3つのかずのけいさん
〔「3つの かずの けいさん」は、9月上旬に学習します〕
学校によって多少異なりますが、10より大きいかずの学習は、2学期(9月)に入ってからです。
そして、「1+2+3=6」、「8+2+7=17」、「18-8+2=12」、「17-7-2=8」などのように、繰り上がり、繰り下がりのない「3つのかずのけいさん」を取り上げている教科書もあります。
「10よりおおきいかず」では、次のことを学びます。(再掲)
(1)10よりおおきいかず(20まで)の仕組み(構成)を知り、正しい筆順で書くことができる。
(2)10よりおおきいかずとすうじを正しく対応させることができる。
(3)20までのかずをかずのせん(数直線)に表したり、かずのせんから読んだりすることができる。
(4)20までのかずについて、10といくつを合わせたかずかを言うことができる。(20までのかずの構成を知る)
(5)「10と4を あわせたかずは 14」を「10+4=14」と書くことも知る。
「3つのかずのけいさん」のねらい
(1) 3つの数を足したり引いたりする計算を、1つの式に表すことができる。
(2)「6-3-1=( )」、「6+4+3=( )」、「8-6+5=( )」、「2+8-7=( )」などのような、繰り上がり、繰り下がりのない3つのかずの計算ができる。
【例】「車にさるが4ひきのっています。バナナえきで2ひきおりました。つぎのぶどうえきで1ぴきのってきました。なんびきになったでしょう」
*式 4-2+1=3
ケイの実践
・ 3つのかずの計算は、繰り上がり、繰り下がりのある計算の基礎となるものです。しかし、あまり時間を掛けることをしません。
・ 3つのかずの計算は、10までのかずの足し算・引き算の延長です。すなわち、10までのかずの足し算引き算のドリルと考えて指導します。
・ 「4-2+1を、2+1=3、4から3を引いて1と間違う子がいるから、その点に留意して指導します。
【お家の方へ】
ア 1から20までの数字カードを使って、「10と5を出して、15」のように、10に1位数をあわせる場合の練習に続けて、3つのかずの計算練習をさせるといいでしょう。
イ 家では、教科書に載っている問題をやらせる程度でいいと思います。
ウ 10よりおおきいかず(20まで)の仕組み(構成)がよく分からなかったり、正しい筆順で書くことができない子には、おはじきなどの具体物を用いて、ゆっくり教えるといいでしょう。
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