のほほん書斎(日高茂和)

長崎県旧福江市旧○○町

ずいぶん前に何かで読んだことでうろおぼえだから、間違っているかもしれないが、黒澤明の映画「まあだだよ」で、「先生」のモデルとされた内田百は、東京市の地名がなくなって東京都○区に住所変更になったあとでも、自分で住所を記すさいには「東京市○○○・・・」と書き続けたとか。

この話が事実だとしても、そうでなくても、共感してしまう。

私の故郷は福江市と言ったが、自治体の合併で「五島市」に改称された。

「五島市」までなら時の流れでショウガナイと思う。

しかし、生まれ育って馴染んだ町名まで変更されて、はなはだおもしろくない。

生まれ育った家の地所もすでに売ってしまっていて、その土地に帰ることとてもうないのであるが、戸籍の住所は変更された町名地番に変わってしまった。

執着めいていてオトナゲない心情とも思うが、面白くない。

変更前の住所も変更後の住所も、今後何かの手続きで書くことはほとんどないと思うが、妙に気に食わないのである。

・・・きわめて個人的な、つまらぬ意地なのではあるが・・・・・
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