今年から森林環境税を国税として徴収されるようになった。
徴税目的はさまざまだろうが、過去の政策が裏目に出た花粉症という国民的公害病の解決にも有効に使ってもらいたいものだと思う。
先日買った羊羹を開けたところ、経木に包んであった。
近頃では経木の模様の樹脂製の包材もあるなかで、天然の木製の経木がなんともなつかしかった。木の香りが嬉しくて鼻に近づけて大きく息を吸った。
半世紀ほど前の子供のころには経木は包装材料として大活躍だった。
魚のすり身や肉などの、ウエットな食材を包むのによく使われていた。
はじめて食べた納豆も経木にくるんであったのを今でもおぼえている。
経木の材料は杉やヒノキが使われるという。
自然の香りが食べるものをいっそう美味しくしてくれるような気がする。