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「粛々と対処」とは「厳粛に対処」と解釈していましたが・・・

2010-09-25 22:42:00 | インポート
 尖閣諸島沖での中国漁船と海上保安庁の巡視船との衝突事故は、事件(公務執行妨害容疑)として漁船船長を逮捕しましたが、取り調べ中に処分保留で釈放の措置が執られました。

 この事件への行政の対応は、「粛々と対処」と公言していましたので、司法分野の単独判断としての「処分保留で釈放」の措置を意外な対応とみました。

 それとみるのは、「粛々」を「厳粛」と解釈し、「厳粛」を「是々非々」を徹底する意味で捉えたことによります。つまり、「粛々と対処」するとは、「是々非々の態度」で「黒白をつける」ことと理解していたからです。

 外交関係に影響するような事件は、努めて穏便な措置を講じがちですが、相手国の外交方針を勘案しない対応は、反感、反発を招くだけでしょう。

 中国外交は、高々思いつきの見解ですが、「原理原則に忠実な外交」を貫いているように思えます。ですから、今回の事件で「処分保留で釈放」しても、そうするなら「最初から逮捕するな」の了見でしょう。ですから、今回の措置をしても報復措置を決して緩めないとみています。

 「まとめ」として、個人の場合でも親友に到達するまでに犬猿の仲で激しく口論を繰り返して親友関係になっているといえるでしょうから、二国関係が、真の友好関係であるためには、両国が納得できるまで徹底討議する必要があるとみています。つまり、「建前討議」でなく「本音討議」が、必須ということです。

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