なかなかの見ごたえのある日本映画でした。
若い人たち主演の映画ですが、久しぶりに引きづり込まれました。
わりと、法廷もの、刑事もの、医療ものは好きなんですが、日本映画はシリアス描写の上手な映画が少ないと感じています。
演者はリアリティとアクチュアリティの加減が難しいでしょうけれど、この映画の皆さん、自然な演技で引き込まれました。
多少のオーバーアクチュアリティはリアルさを増してくれるけれど、舞台演劇のようなオーバーアクションは映画には向かないと思っています。ときどきオーバーアクションの演技者が居ると、映画の場合、一気に冷めてしまうことがあります。私の場合ですよ。ひひっ。
この「法廷遊戯」は、4転5転の展開があってハリウッド並みに面白かったなぁ。でも、これから見る人のためにストーリー描写は控えておきますね。
無罪と冤罪の違い。そんなこと考えてもみなかったけれど、法律ものには論理性が要求されるから、あんなストーリーをよく考えだしたなぁ、と感心しきりです。
東映作品と言えば、昔は時代物ばかりだった記憶があります。('ω')
映画館が禁煙でなかったころ、館内は煙草の煙がもうもうで床には吸い殻が散乱・・・いったいどこの国だと思いますか? 日本ですよぉ~ (-"-)
この映画は2023年制作ということで、コロナ渦中での撮影だったのでしょうか。コロナ禍というのは、色々な事柄をじっくりと考えたり、じっくりと行動できた貴重な3年間だと思っています。
ときどき、人間社会には、こういうパンデミックが必要なのでしょう。('ω')