山口県阿武町が同町在住市民に誤って4630万円を振り込んだ問題。
今日夕方のテレビニュース枠で一斉に、私は大阪毎日放送を見ていたのですが後ほどネットでもチェックしました、その金額を振り込まれた男性が弁護士を通じて、「お金を(ネットカジノに)使ったことは大変申し訳なく思っています。少しずつでも返していきたいと思っています」と語ったこと、並びに、その男性の当該銀行口座の取引履歴が公表されていました。
私は、あれっ?と不可解に思いました。片手落ちだと思ったのです。当該男性の、当該金額が振り込まれて以降の取引履歴が公開されたことに対してではありません。阿武町の花田町長が先の男性の語りに一応の安堵を示す一方で、奇しくも、「このことが私どもの誤振込によって起こったということについては、男性にお詫びを申し上げなければいけないと思う」ともコメントしたとおり、阿武町サイドの過大な誤りがなぜいかにして生じたのか、それこそ当該男性の口座取引記録と全く同じように、その一連の事務手続きの記帳が残っているはずで、なぜどのマスメディアもこれに関しては言及さえしないのか、私は非常に不審に思いますし又憤りさえ感じます。
報道で見聞するところの、「463世帯分×10万円の一口座への振り込み」という役所の釈明にあたるところの役所内での動きやその記帳が公に表わされないのです。
そこには隠すべきことは何らないはずですし、社会的道義上でも社会的責任の上でもそれは果たされなければならない役割です。
なにゆえマスメディアはかくも偏向しているのでしょう?
ある個人がお金をどう使っただなんて下卑たスキャンダリズムです。