重ねての今があるわけで
本当に身内と思ってくださる方がたが笑ってくださっての
今回の公演だったと思っています

でも何をするにも一番大事なのは「気」なんだろうな～
その「気」が同じでないとうまくいかないもので
私たちの今の必要な気はプロの気でもなくなにが必要かというと
「やる気」（本気度の度合いが合うか）だけなのであって
才能なんてやる気さえあればよっぽどなにかない限りは
どんな人にもあるもので
信じる気持ちが強いほど何事も成し遂げられるのではないかと
何か自分の中に感じることがありました

つい先日まで私も長年「やる気」を忘れてしまっていたのだけど
クーペさん、大木先生やジミーに捉え方を教えてもらって気づいたことで
自分も与えられたことに対して素人であっても本気で向かい合う事
と来てくださったお客様のことを考え
芝居も本気でやることにしたのでした

今日とっても嬉しかったことは
一番前に座っていた常連のお客様のお子さんが
私の演じた魔女を本気で怖かったみたいで
今でも何かあると「魔女がくるぞ」とお父さんが言うと
反省してピタッとやむというのを聞いたのです
挨拶にロビーに出ていったときも怖くて逃げたというのですから
相当の印象を与えることが出来たのでしょう

私はその子にとって私の演じた役が夏の思い出として残ってくれたということが
めちゃくちゃ嬉しかったのです

自分にとって
役者をやるということを今回やるまで楽しいと感じた事もなかったので
逆になんだかいろいろなことを教えてもらったような気がしました