磯田道史著 「無私の日本人」を読んだ。もし、この本を読まれるならば、巻末の著者あとがきを先に読んでもらいたいと思う。一般にあまり知られていない穀田屋十三郎・中根東里・大田垣蓮月という三人の人物のことを物語のような書き方で本にした思いが伝わって感動した。公(おおやけ)とその未来に私利私欲なく誠に生きる日本人がいたことに重いものを感じた。・「無私の日本人」 ・磯田道史 著・㈱ 文藝春秋 発行