自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

「生活と芸術――アーツ&クラフツ」

2008-10-21 17:34:20 | 美術展
以前にもウィリアム・モリスについて書き込んだことがありますが、今回は、京都で行われている「生活と芸術――アーツ&クラフツ展 ウィリアム・モリスから民芸まで」のこと。

大阪のクラスの前日、少し早目に東京を発って、京都国立美術館に行ってきました。
9月に、新大阪でこの美術展の告知ポスターを見て、「行きゃなきゃ!」とずっと頭の中にありました。

ウィリアム・モリスについては、ウィキペディアを参考にしてください。

生活にアートを!と、ボクたちクエストで伝え続けていることを、1800年代に実践していました。
中世にあこがれ、芸術のための芸術ではなく、生活の中にある芸術を世の中に知らしめるための「アーツ&クラフツ運動」を実践し、世界中に影響を与えたのです。

そして、彼の後半生は中世の素晴らしい著作を、当時の様式を整えた最高の印刷技術で復刻していくことに捧げられました。
ついには、「ケルムスコット」という印刷会社まで設立し、美しい文字まで作ってしまったのです。

その一環として、自分の作品も最高の技術で印刷し出版したのです。

ボクが知っている、ウィリアム・モリスは、偉大なファンタジー作家としての顔です。
『世界のはての泉』や、『輝く平原の物語』は、特に好きな作品です。
 
なんと、その『輝く平原の物語』が展示されているではありませんか。
ボクは、壁紙やステンドグラスの美しさよりも、この一冊の本に魅せられてしまいました。

しばらく、その本の展示の前でたたずんでいました。

美しい、ページの周りの飾り、文字の美しさ・・・・自分の手でページをめくってみたかったなぁ。

 これわかりますかねぇ「輝く平原の物語」の第1ページです。

ウィリアム・モリスの影響は、ヨーロッパやアメリカだけでなく、日本にも及んでいるようです。
ボクは、まったく無知でしたが・・・。

家具や、壁紙、アートやいわゆる民芸品。

まさに「生活の中の芸術」が、展示されていました。

もう一つ印象に残ったのは・・・美術館の目の前の平安神宮のそれはそれはぶっとい真っ赤な鳥居。

キョーレツでした。




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