また、手ごたえのあるファンタジーに出会いました。
ル・グウィン・・・そう、ゲド戦記の作者です。
1冊で終わる予定が、書きたいことが次々現れて現在は第2巻の『ヴォイス』が刊行されています。
全3巻の予定のハイ・ファンタジーです。
「西の果ての高地」にいる、代々ギフトを受け継ぐプランターと呼ばれる領主たち。
いくつかの領主たちが、お互いのギフトを認め合い生活しています。
ギフト・・・それは、代々与えられた特別な力。
低地と呼ばれる都市や町では、高地の民族との接触がほとんどなく、彼らの存在はもはや「伝説」であり、「神話化」されてしまっているのです。
この高地に生まれたオレック少年と美しい少女グライ。
それぞれがプランターの子として生まれ、ギフトはやがて彼らの中から「特別な力」として現れます。
その・・はずでした。
グライは「呼びかけのギフト」
動物たちと話をすることができる特別な力。
グライのすぐ目の前に呼び出すことができます。
それぞれのプランターが狩猟するときにこのギフトは尊ばれるのですが、少女グライは、その標的となる動物たちのことを思うとそれを喜べません。
そして、彼女はこのギフトは、もともと高地の民や自然を豊かにするために与えられているのかもしれないと、感じ始めるのです。
破壊のためのギフトを持つプランターの息子である、オレックは、そのギフトを受け継ぐことへの恐怖でおびえています。
破壊することへの罪悪感や苦しみで、そのギフトが現れてしまうことを極度に恐れるのです。
グライはオレックにささやきます。
もしかしたら、その力も、誤解された一面かもしれない・・・
破壊ではなく「創造の力が」秘められているに違いないと・・・。
こんな二人の高地での生活を描いたすばらしいファンタジー。
彼らのギフトに対する葛藤や、その力の「方向性」について・・・
ことばは沈黙に
光は闇に
生は死の中にこそあるものなれ
飛翔せるタカの
虚空にこそ輝ける如くに
これはあの『ゲド戦記』の扉にある神話の一説。
ゲドのように、対極を見せながら語られるこの作品に、ワクワクしてきます。
第2巻の『ヴォイス』を、読書中です。
また、ステキな作品に出会ってしまった・・・
ル・グウィン・・・そう、ゲド戦記の作者です。
1冊で終わる予定が、書きたいことが次々現れて現在は第2巻の『ヴォイス』が刊行されています。
全3巻の予定のハイ・ファンタジーです。
「西の果ての高地」にいる、代々ギフトを受け継ぐプランターと呼ばれる領主たち。
いくつかの領主たちが、お互いのギフトを認め合い生活しています。
ギフト・・・それは、代々与えられた特別な力。
低地と呼ばれる都市や町では、高地の民族との接触がほとんどなく、彼らの存在はもはや「伝説」であり、「神話化」されてしまっているのです。
この高地に生まれたオレック少年と美しい少女グライ。
それぞれがプランターの子として生まれ、ギフトはやがて彼らの中から「特別な力」として現れます。
その・・はずでした。
グライは「呼びかけのギフト」
動物たちと話をすることができる特別な力。
グライのすぐ目の前に呼び出すことができます。
それぞれのプランターが狩猟するときにこのギフトは尊ばれるのですが、少女グライは、その標的となる動物たちのことを思うとそれを喜べません。
そして、彼女はこのギフトは、もともと高地の民や自然を豊かにするために与えられているのかもしれないと、感じ始めるのです。
破壊のためのギフトを持つプランターの息子である、オレックは、そのギフトを受け継ぐことへの恐怖でおびえています。
破壊することへの罪悪感や苦しみで、そのギフトが現れてしまうことを極度に恐れるのです。
グライはオレックにささやきます。
もしかしたら、その力も、誤解された一面かもしれない・・・
破壊ではなく「創造の力が」秘められているに違いないと・・・。
こんな二人の高地での生活を描いたすばらしいファンタジー。
彼らのギフトに対する葛藤や、その力の「方向性」について・・・
ことばは沈黙に
光は闇に
生は死の中にこそあるものなれ
飛翔せるタカの
虚空にこそ輝ける如くに
これはあの『ゲド戦記』の扉にある神話の一説。
ゲドのように、対極を見せながら語られるこの作品に、ワクワクしてきます。
第2巻の『ヴォイス』を、読書中です。
また、ステキな作品に出会ってしまった・・・
私は映画「バベル」に出会えて良かったです。
受け取るものがたくさんありました。
一度観ると、予告編を観ながら次々と観たくなるんですけどね。
本は、いつもかばんの中に1冊。
ベッドサイドに1冊
そして、トイレにも・・・・
そろそろ映画も観にいこうかな・・・。
『バベル』・・・
観てみたい映画の一つです。