The Diary of Ka2104-2

写生画「万博記念公園の森の中」ー 石川勝敏筆

ある晴れた日、私は朝から万博記念公園へリラクゼーションと写生を目的として行ってきました。

雨天が続いていて、いつ行けることやら、このまま梅雨に入るのではと危惧していた私を待ち受けていた晴天の日は、けれど、最高予想気温が28度の日でした。空気がとても乾燥していたのでどうにか過ごせました。ただ、このところ身体が弱っていて、更に足と脚の関節が悪い私には、自然公園に万博記念公園駅を降りて歩いて辿り着くまで、これは帰りもそうですが、距離が異様に長く感じて、そこのところ少し苦労しました。

駅から切符売り場のある広場までの緩やかな坂道に、切符を精神障害者手帳で頂いてからの3つの道路をまたいで眼下にする橋と、自然公園入り口に至るまで、全く障害者に優しくなく、バリアフリーならぬバリアハードを感じました。

私は、最初から見世物があったらそれらを極力避け、木陰がありそこで写生できる場所をと探すのですが、自然を両脇にして幅広の舗装道路が続くので、不安になってきました、いつどこに目的に適った場所を見つけられるのかと。けれどその心配も私の行動力で程なく収まります。道路の進行方向に向かって左端に人工のせせらぎが流れていて、それはいつしか緑のある中へと入るせせらぎと分岐を成すのでした。私は歩ける地面が狭いながらその奥へのせせらぎに沿ってあるのを見出し、さっさと中へ入ってゆきました。

すると、眼前に森が開けていたのです。樹々に囲まれて、腐葉土に枯葉の地面に苗ほどに若木があちこちから生えている場所を見つけた私はさっそくそこに陣取りました。

画像1

画像2

画像3

画像1が私が折りたたみイスに座って写生した前方の光景で、画像2がその背後の光景です。画像3で見られるように、私は荷物を置き、折りたたみイスを広げて文字通りイスにしそこに据えました。

これといった理由もなく、私は三脚を用意していたので、写生の間の半分くらいカメラを回し、描いている自分の姿を写しました。前半と後半が、前半の最後の手を振ってご挨拶するのを境につなげられ、一編の動画に編集してあり、前半が鉛筆描画をするところ、後半が色彩彩色をするところという構成になっていますが、この動画にはそれ以外何らのエンターテイメントの要素になるようなものは写っておりません。「もぐもぐタイム」も写しておりません。後付けになりますが、私が戸外で写生している姿を記録上で皆さんに目撃して頂きたい。そのように存じます。これは記録動画でありモノローグのドキュメンタリーです。

動画右に写っている黒っぽいものは樹の一部です。三脚が柔らかく不均衡な地面の上では落ち着いて立たないので、傍にあった樹にもたせかけたのです。ですので、なにやら「のぞき感覚」でも見ることができるかもしれません。以下その動画です。

森の中で戸外写生Sketching in the woods - Katsutoshi Ishikawa

なぜだろう森の中、相当乾燥した空気だったらしく、パレットに出した水彩絵の具がすぐ乾いてしまい、その上で筆でする絵の具と水分との融和も、色の付いた筆を紙の上運ぶのも、それがし難かったです。1時間弱ほどで仕上がりました。下のがその写生画です。木漏れ陽の当たる箇所は私の頭の中で変えてあります。

この日はなにはともあれ良き日になりました。森林浴にもなりましたし、羽虫はいたものの、蚊は一切おりませんでしたもの。これを最後にゴールデンウィーク明けの私のゴールデンウィークも閉じました。水族館、オペラ「ドン・カルロス」鑑賞、そしてこの戸外での写生でした。今度、「モディリアーニ展覧会」に行こうかやめようか、今思案中です。

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