『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.3157 出羽街道ライド

日本海側出羽街道・村上~日本国の旅
今日は雨の一日でした。そんな中、昨日ご紹介のHR29er号をお引き取り頂きましたK様…雨の中、誠にありがとうございました
雨音は古道のしらべ(笑)…ついつい今季の古道行を振り返ってしまいます(笑)…と言うわけで、未紹介でした先週(11/20)の古道行のリポートなど…



スタートは新潟県村上市・村上城下…時は5:45am…まだ真っ暗です国道7号線をライトを照らし23㎞程ひた走り、蒲萄トンネルを出ると古道入口です



趣のある長い九十九折れを登り進みます…まだ舗装路ながら交通量が殆ど無いのか、路面は殆どアスファルトが見えないほど落ち葉に覆われていました


長い舗装路の下りを走って…矢葺明神に祀られる明神岩という大岩前にて


今回辿るルート図。先日皆で走った出羽仙台街道とはまるっきり地域が異なり、新潟は村上市から山形(鶴岡)との県境・日本国までの旅路となります


ここからは石畳区間も残る古道部へと入ります。杉林に囲まれ鬱蒼とした山道


大沢峠での写真は失敗してありません(泣)…そこからすぐ先の『座頭落とし』
ここの謂われもそうですが、悲しい伝説が多く残る悲哀の古道なんですね。


オフロードな古道区間も終わり、長く下ると大沢の集落です。
濃茶色の木に黒いインクで記された所々にある道標ですが、インクが落ちて解読不明な箇所もあり…ここでは道が分からなくなり、たまたま玄関先で佇んでいたお婆さんに道を尋ね、無事古道に復帰する事ができました


大毎~北中区間の並木道…棚田がなんとも良い趣を醸し出しています。


北中芭蕉公園を過ぎて北黒川地区に入りました。また長く舗装路の古道です。


軒数少ない集落を幾つも過ぎ雨坂峠,カリヤス峠を越え着いた最後の峠,小俣峠


長く下って小俣宿へ到着…寂びれた集落と清流、長い冬に入る直前の桜の木々


古道は舗装路のまま堀切峠へ延びますが、今回の古道行はここまで…そして


以前から(その名称から)いつか登りたい…と気になっていた山『日本国』へ


堀切側からの登りは急登でMTB行は身体に応えました…山頂(標高555m)
その昔、この山で捕まえた鷹を将軍(徳川家光とされる)に献上した所、将軍はその鷹をえらく喜んで、その捕まえた山の名前を「日本国」にしたという。他にも古代の柵に因むもの、崇峻天皇の皇子・蜂子皇子に因むものなど諸説がある…数々の伝説が残るロマンたっぷりな山でした


頂上から、西を望めば日本海が見渡せました…奥に見えるは粟島ですね。


山頂から少し下ると既に雪深い朝日連峰を望めるビューポイントがありました


小俣側に下るルートは快走で終了結局この日走った距離はオン/オフ併せて63㎞下調べよりかなり長旅でした…舗装路に飛び出るとJR府屋駅を目指します。帰路は羽越本線で最近マイブームなローカル線で村上まで帰ります


日本国登山に時間を要してしまい11:01発の汽車まで(この日も=苦笑)あまり時間がありませんでしたが、駅近くで整骨院を開業している友人に顔だけ出し久々の再会に暫し談笑、そのあと即駅へと向かいこの日も2分で輪行完了…


お盆ツアーでは逆方向の鶴岡方面へと向かいますが、この日は初の新潟方面へ


天気も良く、大好きな『笹川流れ』を堪能しながらアッと言う間に村上駅に到着ですバイクでのんびり走って5分の、スタート地点へ無事にゴール


せっかくなので(笑)…かなりの疲労体でしたが、村上城へ登ってみました


山城である村上城(標高135m)跡から、南東を望めば雪深い飯豊連峰が…


同じく北東を望めば、また雪深い朝日連峰を見渡す事ができました


最後に海側のパノラマ画像…村上市街地と奥には日本海という贅沢な光景

今回のルートも芭蕉が歩いた細道とされていますが、出羽仙台街道ほどおおやけになっていない雰囲気があり、今では歩く人も少ないようです。
舗装路が大半を占めるコースですが、いにしえの趣を残す集落も多く、以前から気になっていた日本国へも登る事ができ(本来徒歩で登るべきでしたが、登山口と下山口がかなり離れており今回は失礼してしまいました)、今回も善き古道を辿る旅路となりました平野もそろそろ雪の気配…流石に最後かな
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