ぼく さんすう 大すきだもん!

算数・数学は、積み重ねの学問です。
1ねんせいのさんすうは、算数・数学の基礎の基礎であり、とても大事です。

たしざん(繰り上がりあり) 2

2012-09-26 09:30:21 | 1年生の先生とお家の方へ

復習 10までのたしざんドリル

10までの数の「たしざん」、は、これから学習するたしざん(繰り上がりあり)のためにとても大事です。

ケイの実践
・計算指導と言うより、10までのかずの合成・分解の知識(概念)を育てるために大事なのです。
・そこで、具体物を使ったり、数図ブロックやおはじき、また、次の「たしざんカード」を使って、遊び(操作)をさせながら、10までのかずの「あわせていくつ」、を覚えさせます。(頭に染み込ませます)
・個人的に不確かな計算をチェックし、個人カルテを作って、全ての子に10までのかずの合成・分解を徹底します。 

 【お家の方へ】
・お家でもよろしくお願いします。
・遊び(操作)を通して、子どもの不確かなところを繰り返して下さればありがたいです。
・ただし、ペーパーテストを行って、点をつけるというようなことは厳に謹んで下さい。   

 

 

* 素早く計算ができるようにすることをねらうのでなく、10までのかずの成り立ち(合成・分解)をしっかり覚えるさせるのがねらいです。 

10までのかずの合成・分解こそ基礎の基礎

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たしざん(繰り上がりあり) 1

2012-09-19 09:30:17 | 1年生の先生とお家の方へ

繰り上がりのある(1位数)+(1位数)の計算

1年生のさんすうでは、「繰り上がりのある、1位数+1位数の計算」の学習がとても大切です。この学習で、さんすうができるようになるか、どうかの差が付くのです。
先生方も、そのことをよく心して、丁寧に指導しますが、個々の子どもまでにはなかなか目が届きませんので、子ども全員に徹底することは、むずかしいのです。

そこで、お家の方にご協力をお願いしたいのです。(数図ブロックなどを用いてよろしく)

【お家の方へのお願い】

10までのかずの合成(あわせる)、分解(わける)」のところでもカキコミしましたが、再度お家でも次のドリルを行ってって下さい。
おそらく、4以下については、どの子も瞬時にできるでしょうから、5~9について、次の問題を参考にして、ドリルして下さい。カードを作って、行えばより効果的でしょう。順番をアットランダム(ごちゃ混ぜ)にして行って下さい。

 5は1と(  ) 5は2と(  ) 5は3と(  ) 5は4と(  )

 6は1と(  ) 6は2と(  ) 6は3と(  ) 6は4と(  )

   6は5と(  )

 7は1と(  ) 7は2と(  ) 7は3と(  ) 7は4と(  )

  7は5と(  ) 7は6と(  )

 8は1と(  ) 8は2と(  ) 8は3と(  ) 8は4と(  )

   8は5と(  ) 8は6と(  ) 8は7と(  )

 9は1と(  ) 9は2と(  ) 9は3と(  ) 9は4と(  )

   9は5と(  ) 9は6と(  ) 9は7と(  ) 9は8と(  ) 

繰り上がりのある足し算の基礎「10までの数の合成・分解」がなぜ必要かという理由は、次の通りです。(再掲)

◎ 例えば、「7+8= 」の計算は、「7に3をたして10、10と8から3を引いた残りの5をたして、15」のように考えます。この計算では、10=7+38=3+5 が基礎となっています。

 すなわち、7を見たとき3を足せば10になるということが即座に分かり、8はその3と、5に別れることを瞬時に思いつかなくては、「7+8= 」の計算ができないのです。 

とうさん、かあさん、じいちゃん、ばあちゃんの出番です。

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ちょこっとおことわり(1ねんせいのさんすう)

2012-09-12 09:03:25 | お断り

図形の学習について

先生方は十分ご承知のことと思いますが、1ねんせいのさんすうでは、かず(数と計算)の学習だけではなく、「いろいろなかたち」(図形)、「ながさくらべ」(量と測定)などの図形学習もあります。
しかし、このブログ「ぼく さんすう 大すきだもん!」では、かずの学習(数と計算)について主に取り上げ、他の内容については、別の機会に譲ります。

1ねんせいのさんすうでは、算数・数学の基礎の基礎を学習しますので、将来どうしても必要となる内容については、十分身につけてやらなくてはなりません。
算数・数学は積み上げの学問です。 


算数・数学は積み上げの学問
(1) 算数・数学は積み上げの学問です。
・九九を完全に覚えていない子が、「2位数×2位数」の計算の学習をすることは無理です。
(2) 学校(先生)は、そのことを重々承知していますが、なかなかクラス全員の子どもに、学習内容を徹底することはできません。
・ 先生の怠慢ではなく、学校での学習は、
ア 指導時間が足りない
イ クラス人数が多すぎる
ウ 教材研究の時間が十分取れない
エ 子どものカルテを作成するゆとりがない
など先生方は色々な制約を受けている。

【お家の方へ】
 留意したいことは、学校では徹底しないからと言って、安易に塾や家庭教師に頼るのは避けた方がよいと思います。
・ もし、塾や家庭教師にお願いするなら、算数の本質を十分理解した方にお願いするようにして下さい。(1年生のさんすうは、ペーパーテストの点を上げることがねらいではない) 
 1年生のさんすうの学習内容そのものは、お家の方でも十分理解できる程度ですから、教科書をよく読んで、遊び感覚で子どもと、さんすうを楽しんでもらうことがいいと思います。

  「わかる!さんすう小学1年」 は、算数の大切な考え方が身につきます。
タイトルをクリックし算数を楽しませてやって下さい。できたらおじいさん(おばあさん)やお父さん(お母さん)も巻き込んで、楽しんで下さい。
 子育て(親子の絆を深める)の一環として、子どもと一緒にパソコンに向き合うのは、とても意義あることです。

(注) 「わかる!さんすう小学1年」 (月ごとに進度が変わります) (←クリック

 

 親が楽しくなくては、子どもはなおさら楽しくない。

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10よりおおきいかず 2

2012-09-05 09:16:59 | 指導のポイント

3つのかずのけいさん
 〔「3つの かずの けいさん」は、9月上旬に学習します〕 

学校によって多少異なりますが、10より大きいかずの学習は、2学期(9月)に入ってからです。

そして、「1+2+3=6」、「8+2+7=17」、「18-8+2=12」、「17-7-2=8」などのように、繰り上がり、繰り下がりのない「3つのかずのけいさん」を取り上げている教科書もあります。

「10よりおおきいかず」では次のことを学びます。(再掲)

さんすう、好き すき (1ねんせい)

(1)10よりおおきいかず(20まで)の仕組み(構成)を知り、正しい筆順で書くことができる。

(2)10よりおおきいかずすうじを正しく対応させることができる。

(3)20までのかずかずのせん(数直線)に表したりかずのせんから読んだりすることができる。

(4)20までのかずについて、10いくつ合わせたかずかを言うことができる。(20までのかずの構成を知る)
(5)「10と4を あわせたかずは 14」を「10+4=14」と書くことも知る。

「3つのかずのけいさん」のねらい
(1) 3つの数を足したり引いたりする計算を、1つの式に表すことができる。
(2)「6-3-1=(  )」、「6+4+3=(  )」、「8-6+5=(  )」、「2+8-7=(  )」などのような、繰り上がり、繰り下がりのない3つのかずの計算ができる。
【例】「車にさるが4ひきのっています。バナナえきで2ひきおりました。つぎのぶどうえきで1ぴきのってきました。なんびきになったでしょう」 
 *式 4-2+1=3 

ケイの実践
・ 3つのかずの計算は、繰り上がり、繰り下がりのある計算の基礎となるものです。しかし、あまり時間を掛けることをしません。
・ 3つのかずの計算は、10までのかずの足し算・引き算の延長です。すなわち、10までのかずの足し算引き算のドリルと考えて指導します。 
・ 「4-2+1を、2+1=3、4から3を引いて1と間違う子がいるから、その点に留意して指導します。 

【お家の方へ】

 1から20までの数字カードを使って、「10と5を出して、15」のように、10に1位数をあわせる場合の練習に続けて、3つのかずの計算練習をさせるといいでしょう。

 家では、教科書に載っている問題をやらせる程度でいいと思います。

ウ 10よりおおきいかず(20まで)の仕組み(構成)がよく分からなかったり、正しい筆順で書くことができない子には、おはじきなどの具体物を用いて、ゆっくり教えるといいでしょう。

 


 

               

 

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