『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.3094 今秋初めての紅葉

大好きな秋の風を感じ、そして早く紅葉が見たくて一昨日夜までに急ぎのお仕事は強制終了させ即出発、昨日は夜明け前のスタートで、新潟県魚沼市と群馬県みなかみ町に跨る『平ヶ岳(2,141m)』へ登ってまいりました
今回は歩行距離24㎞…と一昨年の燧ケ岳~尾瀬沼コース、昨年の飯豊山に続く20㎞超えのタフなコースにチャレンジです


4:30amスタートでしたので当然真っ暗…林道を500m程歩き終え登山開始


臆病なのであまり暗い中は歩きたくありませんが(笑)、今回の前調べでは基本タイムが11時間の設定でしたので、仕方なく早めの出発となりました。


参考資料どおりのヤセ尾根を越えると更に傾斜の急な強烈な登りが続きます。


西を向けば水墨画の様な景色が。天気予報の「晴れ」を信じて歩を進めます。


下大倉山(1,604m)…ここまで来ると終盤までキツい登りはありません。


UP&DOWNのなだらかな山道・木道を進みます…。
まだお日様は顔を出さず…気温が低く、長袖でスタートして正解でした。


自分の登山では余程の行程でない限り持参の水分(1ℓ)で間に合わせる事にしているので、基本湧水補充はしません。


長い行程のせいか先週の越後駒と違い、この時点で誰ともすれ違わず…。


道標の「頂上への距離」が減る度にホッとし…ようやく頂上が見えて来ました


と思いながらもう少し登ってみると、頂上は更にその奥でした(笑)。
ここ、池の岳への斜度のキツい岩登りも疲れた身体に応えました。


やがて頂上も近くなると風が強まり寒さを覚え姫の池へ到着。そこから1㎞、


8:40amスタートから休憩無しの4時間10分で本日の目標『平ヶ岳』へ到着。頂上は意外と全くの眺望も無く、ある意味拍子抜けしました。


頂上よりやや高い三角点へ足を延ばすも、霧が濃くなって来たのでそそくさと下山開始…


下調べで目にしたHPに「'13・9月中旬で紅葉が始まっていた」という記事があり「紅葉を早く見たい」…この山を今回選んだ理由の一つでもあります


本コースから外れ少々遠回りとなりますが、平ヶ岳登山で(ほぼ)外せない名物的な眺望場所となっている『たまご石』へ寄り道し(9:20am着)、この日初めての休憩&朝食タイム人生の楽園的な、束の間のマッタリタイムです。


20分ほど休憩のあと麓目指し気合いを入れ直して下山開始。登りは勾配もキツく疲労も手伝いスローペースでしたが、下山時は体力も回復して来た事もあり少々ペースをアップしました(下りるホソ尾根が画像中盤位に見えます)。



高度を下げるほど天気は良く、先週登った越後駒・先々週登った会津駒・一昨年登った燧ヶ岳等など晴らしい景色を堪能しながら快適に歩を進めますが、急傾斜の岩場など所々気をつけながら下りました。


ペースを上げたかいがあり、0:30PM登山口に(駐車場へは0:36)到着。



ほぼ8時間の、キツく険しい長丁場の山旅でした。
結局この日すれ違ったのは7名の方のみ。しかも自分と同じ正規ルートですれ違った方は一人のおじ様のみ。
残りの6名はおそらく非正規の(ある民主の宿泊オプションで一般者は入山禁止な場所まで送迎される)宮様コースと呼ばれる片道3時間で登れてしまう二ノ岐コースからの登山者だった様です。
登山は初心者の私ですが、さすがにこの長いルートは、それなりの覚悟と体力を持って臨まないと「陽の短くなる秋口は、昼まで頂上まで登れない場合は引き返した方が良い」と参考本にもあるとおり、結構厳しいものである事を身を持って体感しました。

とりあえず9月に入って3週続けてお休みを頂く事ができ、思っていた三つの山を踏破できた事に感謝です
残る(登山の)今シーズンの目標はあとひとつ…更に長丁場となりますが、今回の登山を終えて何とか行ける確信が持てました。
この先暫くプライベートなお休みがないかもしれないので、紅葉真っ盛りの時季に決行できたらいいなぁ…とか、山の体力がだいぶ戻って来ましたので、そろそろ相棒(SW・SJ FSR)を担いで、アノ山へも行きたいなぁ…と、腰・膝・背筋がガタガタながら妄想全開の本日でした(笑)
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最新の画像もっと見る

最近の「峠歩き・山歩き」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事