今、1974年録音の彼のリーダー作を聞きながら私なりの追悼をしている。
ジャズという音楽は、特に演奏者その人に固有のスタイルが大きな魅力であるだけに、ミュージシャンの死はその人固有の音楽も帰らぬものとなる。
若いころ本田さんは、日本人がジャズを演奏すること、また極めることができるのかということに苦悩したという。今、聞き返して思う、本田さんの音楽は日本人がつくった、日本人による日本人にしか表現できないジャズであったということを。
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