チェンマイ・ロイクラトンツアー2014 Day4その2

2014年12月07日 | 旅行
ホテルのロビーは大賑わいでした。全員揃った所からバスに乗り込み、会場のサンサーイ地区のメージョー大学に向かいます。時間も早いので道路は全く混んでいません。郊外の新しく建てられているという住宅地を抜けて、バイパスから急に細い道へ入りました。この辺りから前へ進まなくなります。道が狭い上、大型の観光バスが数十台も来ているのですから当然と言えば当然でしょう。随分バスで待たされ、最後の100mほどは歩いて行くことになりました。道は川沿いにありますが、反対の川岸には沢山の地元の方が座っています。どうやらコムローイ上げの見物のようです。

会場は椅子がずらりと並び、各自にロイクラトンやキャンドルが準備されています。先に自分の席を確認してから、入口付近にあるパーティー会場へ行くことになりました。席はかなり前の方でまずまずという所です。事前に貰っているチケットには座席番号と、スーベニールチケットとディナーチケットが付いています。ディナーと行ってもお弁当だそうで、会場内では食べるところが無いのでガイドさん達が受け取ってくれ、帰りのバスで食べるようにしてくれるそうです。パーティー会場には軽食もありますので、ということでスーベニールチケットを可愛いストールに交換して入場しました。

会場は手前半分が少数民族ブースになっており、民族衣装を着た方々が手織りや糸紬などをしています。また、民族衣装を着て記念写真も撮れるようです。奥半分はブッフェスペースになっており、タイのちょっとしたスナックのような物(バナナの揚げ物や海老煎餅などなど)をお皿に入れてくれます。ジュースやアイスキャンディもあり、そこそこお腹の足しになりました。イーペンライナー開演まではまだ時間があったのでゆっくり会場をうろつき、少し薄暗くなってきたので自分の席に向かいました。

開演はもう陽がとっぷり暮れてからでした。屋外とは言え照明施設もあり手元もかなり明るいです。正面にはライトアップされたひな壇があり、ここに僧侶が着席するようでした。事前に英語、日本語、中国語で解説があります。このイーペンライナーインターナショナルの会場スタッフは、殆どが大学生のようでした。各国語の解説や事前説明も、恐らく留学生ではないかと思います。祈り方など、かなり詳しく解説がありました。

真っ暗になってから、僧侶の入場と共に式典が始まります。お経(英語!)を唱えてのお祈りの後、全員参加の瞑想の時間です。瞑想中は英語でのお祈り(と言うより瞑想の案内のような物)がずっと続いていました。長い瞑想が終わり、メインのキャンドルに火が灯されます。そしてこのキャンドルを持った僧侶を先頭に、少数民族の衣装を着た方々、VIP席の方々、そしてスタッフ達が同じくキャンドルを持って、会場の中央通路をお経と共にゆっくりと回ります。暗い中、一列に並んだ炎がとてもキレイです。

そして遂にコムローイの準備が始まりました。会場に控えていたスタッフ達が各自のキャンドルに火をつけていきます。コムローイは一人2個ずつ、これも手早く配られました。ですが一人ではやはり厳しいので、友人と協力してあげることにして火をつけたのですが、なかなかキレイに膨らみません。5分くらいはかかるということでしたが、火がなかなか大きくならないのです。そうこうしているうちに、合図があり一斉にコムローイが上げられました。私たちのようにまだ上げられない分も沢山あったのですが、それでも恐らく数百のコムローイが一気に空中に上がります。お経が流れていますが、それをかき消す歓声!私たちもコムローイを捧げ持ちながら上を見上げました。まるで海の底から海中に漂うクラゲを眺めているような気分です。

ここでタイ語の出来る友人が「だれか助けて!」とタイ語で言ったところ、スタッフが飛んできました(笑)。女性スタッフが手伝ってくれ、一つ目があがり、二つ目は友人とスタッフが上げるのを私が写真撮影…と交互に1つずつお手伝いして貰いました。その後再度挑戦したのですが、もたもたしていたら今度は男性スタッフ2人がが登場。彼らががんばってくれ、手持ちのコムローイは上げられました。なかなかの爽やかなイケメン君でした(笑)。コムローイが無くなったので、近くにいる同じバスの方々に声をかけお手伝いです。余分に貰ったので、と私たちもお裾分けを貰い上げてみたのですがこれが実は穴が空いていました。イケメン君達も一緒になんとか上げたのですが、やはり10mほど上がった後、ゆっくり減速して地上に落下!落ちると紙の部分に火が燃え移り、あっという間に大きな火が上がります。スタッフ達はよく見ていて、落ちそうなコムローイがあると声をかけ消化作業も手際よかったです。ダメだったねぇと話していると、スタッフがにこにこしながら新しいコムローイを持ってきてくれました。余分だったんだけどね、と思いつつ、またみんなで協力して今度は上手に上がりました。

上げ終わった後は、会場の回りの池や川にロイクラトンを流しに行きます。こちらにも蝋燭とお線香がついているので、スタッフ達がライターを片手に火をつけてくれるのです。私は比較的近くの池に流しに行きました。願い事をしてそっと水に浮かべます。沢山のロイクラトンが水に映ってとても綺麗でした。会場出口に向かう途中、まだまだ会場でコムローイ上げをしています。よく見ると観客では無くてお手伝いの大学生達でした。あちこちでスタッフのウェアを着た方々が歓声を上げながらコムローイを上げています。それを微笑ましく見る観客達。カメラを向けると皆にこにことポーズを取ってくれます。なんだかとても気持ちの良い光景でした。

バスメンバーの待ち合わせ場所に無事到着、全員揃ったのを確認してバスに向かいます。暫く待った後見慣れたバスがやってきました。車内にはお弁当のパッタイ(タイの焼きそば)と水が届けられています。すっかり冷えているのですが、何故かこれが美味しいのです。パッタイはあまり興味が無かったのですが、この食事と毎朝のメニューですっかりパッタイファンになりました。デザートのくるみのマフィンも甘すぎず美味しい!う~ん、タイの洋菓子、結構侮れません。バスに乗った後は30分ほどでホテルに到着しました。

この日が最後なので、ちょっと買い足したい物があったのでナイトマーケットに出かけます。私たちはナイトマーケット傍のホテルなのでじゃあちょっと、と出かけられたのですが、イーペンライナーに参加している外国人はお疲れだったのか(笑)いつもより人手が少なかったです。ダンナのお土産にチャーンビールロゴのTシャツを一応値切って購入。普段ならもうひとがんばりするのですが、ちょっと疲れていたので程ほどで妥協しました。1周マーケットをぶらついて2日間通ったマッサージ屋に行ったのですがなんといっぱい!考えることは皆同じようです。仕方ないので隣のマッサージ屋に飛び込み、今回はタイ古式マッサージをお願いしました。

タイ古式マッサージは痛そうな印象があったのですがそれ程では無く、全身しっかり揉みほぐして最後にストレッチ的な物がある程度でした。一日暑い中を歩き回り夜はイベント、ちょっと疲れていたようです。程良く体も解れたので部屋に戻り、順番にお風呂に入りつつパッキングをしました。最終日のピックアップは朝7時半です。あれこれ試行錯誤をして荷物はとりあえずトランクに収まりました。セラドンのお皿とボウルは死守したかったので、重いですが機内持ち込みのリュックです。大きいリュックにして良かった!6時に目覚ましを合わせてベッドに入ります。明日はとうとう帰国です…。


2014イーペンライナーインターナショナル


2014イーペンライナーインターナショナル_2



設営された会場。整然としています。


スタッフ達によるコムローイ上げ。


池に浮かべたロイクラトン。願いをこめて…。

チェンマイ・ロイクラトンツアー2014 Day4その1

2014年11月25日 | 旅行
旅行日程では4日目、翌日は早朝空港へ向かうので実質最終日です。午後3時半にはイーペンライナーに行く為のピックアップがあるので、それまでにやり残したことを片付けないといけません。友人に相談したのですが、彼女は「私はまた必ず来るからsatsukiさんのやりたいことを優先して!」との事、お言葉に甘えさせて貰うことにしました。やり残したことはタイのコーヒーを買うこととモン族市場に行くことです。ネットで調べ、徒歩10分ほどにあるらしい高級スーパー、リンピンスーパーに行くことにしました。

昨日までの曇り空が打って変わってこの日はタイらしい暑い日になりそうです。通い慣れたナイトマーケットの通りを横切りピン川にかかる古い鉄橋を渡ります。川の水は茶色く濁っていたので雨のせいかと思ったら、友人曰く以前来たときもこうだった、とのことでした。到着したスーパーはキレイで陳列も見やすいです。フルーツコーナーでスネークフルーツを発見、思わず買ってしまいました。タイ語では何というのか分かりませんが、インドネシア語のサラックと言うのが私にはしっくりきます。このスーパーでは念願のタイのコーヒー2種類をゲット。「アカアマコーヒー」と「ドイチャンコーヒー」です。行き損ねたカフェはアカアマコーヒーでした。とりあえず一つずつ買って一安心。ついでに美味しかったカオソーイの元を買っておきました。

スーパーを出ると川沿いのワローロット市場までそう遠くないと気づきました。そこでトゥクトゥクを捕まえ市場へ向かいます。歩いても行けそうですが今日は時間が貴重なので、迷わず車を使いました。市場は昨日と打って変わって活気に満ちていました。唐辛子などを仕入れて隣接するモン族市場に向かいます。鉄筋のワローロットと違いテントの集合体の市場で、所狭しと刺繍の生地が積まれています。殆どがお土産用のミシン刺繍ものですが、その分安くて鮮やかです。何軒か店を回り、ちょっと色合いの地味な物が積まれた店に入りました。雑多に積まれていますが、ここは手刺繍らしきものもちらほらあるようです。ロングスカートが250バーツ(約1000円)、可愛くて買おうかと思いましたが、プリーツと刺繍でかなりかさばります。結局ビーズ飾りの付いたトートバッグと刺繍のオーバースカートを買いました。オーバースカートは巻きスカート状になっていて丈はマイクロミニ。レギパンなどに合わせたらきっと可愛いでしょう。

その後ワローロットの屋外の調理器具屋に行き、悩んだあげく蒸し器の鍋部分を購入しました。スンというアルミの壺のようなもので、これにお湯を入れ口の部分に竹で編んだ籠のような物を差し込んで使います。大好物のカオニャオマムアに欠かせないタイの餅米はこれで蒸すそうです。形状がとても可愛かったのですが、思いの外大きい!直径20cmの一番小さい物を選びましたがこれがトランクに入るぎりぎりでしょう。籠部分の「モーファード」は残念ながら断念。これは次回の課題でしょうか。取りあえず日本でなにか代用品を考えなくては…。

この次点でお昼でした。あと3時間、道ばたで相談してちょっと気になっていたニマンヘミンに行くことにしました。ニマンヘミンはチェンマイの旧市街を挟んだ反対側、チェンマイ大学の傍にある「今一番お洒落な町」だそうで、ガイドブックにも可愛い雑貨屋や洋服屋などが紹介されていました。トゥクトゥクを捕まえ走ること20分強、炎天下のニマンヘミンに到着しました。

私はてっきり北京で言えば南羅鼓巷のような、日本なら原宿のキャットストリートのような、細い道の両側に店があるのかと思っていたのですが、行ってみると車がガンガン通る車道の両側、更にそこから路地に入った辺り一帯に店が点在しているのだそうです。これは行き先を決めて歩かないとらちがあかない!と気づき、まず腹ごしらえをすることにしました。お洒落なカフェは興味が無いので、ふと目に入った路地のローカルな食堂に入ることにしました。

タイ語のみで書かれたメニューはさっぱり分かりませんが、入口に鍋がずらりと並んでいます。どうやらおかず1品とご飯か麺でいくら、というようです。一つ一つ開けて見せてくれたので、豚か何かの血を固めた物を具にしたグリーンカレーがあったのでそれにお米の麺をつけてもらうことにしました。ご飯の代わりでポピュラーなようです。友人はこの血の塊がダメだそうで、違うおかずを2品選んでセットにしていました。グリーンカレーにお米の麺(それも素麺のような細麺)、とてもよく合います。血を固めた物も北京で何度か食べているのでなんだか懐かしい味。何より今回食べたものの中で一番辛いです。とは言え水が無くても大丈夫なレベルですが、友人が水を買ったので店員さんが氷の入ったステンレスのカップを持ってきてくれました(水は常温でテーブルに置いてあるのを飲み会計時に払うシステム)。ローカル食堂の氷、一瞬悩みましたが大丈夫だろうと判断。暑いので冷たい水がありがたいです。

食後はやはりカオニャオマムア!と通りがかりの看板で可愛らしいカフェに入りました。でもオーダー時になってマンゴーが無いということが発覚。店員さんは近くのマンゴーデザート専門店に行くことを勧めてくれたので、カフェを出て「マンゴータンゴ」に向かいました。歩いてやっと店を発見したのですが、なんとここも臨時休業!店内の大掃除日のようでテーブルを撤去してスタッフが床掃除をしています。なんでこんな日に!!!喉が渇いていたので近くのカフェに入り、アイスコーヒーとマンゴータルトをお願いしました。それにしてもタイのタルトやケーキ、甘さ控えめでとても美味しいです。タルトも大満足の味でした。友人の頼んだフレッシュティラミスは出来上がるまでかなり時間がかかりましたが、こちらも甘さ控えめ、美味しかったです。

居心地が良いのでゆっくりしてしまい、ふと時計を見ると2時半を回っていました。これは大変!と店を出てトゥクトゥクを探しますが捕まりません。友人がソンテウを捕まえ、ホテルまで行くには難しいと判断、ターペー門まで行って貰うことにしました。この門まで行けばトゥクトゥクが捕まります。乗り合いバスでもあるソンテウは安いですが、乗る距離が長くなれば途中で客を拾い、遠回りすることになりかねません。結果この選択は大正解でした。旧市街側のターペー門まで15分ほどで到着、そこから徒歩で門をくぐり外側に待っていたトゥクトゥクを捕まえました(ターペー門は車両が行き来できないのです)。華麗な乗り継ぎでホテルには3時前に到着。イベント出発までちょっと一息つけそうです。


入口にはずらりとおかずの鍋。


グリーンカレー。お米の麺がよく合います。


マンゴータンゴはす向かいのカフェ。コーヒーも美味。

チェンマイ・ロイクラトンツアー2014 Day3 その2

2014年11月23日 | 帰国後の生活
サイアム・セラドンで現金を使ってしまったので両替をしなくてはなりません。銀行か両替屋を探さねば、と思っていたらツアーガイドさんがロビーにいたので聞いてみました。すると両替用の現金がありますよ!と封筒をごそっと出してきてくれました。実は初日もお願いしたのですが、銀行と同じレートでやってくれるのでとても助かりました。ついでにランチの相談をしてみたところ、行こうとしていたガイヤーンという鶏のローストなどの店は大体夕方からの開店だというのです。更にお祭り期間中なのでもしかしたら休みかもしれないとのことでした。友人と悩んだ結果、間違いなくやっているだろう市場に出かけてみることにしました。

目指したのはチェンマイで恐らく一番大きい市場、ワローロット市場です。隣接してモン族市場や別の市場があり、巨大なマーケットになっています。ホテルからぶらぶら歩いて15分ほどでしょうか。とりあえずフードコートを目指しましたが、やはりもう午後3時近くでは大半の店が営業を終えていました。幸い麺の店がまだやっていたのでここは是非に!とカオソーイを注文しました。カオソーイはこの辺りの名物料理で、ココナッツとカレーペーストで作る汁麺です。タイと言えばお米の麺が主流ですが、カオソーイは大抵日本のラーメンのような黄色いたまご麺を使うそうです。友人はこのたまご麺が今ひとつ好きでは無いそうで、カオソーイも興味なし(笑)、別メニューを頼んでいました。チキンがもう手羽中の煮込みの残りしか無いけど良いか?と言うのでOKしました。やってきたカオソーイはスープに浸った麺にカリカリの揚げ麺がトッピングされ、小皿には高菜のような漬け物と生の紫小タマネギ「ホムデン(私にはインドネシア語のバワンメラの方が馴染みがあります)」、半分に切ったライムが添えられています。漬け物は苦手なのでタマネギだけ入れて食べてみました。これは美味しい!タイカレー的な味もしますが所謂ターメリックというか食べ慣れた日本のカレー粉のような味もします。ココナッツも効いていて甘辛く、この濃いスープにはたまご麺がよく合うし、ホムデンの辛みがまた良い感じです!途中でライムと、テーブルに常備してある唐辛子を少し入れて味を変えて楽しみました。1杯35バーツ、大満足です。

その後食材の市場に行ってみたのですが、どうも売り場が浮ついていてまだ時間が早いのに片付けをしている店もちらほらあります。今日はお祭りのメインイベント、沢山の山車が旧市街を出発してこのワローロットの辺りまでやってくるのです。そのせいか早い店じまいのようでした。そう言えばガイドさんが「パレートは午後5時にターペー門を出発しますから是非見て下さい!でもタイ時間なので出発は6時かもしれないし7時かもしれません」と言っていたのを思い出しました。折角だからじゃあターペー門に行こうか、と買い物を切り上げ門に続くターペー通りに出てみたところ、既に歩行者天国になっていました。道路の両側には衣類や食べ物を売る店も見られます。麺類1杯ではちょっと食べ足りなかったので、ソーセージ屋台で1個1バーツのころころ丸いソーセージを10個(10個からだと言われました)買って友人とシェア。お米が入っていてプチプチした食感です。美味しい~!更に路上でアイスクリームを売っていたので甘い物を補給。ココナッツのジェラート風のアイスですが、面白いのは紙のカップかコーンか食パンを選べると言うこと。食パンを半分に畳んでアイスを入れていきます。私は紙のカップにして、餅米もプラス。甘いアイスと餅米、めちゃうまです。二人ともこの類でお腹を壊したことはありません。今回も勿論大丈夫でした(笑)。

友人が着ている以前タイで買ったという象柄のゆったりしたパンツがとても素敵だったので、私も欲しいなぁと思っていました。そう言えば回りの外国人観光客はみんなこういうゆったりしたパンツウェアです。たまたまこの数日は涼しいのでデニムでも問題ないのですが、南国ではこういうウェアの方が快適そうでした。モスグリーンの象柄が可愛かったので当ててみるとちょっと長め、聞いてみるとメンズだそうです。でも大丈夫よ!と店員さん。友人も気に入った物があったので2着買うから、と50バーツ負けて貰いました。途中可愛い店を覗きつつ、ターペー門に到着したのは午後5時ちょっと前でした。

ターペー門の回りにはずらりと華やかな山車が並んでいます。でもどうみても出発しそうな雰囲気ではありません。車のエンジンもかかっていないしスタッフも殆どいないのです。丁度門の前の広場に食べ物屋台があったので見に行ったところ、カオニャオマムアのお店があったので購入、食べながら待つことにしました。屋台の一角には警備本部のような軍と警察の方が座っているテーブルがあり、その後ろには椅子が並んでいます。おばあちゃんたちがお茶を飲みつつ座っていましたが、後ろの方が空いたのでそこに座ろうとしたら、おばあちゃんたちが「もっと前に行きなさい!」と座っている軍人さんのすぐ後ろの席を指さしました。ええっ、ここ座って良いの?まるでVIP席です。仕方なく座ったところ、誰も何も言わないので安心してカオニャオマムアをいただきました。

ゆっくり食べて暫く待っていたのですがやはり一向に山車は出発しません。それどころか目の前の山車は車に差す飾りの傘の柄の長さが合わないのか、のこぎりで切り始めました。これは当分動かないと判断し、パレード見物は諦めて狙っていた鶏のローストの店に行ってみることにしました。店は旧市街の反対側の端です。途中私が行きたいと思っていたコーヒー屋があるので、そこでお茶してから、と目指しました。ターペー門を出たのは5時半頃でしたが、歩いているうちにどんどん日が暮れていきます。20分ほど歩くともう真っ暗になってしまいました。お祭りなので人は多いですが、みなターペー門方面に行くのでだんだん閑散としてきています。やっと目当てのコーヒー店を見つけたと思ったら午後6時に閉店したところでした。時刻は6時ちょっと過ぎ。ああ、またやってしまった…。

ここから更に歩き目当ての鶏のロースト店を見つけたのですが、ここも閉まっていました。どうやらお祭りなので臨時休業のようでした。がっくりした私たち、取りあえず近くのカフェを見つけ休憩することにしました。辺りはもうまっくらで夜遅いように思えますがまだ午後7時前なのです。居心地の良いカフェでゆっくり休み、これからどうしようか相談しました。同じ距離を歩いて門まで戻るか、はたまた来るまでホテルまで戻って仕切り直すか…ちょっと歩き疲れたのでホテルまで戻って荷物を置き、ナイトマーケットに行こう、と話は決まりました。丁度カフェの前にトゥクトゥクが拾えたので声をかけたところ「100(イーバイ)!」と一言。市場でもそうですが、どこでも中国語で話しかけられるのです。このトゥクトゥクのおっちゃんは裏道をひた走り、ターペー門付近の通行止めの道路を強引に横切って早々にホテルに帰ることが出来ました。ちなみにこのターペー門付近で、まだ動いていないパレードを眺めることも出来ました。待たないで良かった(笑)。

気持ちを仕切り直してナイトマーケットに行き、フードコートを見つけて食事にしました。私はガパオ(鶏肉とホーリーバジル炒め)のご飯添えに目玉焼きトッピングと、スムージー屋さんでマンゴースムージー。これで合計100バーツ(約350円)です。たっぷりのバジルにスパイシーな味付け、やはりタイはこうでないと!友人は私が平気で食べるのを見て「辛い物食べられるようになったよねぇ」と感心しきりです。彼女とは長いつきあいですが、私が北京に行く前はタイ料理なんて辛くてとても食べられない!と一緒に行ったことはありませんでした。多分これ結構辛いよ~と笑っていましたが、全然辛く感じない私、やはり強くなったんでしょうか。

食後は店を冷やかしたりしてぶらぶら歩きました。マーケットの終点はターペー通りですが、パレードの最後尾がちらりと見えたので少し追いかけて見物です。丁度大きな川にかかる橋の手前で追いつき、見送ることが出来ました。パレードが終わった道路上ではあちこちでコムローイが上げられます。夜空は一面のオレンジの光、時折コムローイに花火を仕込んでいるのか、火花を吹きながら上がっていくものもあります。川沿いの寺院の境内は唄のステージと屋台が並んでいたので入ってみることにしました。タイの伝統料理やワッフルのような洋風の物、果てはにぎり寿司の屋台まであります。可愛い髪留めが沢山売られていたので友人と相談、1本20バーツだというので6本買うから100バーツにしてくれと言ったらOKが出ました。色とりどりのゴムを束ねた可愛い髪留め、もっと買えば良かったと後で後悔しましたが、ここ以外どこにも売っていませんでした。

お祭りで浮かれているマーケットを歩き、ホテルまで戻ります。昨日行ったマッサージ屋に寄って、今回はオイルマッサージ1時間250バーツをお願いしました。香りの良いオイルで全身をじっくりマッサージしてくれます。中国で通っていたマッサージはツボ押し系でしたが、ここではリンパマッサージ風なので痛いことはありません。アジアのリゾートのスパで受けるオイルマッサージほどムードはありませんが(笑)、すっきりリフレッシュしてお店を出ました。マッサージ好きの友人、明日は何にしようかなぁと言っていました(笑)。

今日も長い長い1日でした。ぐっと荷物が増えましたがパッキングはせず袋ごと並べておきます。今したところで仕方ないので…。明日はメインイベントのイーペンライナーですが、ピックアップの3時半まで自由行動です。ネットを駆使して調べまくり、午前中徒歩圏にあるスーパーと、もう一度ワローロット市場に寄ることにしました。実質最終日、悔いの無いようがんばります。


カオソーイ35バーツ!


花屋さんはお供えだらけです。


ソーセージ屋さん。通り過ぎるのは無理…。


アイスクリーム屋さん。結構繁盛してます。


みんな山車の前で記念撮影。


本日のカオニャオマムア。餅米が2色です。


ガパオライス。美味しい~。


道路でもコムローイ上げ。空も星では無くコムローイの明かりだらけです。

チェンマイ・ロイクラトンツアー2014 Day3 その1

2014年11月21日 | 旅行
朝7時に起床。いそいそ窓を開けてみましたがやはりどんより曇り空です。心持ち昨日より遠くが明るいかも…?支度をして朝食を食べに行き、出かける準備をします。暑い南国を予想していたので持ってきた衣類はドライ仕様のTシャツやタンクトップに薄手の羽織り物ばかり。念のため、夜用に持参した長袖のパーカを持って行くことにしました。

朝9時にホテルまで迎えの車がやってきました。現地の旅行会社、チェンマイハッピーツアーで車のチャーターをお願いしていたのです。運転手さんは日本語が話せませんが、友人のタイ語とお互いのちょっと怪しい(笑)英語でなんとかなりそう。行き先は事前に伝えてあり、山の上にあるお寺ドイステープと、チェンマイ市街を挟んで反対の郊外にあるセラドン焼きのショップへ行くことになっています。ですが運転手さん、なにやらドイステープを後に行こうと行っている様子。でもセラドン焼きのショップでゆっくり買い物したいし…とおろおろしていると、ホテルすぐ傍にオフィスがあるというので寄ることにしました。そこで日本人スタッフを交えて話してみると、どうやら山の上は霧が濃いので、後から行った方が良いのではと運転手さんは言っていたのでした。とは言え天気予報から考えると時間が経てば晴れるという訳でもなさそうなので、予定通りドイステープに行って貰うことになりました。

ドイステープ寺院は正式名称「ワット・プラタートドーイステープ=ラーチャウォーラウィハーン」、通称ワット・ドイステープです。通称は「ステープ山」という意味なのでステープ山寺院ということでしょうか。出発前はあまり気にしていなかったのですが、blogに纏めるに辺りいろいろ調べたところ、この寺院は「未年生まれの人の巡礼地」だと分かりました。お参りした際のお祈りの言葉があるそうです。未年の私、痛恨のミスです…!

市街から離れていくと緑がどんどん濃くなります。間もなく道は上り坂になり、くねくねとした山道になりました。道路はキレイに舗装されているし幅も広いので怖くはありません。20分も山道を登ったでしょうか、唐突に道が開けドイステープ寺院の入口が見えてきました。お寺自体は更に上なので見ることは出来ません。ここで運転手さんには待っていて貰い、階段で上がるかケーブルカーで上がるかの2択になります。体力温存のためということで登りはケーブルカーに乗ることにしました。料金は拝観料込みで50バーツ(約170円)。ケーブル代が20バーツで、往復チケットになっています。

空港でもそうだったのですが、タイの観光客向けの場所ではタイ語・英語・中国語の3カ国語表記が非常に多いのです。友人はタイ語が分かりますが、タイ文字は複雑でフォントのが違うと全く違うように見えてしまうことがあるそうです。私は中国語ならなんとか、ということで各地で中国語のお陰でなんとかなりました(笑)。ケーブル乗り場からお寺の解説から注意書きまで、日本語はあまり見る機会はありませんでした。

ケーブル乗り場はエレベーターホールでした。え?エレベータなの?と思ったらなんと入口はエレベーター仕様、中は窓付きのケーブルカーでした。ですが窓はあってもこの線路はすっぽり覆われていて外は全く見えません。窓要らないじゃん!ものの数分で終点に到着です。ちょっと拍子抜けでした。ケーブルを降りると門があり、そこをくぐると広場になっています。小雨がまた降り出しましたが、ここで靴と靴下を脱がねばなりません。雨の当たらなさそうな木陰に靴を置いて、裸足でタイルの階段を上ります。お参り用の花と蝋燭がおいてあるので、20バーツを入れてお供えを取ります。キレイな蓮の花はお寺にぴったりです。

境内はもうまばゆいばかりのキンキラキンです。うわぁ小乗仏教のお寺はあまり来たことが無かったんですが、これはすごい!丁度薄日が差してきて、更にきらきらと輝きます。取りあえず皆の真似をして、お堂の周りをお供えを捧げ持ってぐるりと回り、お供えを供えて蝋燭を灯します。エメラルド色の半透明の仏像がとてもキレイです。お参りをした後、何となく皆に付いていくと別のお堂にお坊さん座っていました。ここで魔除けをつけてくれるそうなので、20バーツを箱に入れます。お坊さんは女性に触れないので、隣にいた男性がお経を唱えながら私たちの手首に白い紐を結びつけてくれます。その後お坊さんが竹箒のようなものでボウルに入った水をばっしゃばっしゃとみなに掛けていきます。かなり濡れますが、これが大事なようです。

天気がだんだん良くなってきました。ゆっくり境内を回ってから戻ることにしました。先ほどの広場には沢山のベンチや椅子がおいてあるので、座ってゆっくり脚を拭いて靴を履くことができます。裸足でぺたぺた表を歩くのはなかなか気持ちが良かったです。帰りは階段ですが、手すりが龍になた豪華な階段は思ったより短く、これなら登りも歩けば良かったかな?という感じでした。龍の階段が終わると、今度は道路まで階段の両側は屋台が沢山出ています。街中と比べてもそれほど高くは無いようでした。

無事運転手さんと落ち合い、車に乗りました。山を降り次の目的地、サンカンペーン地区にあるサイアム・セラドンの店を目指します。車で30分以上はたっぷりかかったでしょうか。車のチャーターは4時間の約束なので大丈夫かとドキドキですが、昼前にはサンカンペーンに到着できました。サンカンペーン地区は他にもセラドン焼きのメーカーや銀細工、工芸品の店が製作所を併設して点在しています。買い物ツアーだと大体手書きの傘やシルク製品、セラドン焼きなどを順に回るようですが、セラドン焼きだけに行きたかったのでチャーターにしてしまいました。中でもサイアム・セラドンは安価で日常使いには最適化と思い選んだのです。

店内は広々としていて、ずらりと陶器が並んでいます。置物やいかにも高級そうなものはガラスケースに入っていますが、殆どは台に平置きです。私は家で使う、煮物などを盛れる中鉢と、おかず皿になる直系25cm程のお皿を2枚欲しいと思っていました。ぐるぐる店内を巡り、無地のグリーンの中鉢(300バーツ)と青海波のような模様のお皿(170バーツ)を2枚ゲット。セラドンは厚手の焼き物なので、それだけでもうずっしり重いです。ですが小物がとにかく可愛い!小さな猫や象の置物、お香立て、灰皿、カップに小皿…スーツケースが許すならもっと買いたいくらいでした。ですが持って帰ることを考え、泣く泣く最小必要限度の小物に止めました。ここではりゅうにウェットフードを食べるための足つきのお皿を購入。本当はロータス模様のソープディッシュやオーバル皿も欲しかったのですが、きっとまた来るぞ!という思いで振り切りました(笑)。

友人もそれなりにお目当ての物を見つけたようです。買い物を終えて店を出るとタイムリミットまであと40分ほどでした。帰りはホテルでは無く、スーパーマーケットで降ろして貰うことにして、ホテルからもそう遠くない巨大スーパー、テスコでチャーター終了です。ちなみにこのチャーターはガソリン代別で、テスコ傍のGSでガソリンを入れ、代金を私たちが支払うというシステムでした。ガソリン代は160バーツでした。

巨大スーパーであれこれ物色しましたが、友人が探していた物は見つかりませんでした。私は友人のすすめであれこれ小物やスパイスを購入。チェンマイは市街地にはこういうスーパーが殆どありません。大型スーパーは郊外のバイパス沿いにあるようです。また来るのは面倒なのでできるだけこの日に済ませられるようにしました。定番唐辛子にココナッツパウダー、トムヤムクン味のプリッツはダンナのお土産に。また友人お勧めの肌につけるパウダーを購入しました。日焼け止め効果もあり、ベビーパウダーのように粒子が細かいので肌がべた付かなくなるようです。このパウダーはタイではポピュラーだそうで、売り場にもかなり広い面積を取って並んでいました。

トゥクトゥクというバイクタクシーで帰りたかったのですがつかまらなかったので、ソンテウという乗り合いバス?で帰ることに。乗り合いなのであちこち回ることになり、結構時間がかかってしまいましたが街を楽しんだと言うことで良しとしましょう。この次点で午後2時過ぎ、まだお昼ご飯を食べていません。さて何を食べに行こうかな…?



エレベーターの窓からの景色。窓は無意味…。


裸足ですがタイル敷きでキレイです。


金色の仏塔。薄日が差すとキラキラ光ります。


いろいろな仏像の前でお祈り。


こんな風に運ぶようです。


ここで魔除けを貰います。


魔除けの白い糸。結び目があります。


帰りは階段で。登りも案外行けたかも…。


チェンマイ・ロイクラトンツアー2014 Day2 その2

2014年11月17日 | 旅行
小雨が降る中、バスはメイピンホテルを出発しました。行き先は郊外にあるダラデヴィ・チェンマイ。最高級クラスのホテルです。今夜はここでツアー会社主催のディナービュッフェとコムローイ上げ、ロイクラトンを流すイベントが行われるのです。夕方のラッシュアワーのせいか道路は大混雑、本来なら20分ほどで到着するようですが、結局1時間近くかかってバスはホテルに到着しました。

狭い石造りの門を入ってパーティールームのある建物に向かいます。このテラス部分にはタイの伝統的なおやつや軽食がその場で作られて提供されていました。バナナのフリッターや小エビの唐揚げ、ココナッツやたまごを使った甘い焼き菓子、レモングラスのジュースなどなど…これはビュッフェではなくウェルカムフードなのだそうです。私の一番気に入ったのは葉っぱにナッツや刻んだタマネギ、小エビなどを入れて丸く包んだもの。葉っぱの香りがとても良く、ざくざくした歯ごたえもたまりません。余りに美味しかったので、着席後また貰いにいってしまいました。

会場内に入ると天井の高い大きな宴会場でした。事前に座るテーブル番号を聞かされていたので、迷うこと無く席に着きます。暫くするとスタッフからの挨拶の後、ステージではダンスショーが始まりました。食事は会場の両サイドのテラスにあるのですが、人数に比較して狭いのでスタッフがテーブルごとに順番に指示していきます。それでも無視して食事を取りに行ってしまう人がちらほらいてびっくり。以前住んでいた某国なら分かりますが(笑)日本人なんだから話を聞こうよ…。

食事メニューはタイ料理ですが、かなり洗練されています。揚げ物やサラダ、定番タイの焼きそばや和え物など、老若男女いる客層を考慮してか、タイらしい辛さは控えめになっています。ですがこれがとても美味しい!ローカル食堂のがつんという味付けも好きですが、こういう上品なタイ料理も美味しいなぁ~。デザートコーナーはべつにあり、ココナッツをふんだんに使っているタイ伝統のお菓子からマカロン、チョコレートのデザートまで揃っています。目に付く物をいろいろ持ってきましたが、思っている味と違ってびっくりすることも。でも美味しくないのでは無く、めちゃ美味しいのです。タイで完璧なマカロンが食べられるとは思っておらず、そこにもびっくりでした。お菓子はどれも甘さ控えめ、お腹が許せばもう一度もらいに行きたいくらいでした。

ちなみにこのディナー、飲み物は別料金で設置された飲み物カウンタでお金を払って受け取ります。お水もあったし、最初にもらったジュースもあったので私たちは結局それで最後まで通してしまいました。その後抽選会があり、ホテルの宿泊券や航空会社のグッズなど品数もそこそこあったのですが、何せ総勢300人…私も友人も残念ながら何も当たりませんでした。

この間も雨は降ったり止んだり、なかなかスカッと上がってくれません。コムローイは紙で出来ているので、水に濡れてしまうと重くなり飛ばなくなってしまいます。ホテル側からは飛び損ねたコムローイが建物や木に落ちて火災の心配があるので中止して欲しいとの要請があったようですが、ツアー会社はなんとか食い下がってくれたようです。結局雨が上がった隙を狙って、建物に影響の無い芝生の中庭で行うことになりました。本当はエントランス前で荘厳なダラデヴィの建物を眺めつつ…というシチュエーションだったようですが、出来るだけありがたいです。ツアー会社としては、本番は2日後のイーペンライナーインターナショナルなので、予行練習にということもあったようでした。場所が少し狭いので、これまた順番に呼ばれ、中庭に出て行きます。

初めて見るコムローイは思ったより大きかったです。ラプンツェルの映画では卓上ランプくらいの大きさだったと思いますが、こちらは直系1m!高さは1.5mくらいでしょうか。丸い竹製の輪の中心に、3方向から紐状の物で燃料をしみこませたドーナツサイズのものが吊されています。この竹製の輪に紙袋が付いているようなものでした。ホテルのスタッフが今回は大勢手伝ってくれ、コムローイを広げたり火をつけたりしてくれるので安心です。

順番になり、友人とコムローイを持ちました。燃料が勢いよく燃え、紙袋の中はどんどん熱くなります。この日は湿気のせいか、暖まってくるとコムローイから蒸気がもくもくと上がり始めました。でもまだ我慢我慢!完全に空気が暖まるまで手を放してはいけないのです。きちんと持っていないと紙袋があおられて燃料の火が引火しそうになります(実際することもあります)。5分近く我慢して、スタッフの合図で呼吸を合わせてコムローイを押し上げるように空に放します。するとコムローイはゆらゆらしながらも、かなりの勢いで空高く飛んでいくのです。

下から見ると炎のオレンジ色が白いコムローイの内側を照らして、まるでクラゲを下から見ているようです。みるみるうちに空高く上がり、まるで星のように小さくなりました。風向きのせいで、コムローイは同じ方向に流れていくのでオレンジ色の天の川のようです。あちこちから歓声が上がっていました。

この後、ロイクラトンというお供えに火をともしてホテル内の池に流すことになっていたのですが、一日雨だったお陰で水辺がぬかるんでたいへんなことになっているようでした。残念ながらロイクラトン流しは中止になりましたが、バナナの葉と蘭の花で飾られたキレイなロイクラトンをお土産に貰いました。ホテル近くの川で流せる人はどうぞ~!ということでした。

再びぽつぽつ降り始めた雨の中をホテルまで戻りました。時間は10時前、まだ賑わっていると言うことなので、徒歩数分のナイトマーケットに行ってみることにしました。ナイトマーケットは毎晩700mほどの道路を通行止めにして行われています。このマーケットを当て込んでか、道路の両側には大きなフードコートや土産物が並ぶアーケドがずらりと並んでいるのです。この日はまさか行けると思わなかったので偵察がてらという感じでしょうか。ホテルからだと丁度マーケットの真ん中辺りに出られるので、この日は南下してあれこれ見物しました。

売られているのはTシャツやら象プリントのエスニック衣類が多く、アクセサリやソープカービングなどもちらほら見かけます。その中でも友人が事前入手していた是非買うべき物は「ガラメー」、キャラメルです。バーガーキング前に出店しているガラメー屋が美味しいとのことで早速行ってみました。並ぶガラメーは黄緑に赤、黄色に茶色…正直美味しそうとは思えません(笑)。ですが見ていると味見をさせてくれました。お勧めはこれ、とゴマの入った緑色のもので、食べてみるとなんとココナッツ!キャラメルと言うより緩いグミっぽい感触です。更にコーヒーにパッションフルーツ、どれも美味しい!ということで、自分で詰めて500g100バーツ(約350円)。お土産に配れそうです。

小雨が時折ぱらつく中、ガラメーをもって部屋に戻りました。それにしても盛りだくさんの長い一日でした。ベッドに入ったのは1時頃でしたが、日本時間なら午前3時、通りで眠い訳です。2日目はちょっと郊外まで行くので少し早起きでがんばります…。

コムローイ上げ



美味しかった葉っぱ包み。


ずらり並んだロイクラトン。


どれも美味しかったデザート。


タイと言えばやはりフルーツカービング!


コムローイ上げ成功!