加地鳴海の聖域247<戦国小姓の令和見聞録>

世の中のすべての聖域を可視化した戦国小姓の過激な諫言ブログです。

behind the story 2020tokyo-20-1

2020-02-28 | 日記
■「初めて読まれる方へ」■
 この小説はノンフィクションでありながらフィクションの要素がふんだんに入っています。時代への諫言と提言、そして娯楽性との均衡を意識しながらのストーリーであることをお伝えしておきます。
 <ストーリー展開>小学生時代からの幼なじみである船橋君とは、偶然にも中堅の広告代理店の同期入社となる。その15年後、船橋君の長女みどり君は名門のプロテスタントの中高一貫校の学生になり、彼女は深田恭子似の絶世の美女に育っていた。私は美大で油彩を学び、船橋君は某東京六大学の商学部で学んだ。みどり君と私はピュアな慕情関係となってしまった。私の娘千鶴もみどり君の学校で一緒だが仲は余り良くない。それから数年後、2013年に2020夏季五輪の開催が東京に決定。すでに都庁に就職していたみどり君は五輪準備委員会のメンバーとなった。だが、東京に決定したとは言え、難問が次から次と津波のようにみどり君に押し寄せる。2019年の終わり頃から発生した武漢肺炎の拡散が世界的に拡散している。終息までには少なくても一年はかかるとされており、2020東京五輪は本当に大丈夫なのだろうかと心配をしている。しかし、Behind the Story 2020tokyoでこの現実を追い続けるのは、時代の証言者としての責務でもある。開催までの出来事とフィクションでのエンターテインメント性を織り交ぜながら話を進めていく。2013年から2020年までの五輪に対しての時系列的な記憶の手助けになればと思っている。


★目次・進捗状況★
「はい、こちら2020東京五輪」(Behind the Story 2020tokyo)
<開催するしないにかかわらず2020年7月の開催日まで継続予定です>
■[2015]第一章 その一~その四
■[2015]第二章 その一~その六
■[2015]第三章 その一~その八
■[2016」第四章から第七章
■[2017」第八章から第十章
■[2018」第十一章から第十三章
■[2019」第十四章から第十八章
■[2020」第十九章から第二十章(最終章)

<登場人物>

・私:中山正輝
・私の妻:恵理子(野猿系)
・私の長女:千鶴(野猿系)
・同僚:船橋真吾(イケメン系:代表権のないくろくま広告社社長)
・船橋くんの妻:美智子夫人(ハイソ系:くろくま広告社会長<実質的な経営者>)
・船橋くんの娘:絶世の美女:みどり君
・銀座マネキン嬢(昼は銀座通りのマネキン嬢、夜は銀座のサロン嬢:ユキ、ナオミ、サトミ、ミキ他。全員国立大出身のインテリ)
・安土城天守閣での時空を超えた歴史上の人物の面々。
・美大の後輩:安藤(アートディレクター、ソラミミスト:今東光似の毒舌家)
・くろくま広告社元会長:広瀬弘文(美智子夫人の父)
・銀座の若旦那衆他
・霞ヶ関官僚、国会議員他
・その他随増殖・・





「はい、こちら2020東京五輪」(Behind the Story 2020tokyo)


第二十章(最終章)「ハムレットの2020tokyo」


<第二十章:その一>


 2020年3月まであと幾日となったが、日本政府は中国からの渡航者を団体以外はいまでも許可している。横浜のクルーズ船の乗客もどんどん下船させており、いつ陽性になるかわからない陰性者に公共交通機関利用の許可を出しているというのは、甚だ常軌を逸している。国内での爆発感染を助長させるだけという結果になるかもしれない。現在でも日本国中に中国(もしくは他からの経由で入国)からの渡航者を許しているということは、パンデミックを促しているようなものだ。総理が前日までの専門家会議でも盛られていない公立の小中高の一時休校を突如として発表した。幼稚園・保育園・学童保育は対象外という中途半端な政治判断といっていいだろう。専門家の間では感染しているしていないにかかわらず全校一斉休校という独断採決は賛否が拮抗している。いくら各方面のイベントを自粛させたり、公立小中高(私立は別)の二週間の休校を急遽要請しても焼け石に水だ。首相側近の議員数人が一斉休校・イベント自粛要請の渦のなかでも、立食パーティーを敢行したそうだがまったくふざけた話だ。首相の要請はあくまでも要請で法律での命令ではない。臨時休校は各自治体が独自で判断すればいいだけの話なのだ。政府が政治判断で責任をとるとは言ってはいるが、緊急予算を組んでの休業補償・学業への対応が具体的にあるのか疑わしい。それよりも中国からの全面入国禁止措置をとることが先決だと誰もがそう感じている。第二の武漢化を韓国と競っている訳ではないのだろうが、両国は中国からの渡航全面禁止措置を未だにとっていないという事もあり、そのことが感染拡大の起因ともなっている。韓国では簡易検査キットが充実していて、議会での迅速な対応も効を奏して感染者の把握・管理の徹底化が進んでいるが、日本は真逆の方に向かっていているのは誠に残念だ。ジャーナリズム精神を失ったマスメディアは何故もって官邸に忖度する報道しかやらないんだろうか。彼らはもはや第四の権力を、SNSネットユーザーやブロガー、YouTuberにその地位を奪われつつある。しかしそれは自然の理であるのかもしれない。一番国民が怒っているのは、政府の新型コロナウイルス対策の姿勢にある。官邸が中国からの全面入国禁止をせず、一般市民に自粛や我慢を強制し、ワクチンや治療薬がない状況で自己責任を押しつけるというのは、国のリーダー不在という各国からのレッテルを貼られても文句は言えない。日本人の海外渡航禁止が現実味を帯びてきた。遠からず米国は日本人の入国禁止措置に踏み切らざるを得なくなる。レベル3は目の前にある。日本列島そのものがクルーズ船のような重大感染国にならないことを祈るばかりだが、今の政権では全く解決しないだろう。国内では五輪開催は当然やるものと楽観視はしない方がいい。覚悟はいつでも心のなかでしておいたほうがショックは少なくなるに違いない。とにもかくにも政府の毅然としたリーダーシップがいまほど大事な時はない。
 電通の社員が19日から入院、濃厚接触者は4人は自宅隔離中。汐留の5000人の社員はすべてテレワークのようだが、それが出来る企業は羨ましい。まさしく上級国民だ。電通陽性社員はオリパラの聖火リレー推進担当部署だった。電通社員が打ち合わせで今日も明日も都庁に出向くらしい。3月からの聖火リレーは絶対やめるべきだ。電通派遣の加藤五輪事務局長の個人的な意見だろうが、それがパンデミックになる可能性が大きいことを知っているのだろうか。安倍官邸・加藤厚労相の「可能な限り感染拡大の増加を抑制させる?」は、出来なかったらごめんなさい、とも受け取れる。要するに政府は体力のある上場企業のテレワークを推奨しているが、残りの99.9%の国民は一体どうすればいいのか。。。。その指針がまったくない。私たちは見殺しなのか。。。民間に丸投げ対応では拡散はどんどん進むだろう。PCR検査は韓国では4万人以上済ませているのに、日本はまだその7分の1というのは如何なものか。政府がオリパラ対策で出来だけ感染者の数を少なく見せようとしているのが見え見えだ。


COVID-19

2020-02-13 | 日記
2020年2月12日現在、中国当局の発表によれば武漢発の新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者数は4万4千人規模になり、死者が1100人を超えた。中国の専門家の間では新たな見方が提示されている。潜伏期間が最長24日間という。菌とウイルスは種類が違うが、中世のペスト流行の規模(死者5000万人)にはならないでほしいところだ。野生動物を介してのウイルス感染という見解は正しいのかどうかは知らないが、武漢の生物科学の研究所(生物兵器研究という見方もある)からの流出も考えられないわけではない。海鮮市場からは30kmの位置にあるらしい。うかつに憶測で口にはだせないが、推測は自由なので、個人的には人工的に研究されていたものから流出感染した疑いがあると思っている。だから、ワクチンが出来るまで18ヶ月というのは理解できる。人民解放軍の兵士にも犠牲者がでたといいう情報もあり、それが中国共産党王国の崩壊の序章にもなりかねない状況にあることも、頭の片隅に置いておいた方がいいと思う。清王朝の崩壊も中華人民共和国も武力による下克上だったから、新型コロナウイルスの感染具合によっては、人民解放軍が名前の通りに人民を現中央政権から解放し、新たな政権を作る可能性は充分にある。ウイルスのピークは早まり楽観視されすぎている。習近平氏の4月上旬の訪日は延期せざるを得ないだろう。感染のピークが4月、5月というが、パンデミックが勢いを増せばあと半年や一年は完全に終息しない。2020東京五輪は中止に追い込まれる事態となることは避けられない。
 横浜に寄港しているダイヤモンド・プリンセス号は3700人を乗せた豪華客船だが、日増しに感染者数が増している。中途半端な政府の対応が問題となっている。中国に忖度するWHOのエチオピア出身の事務方は、中国から多大の借金をし返済の猶予をしてもらっている事情から、当初は北京政府の対応を擁護賞賛発言していたが、ここまで感染が拡大すると、もはやそんなことに構っている場合でない事が身にしみたらしい。発言が慎重になった(普通になっただけだが)。日本政府は他のクルーズ船はすべて入国拒否をしているが、航空機の場合では歯止めがかからない。米国のように一定期間中国からの入国全面拒否の措置も必要だったのではないか。「やむを得ない事情」で14人が国内の自宅に帰らせたと言うが、政府はその事情にお茶を濁しているのには腑に落ちない。そのことで、日本の国民全員が危険に晒される可能性はなくもいないので、飛行機やクルーズ船の方には申し訳ないけど、例外は認めるべきではなかった。偽陰性4000人が野に放たれ、いつ陽性になるかは未知数だが私たちは覚悟はしておいた方がいい。入国拒否をされたクルーズ船がカンボジアで許可されたが、その地にはウイルスの有無を図る環境にはないので受け入れられたのだろうか。アフリカ大陸には中国人が数百万人規模流れているが、それとて医療環境が整っていないことから、新型コロナウイルスの感染具合が不明で、数値には表れていない。想像からして、全世界的には数十万人規模で感染しているものと推測することができる。
 米国の大統領選の戦いが始まっている。2016年ではヒラリー氏の当選確実が9割近くあるとマスメディアは伝えていたが、サンダース氏を推していた有権者が、隠れトランプ票に流れてしまった。2020年ではその逆で、トランプ氏が9割近くの確立で再選が有力視されているが、最後の最後まで蓋を開けてみなければわからない。民主党では若い候補者が意気揚々とした発信と可能性を示してはいるが、トランプ氏との力の差は歴然だ。バイデン氏はすでに賞味期限が切れている感が強く、ウォーレン氏は米国発の女性大統領という期待もあるが人気はもう一つ足りない。2020年は隠れサンダース票が、トランプ再選の夢を打ち砕く事だってあり得ないわけではない。今のホワイトハウスは不備だらけといっていいだろう。北朝鮮との対話はあってもそれ以上の期待は出来ない。自国優先主義は最後には自分の首を絞めることになる。トランプ氏はそのことを肝に銘じるべきだ。世界のリーダー不在の今、私たちの地球文明は今後どこに向かうのだろうか。