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亡国のクライシス+

愚か者たちの東北電力高層ツインタワー

自らの放漫経営というか、赤字になったら電気料金を上げればいいといった地域独占企業独特の緩い経営を続けていた東北電力。

燃料の輸入は商社などの他人まかせ、国際交渉能力もないくせして、輸入原料が高騰したからと35%の電気料金値上げを経産省に申請したばかりの東北電力。その赤字企業が旧本社ビルを解体して35階と24階の高層ツインタワーを建てると発表した。

おかしいだろう。

その本社ビル跡地の持ち分すべてを売却し、赤字補填に回すべきではないか。普通、赤字企業は手持ち資産を切り売りして急場をしのぐものだ。東北電力は旧本社跡地を売れば電気料金など上げる必要がない。
あの土地のほとんどは東北電力とその子会社が所有している。再開発組合発足は、仙台市などからの補助金ネライもあるのだろう。

何しろ、郡和子市長は再開発という甘い言葉に弱い市長だ。無能だから、未来の都市のあり方などは考えもせず、相変わらず拡大路線を突き進んでいる。東北電力の高層ツインタワー構想にも大賛成の様子である。

いったい、仙台市の中心市街地のど真ん中に35階と24階のツインタワーを建ててどうしようと言うのだ。

仙台市もこれから人口減少、低成長の時代を迎える。これから必要なのは都市の拡大より都市の充実、豊かさなのだ。

東北電力にも人材はいない。生活の安定だけを考えて入社して来た人間が多いからだ。

少しでも未来を見つめる視点がある社員ならツインタワー構想を阻むだろうが、原発同様、正義を貫く社員はいないようである。

東北電力の高層ツインタワーは100%、失敗する。ちょっとした地震でも大揺れする高層ビル。日本一の巨大地震発生危険地帯の仙台市にはふさわしくない。

これから地域経済の停滞や金融不安から地銀や信用金庫、テレビ局などが次々に撤退するであろう仙台市にはふさわしくない。

美しい杜の都仙台から、バカでかい高層ビル群の仙台へ。東北電力、戸田建設、仙台市など仙台の愚か者たちの自由にさせてはいけない。
都市空間は市民のものである。
パリでは、このような巨大物は絶対に認められない。
パリの文化に反するからだ。

地場の大手田舎企業と拡大路線の無能な為政者、その象徴である東北電力ツインタワー。

笑える。
日本も仙台市も高度成長する時代は二度と来ないのだ。
愚か者たちの私欲で街を変えられてはたまらない。
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