ビクターのインナーイヤーヘッドホンHA-FXC71を購入してみた。
以前HA-FXC50を買ったが直後にHA-FXC70が出てショックを受けたものだ。
HA-FXC50の印象自体は悪くなかった。
高音域が少々艶がなく、安っぽいのが少し気になったが遮音性の良さから通勤のお供として一時活躍したものだ。
HA-FXC50では純正のイヤーチップでは物足りず、EP-EX1を使用していたが、HA-FXC71は純正のままがいい。
フィルターまでついているあたり、なかなか手が込んでいていい。
さて、音の傾向は明らかにドンシャリ。
中高音の一部にピークがありシンバルあたりの音が大きく聞こえる。
煌びやかな音で強調されるので人によって好き嫌いはあるかもしれない。
低音はかなり太めで解像感がある低音が楽しめる。
これだけしっかりとバスドラムの音が聴き分けられるのは素晴らしい。
ER-4Pがドンシャリになったらこういうイヤホンになりました、みたいな感想。
この値段でこの音はコストパフォーマンス高すぎ。
ソニーのMDR-EX90SL並みの衝撃的パフォーマンス。
しかもMDR-EX90SLより安いというのが素晴らしい。
古い録音のものを聴いて気が付いた。
これはリマスターイヤホンだ。
つまりドンシャリで煌びやかで高解像度。
リマスター盤と呼ばれるものは大体が情報量を多くし、低音に迫力を出し、高音の伸びを感じさせるように調整されたものが多い。
つまりこのHA-FXC71で聴くことで古いCD音源のものがリマスター盤を聴いているような気分に浸れる。
ではリマスター盤や最新録音のCD音源を聴くとどうか。
少々派手になりすぎる。
聴き疲れがする。
このあたりがHA-FXC71の強みであり弱みでもあるといえるだろう。
上記の理由により手放しで絶賛はできないが、このコストパフォーマンスの高さは賞賛に値するだろう、なんて、一端の評論家みたいに結んでみたりして。

『夕暮れと水田』
カメラメーカー: FUJIFILM
カメラモデル: FinePix F700
撮影日時: 2010:06:06 18:27:04
焦点距離: 8.5mm
絞り値: f/5.6
露出時間: 0.0045 秒 (1/220)
ISO 感度: 200
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: プログラム (オート)
ホワイトバランス: マニュアル
光源: 太陽光
フラッシュ使用: いいえ
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