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窓の結露対策

2022-03-03 | 知っておきたいこと

皆さんこんにちは。

今回は、窓の結露対策についてお話します。

冬場の結露、ヤですよねぇ~。

この時期になると決まって目のかゆみ、くしゃみ、セキに悩まされていませんか。

それってハウスダストのひとつ、カビが原因かも知れません。結露で発生したカビを吸い込んで、アレルギー症状を起こしているのかも知れません。

花粉の時期とも重なるんで要注意です。

 

なぜ結露するのか

 冬に家の外へ出て息を吐くと白い息になりますよね。実はこれ、温かい息が外の冷たい空気に冷やされて結露しているんです。

 部屋の空気も冷やされると結露します。部屋の空気は主に窓ガラスで冷やされます。窓ガラスは外気でとても冷たくなっています。だから結露するのは主に窓ガラスなんですね

でもよく見ると、窓ガラスの結露って、上よりも下のほうが結露していませんか? 

 これは、部屋の空気が上(天井)よりも、下(床)のほうが冷たいからです。下の冷たい空気が窓ガラスに触れてもっと冷やされるから結露するんです。上の空気は結露するほど冷たくはなりません。

 ひとまずここまで、部屋の空気は冷えたものに触れると結露するということがお分かりいただけましたでしょうか。

 

ポイントはガラスを冷やさないこと

 部屋をいくら暖房しても窓ガラスが冷たければ結露します。夏に冷たい飲み物が入ったペットボトルが結露するのと一緒です。いかに窓ガラスを冷やさないか。ここがポイントです。

レストランで氷水が入ったピッチャーは、二重構造だから結露しません。これと同じように、ガラスが2枚になっているLow-Eガラスやスペーシアなどの真空ガラスでは結露しません。(2枚ガラスでもグレードによっては結露します) 

 

結露しない窓もある

 家じゅうの窓が結露するわけではありません。結露するのは主に寝室ので、腰高窓ならそこまでひどくはないでしょう。

 また、加湿器を多用したり、石油ストーブで暖房したりする部屋では、窓以外で結露することもあります。特に灯油には水素がたくさん含まれているので、燃やしたぶんだけ水蒸気が発生します。

 それに対して廊下や階段の窓は、湿度や室温があまり上がらないので結露していないと思います。

 

窓の断熱が必要な部屋

 リビングは家族が集まって過ごすので、結露が気になれば、ふき取ったり、窓を開けたりもしますが、寝室はそうしたことが少ないので、結露が残ったまま、カビも発生しやすくなります。

 窓の断熱が必要な部屋を決めることで、コストを抑えて快適な住まい作りができます。

 

窓ガラス以外に結露する場所

 窓ガラス以外に結露する場所、それは結露する窓周辺の壁(外壁)の中です。その結露をシャットアウトするには、その壁に発泡ウレタンという断熱材を吹き付けてしまうことです。発砲ウレタンなら壁に密着して一体になり冷たくもなりません

 ちなみにグラスウールのような繊維状の断熱材は、発泡ウレタンと違って壁に密着しないので、防湿シートを使ってなるべく壁の気密性を高めて、空気の出入り口になるコンセントやスイッチ類を、外壁ではなく間仕切り壁に付けることで、壁体内結露が防止されます。

 

以上で終わります。あなたの住まいづくりに少しでもご参考になれば幸いです。

最後までお読みくださりありがとうございました。

それではまた。住宅アドバイザーの三十三でした。

 


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