退職
引越
借金
1月に意もせず自分に降りかかってきた
三羽烏
よって現在は時間の無くなった世界の真っ只中にいる
なんもしなくていい世界
目覚めてもなんも始まらない世界
なんのひとっ言も語らない世界
働かなきゃいけないのだろうか
会社の閉業が伝えられて
周りの人間は当然のように転職の話を振ってきた
働く
そんな気などさらさら無かったのだが
61で引退ってそんなおかしな事なのか
引越を午前に済ませた日
夕方ベッドが届いた
新居に収納がほぼ無いので
下に収納のある組み立て式のベッドを所望した
引越の第一日目
当然ベッドが出来るハズも無く
床に寝た
今はなんとかベッド部分が出来るまでこぎ着けたのだが
あとはやる気が無くなった
ベッドは形を成してもそれだけ
ふとんも枕も届くのはあした
大量に温存していた本やCDをどうすんのか
何年も積ん読で碌に手にしやしないから
いっそこれを機に処分した
本は会社に出入りしていた古紙業社に引き取ってもらった
CDDVDはブック・オフに出張買取してもらった
350枚くらい渡して14万円くらいとなった
ディカプリオの「太陽と月に背いて」が12,000円で一番高かった
三井住友カードからそんなドサクサの中
限度額見直しがどうしたこうしたと通知が来た
なにげに返済残高を見て目ぇ疑った
370万
カードを使い出して4年くらいか
速攻でリボ払いをやめた
新居はあえて不便な地域にした
つもりが
バス停が目と鼻の先にあった
唯一デイリーヤマザキが近所にあった
セブンでもファミマでも無く
デイリーヤマザキ
デイリーヤマザキなんて何十年も入った事無いけど
なんか笑える