毎週水曜日の夜9時から、嬉野交流センターでKさんがセレクトした作品を、スクリーンに映して鑑賞する。
画面、音響ともに、映画館にいるような気分になる。
ちょうど、私が初参加した11月が、その企画がはじまった記念月ということで、毎年その記念月には、8年前にKさんがこの活動を始めた時に上映した「ニューシネマパラダイス」を見ることが恒例になっていて、今年も、先月この作品を見る会に参加した。
「ニューシネマパラダイス」は、十年くらい前にビデオを家で見て、昨年と今年嬉野ビデオシアターで見たので三回見たことになるが、そのたびに新しい発見や感動があって面白かった。
見る回を重ねるごとに、心がよりほぐれやすくなっていくのが自身の変化として面白い。
この一年間に、それまでの人生でかつてなかった数の映画を見ることができた。
学生のころ名画座で見て、ピアニストの板橋文夫さんとの出会いのきっかけとなった「十九歳の地図」もリクエストして見せてもらった。あらためて感じるところがあった。
ドキュメント作の「横浜メリー」は衝撃的だった。しかし、印象は暖かい何かとなって、今も私の胸中を満たすものがある。
本年度話題を集めた「殯の森」も見ることができた。
その他いくつもの作品を見て、それぞれが何がしかの心の財産となって蓄積して行っている。
テレビで放映されるものを中心に、自宅でも映画を見ることはあるが、場所をあらためて、「映画を見る」目的だけの時間をもって見ると、見ることについての集中力がまるっきり違うのを実感する。
さながら、音楽をライブ会場で熱心に聴くのと、BGMが耳に入るくらいの違いがある。そのためにも、集中して作品鑑賞の「場」を設定することの大切さと意義を感じている。
毎週水曜日の午後九時に、私は新しい出会いを重ねていく。
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タケタク
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