西三河地域労連のブログ開設!

愛知県西三河地域の労働組合の地域組織です。すべての労働者を視野に入れた活動をしています。

教員のスト

2016-03-13 19:11:32 | 労働情報
国際労働財団のメルマガの紹介です。
日本では考えられないことですが。。。

デトロイト市で教員の山猫ストライキが発生 2014年に財政破綻した米デトロイト市で、教員による山猫スト(労働組合が認めないス
トライキ)が頻発している。
 
 デトロイト市の財政破綻は、汚職の拡がりや資金の乱用、自動車産業の破綻、住民の市
外移住による税収の大幅減、連邦政府からの補助金削減などが重なり慢性的な財政難に陥
った末の結果である。
 
 1月に、デトロイト市の100の公立学校のうち64校の教員が一斉に病気を理由とする欠席
をし、学校側は休校を余儀なくされた。このため4万6000人の生徒のうち、3万1000人が授
業を受けられなかった。このストライキはその後も続いている。
 
 デトロイト市の学校は、劣悪な施設の放置、教員のモチベーション低下などにより、算
数と英語のテストでも全米で最低の評価におかれ、過去15年間に生徒数は3分の1に減少し、
多くの学校が廃校に追い込まれている。教員一人当たりの受持ち生徒数は、全米平均で約
20人であるが、デトロイト市では倍以上の45人-50人に達している。
 
 デトロイト教員連合会労働組合(DFT)は、このストライキを承認していないが、アイ
ビー・ベイリー暫定会長は「労働組合はこのストライキを承認しないが、その怒りは理解
している。校舎はねずみに食い荒らされ、水道は水漏れが多く、腐食で穴があちこちに空
いている。こうした学校に通う子供たちを見るに忍びない」との見解を示している。