キノコ・シダ・コケ観察日記

野山を歩くと目にする、きのこ・苔・シダを観察して生態やからだのしくみを掲載します。

ジュウモンジシダ

2021年05月24日 18時14分51秒 | シダ
ジュウモンジシダは、常緑性で、林の中の地上にたくさん生えています。根茎は塊状になり、葉が10枚ほど集まってでます。葉柄は葉身の半分くらいの長さで、淡褐色の鱗片をもっています。葉は1回羽状にわかれますが、最下羽片だけが特に長く、もう1回羽状にわかれ、葉の全形が十字状になるのが特徴になっています。胞子のう群は羽片のへりと中肋の中間につき、丸いたて形の包膜をもっています。

ジンガサゴケ

2021年05月18日 08時32分31秒 | 
地上や岩の上に生えています。葉状体の表面は緑色ですが、腹側は紫色をおびています。表面の気室の区画は不明瞭になっています。腹鱗片は紅色で2列につきます。雌器托は春つくられ、浅く3~5裂します。胞子体が熟すると、この裂片の下の包膜が2つにわかれてでてきます。