石川秀美史上8作目の1983年冬シングルである。大ブレイクした1983年の石川秀美シングル史のトリに相応しい。
故・井上大輔氏が手懸けた作曲編曲でも有名。
SIDE_B:フィジカル・ダンシングも同一作家であるが、井上大輔が起用されたのはこのシングルのみである。
アルバム1枚でも書いてもらえば良かったのに、と思えるくらい石川秀美に適した秀逸なシングル作品。
スポーツ少女の石川秀美らしい活発な世界観である。冬空にしか見れないオリオン座。その形も存在もこの曲で忘れる事はない。
作詞は前作の7thシングル:バイ・バイ・サマーから連投の竜真知子。
シングルジャケットは背景の柄や文字体など、かなりの昭和感があるのだが、表情はこれまでのジャケットよりもややお姉さん的な雰囲気。
ちょっと撮影の方法が何かが変わったのでしょうかね。これまでのシングルジャケットのように立体的ではなく、ベタっとした撮り方になっているのが惜しい。
同封のピンナップポスターにも言える。
歌詞の世界観の意を汲むように勢いのあるリズムトラックに、響き渡るホーンセクション。
なによりこの曲のインパクトは前奏と間奏の派手なホーンアレンジとパーカッションが効いている。
また、ベースの展開やボンゴの音色が面白い。ドラムの音が明確なのもイイね。
イントロからくるEギターにUpテンポなリズムがワクワクさせ楽しい。曲調に骨太いサウンド系に昇華した点が個人的にも好みである。
衣装は宇宙船服?もしくはフライトアテンダントのような、コスチューム色の強い色合いとシャープなスタイルのミニスカートであった。
別バージョンの衣装もあった様子だが、ひたすら公式の衣装の好評さは石川秀美ならではの着こなしであった。
曲の振り付けもキレのある動きで、総合プロデュースはかなり完成度が高い曲だな、と実感。
翌年冬シングルの12thシングル:ミステリーウーマンでのキレのある動きへとつながる。
そして、シングルがリリースされるたびに歌がうまくなっていく石川秀美であり、大ブレイクした1983年のシングルの中でも確実に成長している証を聴かせてくれる。
より勢いを増した曲に合わせるように、歌唱のハリも出てきて表現力も幅を広げた。
それらが功を奏したのかランキングこそ連続10位であったが、前作、前々作のシングル売り上げを上回るレコード売り上げ、滞在週数を記録している。
ザベストテンにも4thシングル:Hey!ミスターポリスマン以来の出演を果たす。
共通点で言える事はUpテンポでメロディアスな曲こそが石川秀美のヒット曲の秘訣にあるとも言える。
いくつかの音楽祭にはこの曲での出場で、日本レコード大賞ではゴールデンアイドル賞をこの曲で受賞。
初ドラマ出演した月曜ドラマランドの「新・翔んだカップル~スター誕生はNGか・・・」のエンディング使用曲でもあった。
デビューから徐々に洗練された輝きがその姿を表すように、この曲を歌っていた頃の石川秀美はまた一段とキレイになってたのを記憶している。
やぼったさがなくなり、スポーツ健康はつらつ少女からほんの少し艶が出てきて、お!?と思ったものであった。
1983年での連続10位で築いた基礎力からの翌年には更に楽曲性、ランキング、ビジュアルともに1984年に飛翔していく石川秀美であった。
個人的な思い出としては、12thシングル:ミステリーウーマンを初めて買ったシングルレコードの次が15thシングル:Sea Loves You~キッスで殺して~
であり、この後のシングルは全部入手していく俺なんだが、前の作品も購入する際に一番最初に買ったのがこの曲であった。
昔々、「ぶんぶんベストテン」というラジオ番組があったけど番組オープニングのイントロが、まったくこの曲のイントロだった。
おぼろげな記憶だったが、改めて調べてみるとOBCブンブンリクエストというのが正式番組名のようである。
そうそう。22:00からのラジオ番組だったんだよな。1987年~89年くらいに聴いていた記憶がある。
5thアルバム:SEMI SWEETの冒頭曲として収録。この曲からのイメージを展開させた楽曲陣が成されている。
しかし、未だ未CD化作品のアルバム。
いつか石川秀美のCDアルバムコンプリートBOXか、初期LPレコードのCD化が嘱望されている。俺もその一人だ。
ベスト版アルバムには全ベスト盤CDに収録されており、イメージビデオ、ライブにても収録数は多く、
石川秀美のヒット曲の代表曲とも言える人気・知名度がある。
昨今、頻繁に市場に出ているアイドルオムニバスCDでは、2ndシングル:ゆ・れ・て湘南、4thシングル:涙のペーパームーンが多いが、
その他、25thシングル:Everynight、11thシングル:熱風、16thシングル:愛の呪文、5thシングル:Hey!ミスターポリスマン、20thシングル:LOVE COMES QUICKLY~霧の都の異邦人~
が選曲された歴史から、そろそろこの曲が選ばれてもおかしくない頃でもある。
さて、恒例の?!我がitunesに入ってる曲からの選曲。
今回は石川秀美:スターダスト・トレインにちなんで、絞ったらこれだけ出てきましたw
[スターダスト/星屑~シリーズ一覧 itunes]
**:スターダスト・トレイン・石川秀美
01:スターダスト・ドリーム・荻野目洋子
02:スターダスト・イン・ユア・アイズ・河合奈保子
03:Stardust Night・早見優
04:The Stardust Memory・小泉今日子
05:Stardust・浜田麻里
06:Stardust・Nat King Cole
07:星屑たちのクルージング・安田成美
08:星屑の狙撃手・国生さゆり
09:昼下がりの星屑・島田奈美
[トレイン~シリーズ一覧 itunes]
**:スターダスト・トレイン・石川秀美
01:All Aboard The Mine Train・Disneyland
02:恋のブギ・ウギ・トレイン・アンルイス
03:ジェラス・トレイン・河合奈保子
04:ナイトトレイン・美少女・真鍋ちえみ
05:恋のDoki Doki Train・河合奈保子
06:Paradise Train・安室奈美恵
07:Choo Choo TRAIN・Rag Fair
08:Choo Choo TRAIN・Exile
09:Love Train・The O'Jays
10:L'a Mour C'est Comme Une Cigarette(Morning Train)・Sylvie Vartan
11:Trains Of No Return・Ofra Haza
12:Love Train・S Club 7
13:Take the "A" Train・Battle Jazz Big Band
14:Saint Agnes And The Burning Train・Sting
15:Rock'N Roll Train・AC/DC
16:Crazy Train・Ozzy Osbourne
色んなスターダスト系とトレイン系の曲でまとめてみましたが、制作の意図はどこか似てるような気がする。
星に願いをかけるように冬空の汽車に思いを込めて~みたいな。
これらの曲と合わせ比べると、1群として面白い。
さて、今年も早くも12月!今年も皆様、ありがとうございました!!!
また、来年も少しずつ邁進レビューできるように頑張ります。
素敵なクリスマス、年末年始をお過ごし下さい!
それではまた来年!良いお年を!!!2013!
</object>
YouTube: 石川秀美 スターダスト・トレイン
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます