ハードロック・石川秀美となったシングル。1987年2月11日発売。
デビューからのPOP SONGから中期ロック系のリズムとサウンドに変化し、デビュー6年目の脱アイドル・石川秀美に昇華する後期。
デジタルロックtuneの前回の21thシングル:危ないボディ・ビートで大人の女性の世界観の続編を作る詞世界は安藤芳彦。
なかなかきわどい物語であり詞の世界的には26thシングル:ドレスの下の狂死曲のように男性よりも大人な女性像。
シングルジャケットからも大人の女の美貌。斜陽がかった光の暗影で何を悩んでおられるのか?という刹那な雰囲気。
当時のライブハウスツアー時に販促にてポスターをみかけた。同シングルの別ジャケットらしきポスターがありました。
情念的な歌詞が、石川秀美を唸らせる持ち味を活かした歌唱にも繋がる。特にサビからのフック感とラストコーラス部の歌唱は絶品!
随所における石川秀美らしい歌い方が映える曲メロは羽田一郎。レコーディング時よりも歌唱披露のテレビ出演、またライブ時のほうが
更にシャウト感と安定感があり、生歌も上手な石川秀美のボーカル力に惚れたものであった。
実に歌い甲斐のある楽曲。いかようにも。多様な歌唱技を持つ石川秀美には最適。
アレンジャーは中村哲。24thシングル:c/w真夜中のジュリエット、28thシングル:Silence Blue、17thアルバム:Surの1st♪いまさらプリーズ。と
今作品以降に携わる編曲家である。なかなか、特徴を捉えており、サウンド音における石川秀美のコンビネーションに色を添える秀逸ぶり。
ロック調はもちろん、バラード曲ではシングル起用。それだけのアレンジ技術も納得なため、他曲でも石川秀美の楽曲制作に携わって欲しいくらいだ。
惜しいのはBメロの若干のたるさ。Outroの歌謡ロックでシメる点。
IntroがCooLなだけにSharpさを求めたい。そして、衣装。何パターン化観た記憶であるが、微妙なんだよな。
柄、デザイン、丈。スパッツ。今でこそスパッツリバイバルであるが、今だにスパッツ・レギンスは?と個人的な感想。
大人っぽくCoolだったのはオジー・オズボーン風の黒の衣装と、おだんご肩だし、アーミードレス。
スカジャンにミニスカポニーテールもなかなか。
益々色っぽくキレイになった石川秀美の美しさを引き出す衣装があまりなかったんだよね。せっかくのビジュアル、楽曲の良さが、他衣装のイマイチ感がもったいない。
成績においてはオリコンランキング最高位が18位と前作よりも1ランク下ではあるが、総合売上枚数は若干上回り、チャート残留も1週多い。
今作にてベスト20以内の最後の作品となる。
やはりちょっと寂しいですね。もう少し上位に行ければこの手の路線でまだまだこの時期の石川秀美のアーティスト路線が継続できたのに、と思うところである。
当時はまだまだおにゃんこクラブ旋風、85年デビュー組、86年組、87年組もそろそろ誕生と更に激戦化していたアイドル歌手戦線状況。
総じて80年組、82年組は苦戦を強いられ、松田聖子、中森明菜、小泉今日子以外は徐々に勢力図は下位へと変化するのだが、
前半組は割りとシングルタイアップ化していき始める様変わりの中、タイアップ抜きでまだベスト20位にチャートつけしたのはなかなか健闘結果である。
キャリアが近い中では同期の早見優、松本伊代が新規路線での好評とやや浮上した売上を出し始めていた時期でもあったため、
石川秀美においても後期路線が好評、好セールスにつながれば好いのにとファンは思っていた頃であろう。
オリジナルアルバムには未収録の22thシングル。
ベスト盤CDがリリースされたBEST PACK '87には収録されており、そのベスト盤は比較的入手しやすかったり、
1994年に再発されたベスト盤(同一内容のもの)だったため、割と入手しやすいシングル曲であった。。。事はとても幸い。
かなり。今思えば。90年代2000年代初頭はCD化されてないと、なかなか手持ちの携帯プレーヤーにおとせなかった時代。
まだアルバム収録曲なら、アルバムを購入さえすれば入手できたものもあるが、
レコード音源からデジタル化にするか、アナログ音源で持ち歩くかの頃が他数で、石川秀美のシングル曲では未デジタル、もしくは入手しづらいCDシングル、もしくは、含むベスト盤は高額な値がついていたものであった。
なので、1987年、2004年の発売時に漏れた曲だったらけっこう苦労する今シングル曲であっただろう。
なくてもいいかと言うと、とんでもない。このシングル曲は
石川秀美にはなくてはならない曲。石川秀美に相応しい曲。石川秀美だから歌える曲。と、楽曲の良さと石川秀美の歌の表現力が最大に合致している曲だからである。
褒めるとこしかない!くらいだから。と個人的にも大好きな曲なため今聴いても由。
今では曲のPVも普通になったが、日本にもPV文化が出始めた1985年。
石川秀美におけるPVはベストビデオに収録されている16thシングル:愛の呪文、21thシングル危ないボディ・ビート、23thシングル:素敵な勇気。
実はこの密室のハリケーンもあるようだ。
当時の何かの歌番組で紹介等で瞬間的に観た記憶があるのだが、相互リンクのVTVさんのWEBに記載されているので、やはり実在するのだと確信した。
俺はまだFULL Versionを観ていないので、是非とも上記のベストビデオ版に収録して欲しかったですね。改めて別途、石川秀美映像集BEST版DVDも、石川秀美アルバムBOXと同じくらい切望します!
2月。例年はとても天候も悪く、北風が強く吹く月ですが、今年度も割と早くも春霞恋絵巻な日が多かった。
また今年はうるう年。一日多い2月ですね。もうすぐ石川秀美30周年記念日がやってきます。
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