気ままの記(T・I )

自由に思いのままを少しづつ、 お気に入りの色々で~
お陰様の“シニアブログ”を 楽しんでいます。

記憶

2009-02-21 | エッセー風
どんなに儚く 虚しくてもいい
   今となれば 片想いでもいい
   あの時の 偽りのない 掛け替えのない
   数年の事実が 私の命だった
     一生分の命だった

  藤沢周平の「蝉しぐれ」の文四郎と福の純愛
  伊藤整の「野菊の墓」の政夫と民
  アンドレジッドの「狭き門」のアリサとジェローム

   私には誇れるものは 何一つもないが
   素直な心の純粋さは
   天にも輝く大きな星程の
   価値ある遠い想い出が有るだけ